男は息子から目をそらした。未婚の母は認知すら拒否する69歳から養育費を取れる?
(再びパーソナリティ)
ドリアン助川:
もしもし?
相談者:
はい
ドリアン助川:
もう、今、もう、先生仰るとおり、気持ちの点ではそれが一番大事だと思うんですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あのお、やっぱり、あとプラス、先ほどあのお、ま、子どもがまだ小さいから働け、ないんです、と仰いましたけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
環境って、やはり他人が寄こす環境ってのはどんどん変わっていきますので、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あのお、やはり、何か少し、あなたが、どうにかして、その、自活していく方法ってのを、手に入れられた方がいいかなっていうふうな気がしました、横で聞いていて。
相談者:
ああ、そうですか。
ドリアン助川:
はい
相談者:
分りましたあ
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい
ドリアン助川:
では、失礼します
相談者:
あ、ありがとうございましたあ
(内容ここまで)
最近はあんまし聞かれなくなったけど、妾、妾の子、ってのがあって、経済的に成功した男の特権でもある。
昔の話?
そんなこともないよ。急に西洋かぶれした価値観に変わったもんだから、大っぴらにしなくなっただけだ。
芸能界、スポーツ界にゃ、今でもゴロゴロ転がっている。
このカップルも、相談者が男から20万円を受け取っていた頃の話はそれに見えなくも無い。
全然違うんだけどね。
どこが?って、男が女に結婚をチラつかせてたところが、もうね。
妾ってのは、本妻を脅かす存在じゃないのよ。
男は女の生活を保証し、子どもが出来れば、女は責任もって立派に育てる。
男のお眼鏡に適(かな)うように、それこそ本妻の子に負けないくらいにね。
そして、それを見て見ぬフリ出来る本妻。
今日の相談が、どうしてこんな汚い話になってるかっていうと、分不相応な男と女が、踏み入れちゃいけない世界に足を踏み入れてしまったからだ。
二人のどちらかでも覚悟を決めて本気出せば問題にすらならない。
男は強権を発動して会社からカネをひねり出せばいいだけだし、女だって身を粉にして働けば済む話だからだ。
つまり、それはしない、したくない、という都合だけのお話。
ハプニングではないんだよ。
妾という、責任と分別の世界とは似ても似つかぬ、そうだな・・「鬼畜(松本清張)」なんかを彷彿とさせる話だ。
鬼畜
松本清張の小説。
実話がベースとなっている。
家庭を持つ印刷屋の主である気弱な男が、浮気相手に3人の子どもを産ませるも、事業に行き詰る。
子どもを押し付けられ、困った男は恐ろしい行動にでる・・
1978年に映画化(松竹)。
キャスト: 緒形拳、岩下志麻、小川真由美
2002年にTVドラマ化(日テレ)。
キャスト: ビートたけし、黒木瞳、室井滋
強制認知
男の意思に関わらず裁判所が父子関係の認定を下すこと。
昔は、数多(あまた)の民事訴訟と同様に、お互いの主張を聞いて裁判官が判断していたが、DNA鑑定という方法が出てきて状況は一変。
ちなみに、父親の自主的な届けによって行うのが任意認知。
男が任意認知を拒否している以上、強制認知するしかない。
ただ、
大迫弁護士 「(DNA)検査が出来ればね、認知の請求は認められる」
この”出来れば”というのは、あくまでDNA検査は本人同意の下でしか行われないということ。
刑事事件の容疑者でもない限り、いくら裁判所でもDNA検査を強制することはできない。
じゃ、男がDNA検査を拒否したら、父子の証明は不可能となって、認知を得ることは出来ないのか?
心配ない。
そこまで相手がゴネれば、今度は裁判所が判断してくれる。
判断材料は昔と同様、状況証拠ということになるんだけど、昔と大きく違うのは、そもそも父子関係を否定していながら、それを証明できるDNA検査を拒否していることが、何よりの判断材料になる。
今日の相談では、男が母子に対して相場以上のカネを長期間支払っていた実績だってあるんだから、結果は推して知るべし。
男に逃げ道はない。
「私も一言 宜しいでしょうか」w
なんなんでしょうかね。
どこまで行っても子供が被害者になってしまうんですよね。
大人の事情でこの世に生まれて この有様。
経済的にもそうですが 何より初めから父親がいないんですよね。
大迫弁護士の言うように これから子さんには とにかく淋しい想いや 悲しい想いをさせないように お母さんは常に気をつけてほしいです。
「はい はい」とお返事するようなことではなく もっと 重〜いことなんです。
もちろん 父親は逃げられません。
うん、祖父でも祖母でも、この子の存在を無条件で受け入れる人が一人でもいれば、それをこの子が意識できればメンタルは成長出来るんだけどね。
母親すらお荷物感出てるし・・
この相談から「鬼畜」を紹介してこられるとはすごい…!
面白いのでこれからもちょくちょく映画の例えやってくれたらうれしいです!
そう?
相談者の男も主人公と本性は一緒かなって。
あとは善人が隠し持ってる狂気(小説のテーマ)が出るきっかけが有るか無いの差しかないっていう。
映画大好き、しばらく見てないなあ。
これから意識するようにするわ。