生後すぐの息子に難病の疑い。自責と妬みに苛まれる母親
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
こんにちは、お願いします。
大原敬子:
いえ、どっから喋っていいかわからないんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
わたしと、あなたが、一緒になって、
相談者:
はい
大原敬子:
きれいごとではなくって、今日一日、
相談者:
はい
大原敬子:
明日一日?
どう生きていくか?ってことを、一緒に考えていきたいな。
なぜそれを思ったかっていうと、
相談者:
はい
大原敬子:
妬みの中にも、自分自身の妬みと、お腹を痛めた子どもの不憫さで、他人の子どもを見る痛みってのは、違うんですね。
相談者:
うん・・
大原敬子:
それは、わたしも、自分も、
]相談者:
はい
大原敬子:
子どもで、そういう体験をしたものですから、
相談者:
はい
大原敬子:
母親がわが子に対する子どもは、
相談者:
はい
大原敬子:
何人いても、その子はその子なんですよね。
相談者:
うん・・はい・・
大原敬子:
だから、ふと、あまりにもあなたがのめり込んでしまうと、
相談者:
はい
大原敬子:
お兄ちゃんてのがいかなくなってしまうとこがあると思うんです。
相談者:
うん、うん、はい
大原敬子:
そのぐらいにい、子どもに対する思いっていうのは、あなたほどではないんですけども、分かるんです。
一番それを感じたときは、
相談者:
はい
大原敬子:
子どもが入院しましたね?
(これ大原さん自分のこと)
相談者:
はい
相談者:
そして、あの、お世話になった幼稚園に、
相談者:
はい
大原敬子:
お礼に行ったときに、
相談者:
はい
大原敬子:
あらあ、こんなに、他の子は元気なのに、なぜ、うちの子だけは、こうなってしまったんだろう?と思ったときに、
相談者:
はい
大原敬子:
周りが見えなくなったんですね、わたくしの場合は。
相談者:
うん・・
大原敬子:
そして、吹っ切れたのは、
相談者:
はい
大原敬子:
誰も居ない部屋で、
相談者:
はい
大原敬子:
初めてです、生まれて初めて、もおのすごい大声で、足をバタつかして、泣き叫んだんです。
も、声が枯れるまで泣きました。(泣)
相談者:
はい・・
大原敬子:
で、その後、フ~ってしたときにい、
相談者:
はい
大原敬子:
あれ?、泣いた後、わたしこの後、何するんだっけ?と思ったんです。
相談者:
え・・
大原敬子:
そしたら、子どもは、わたししか、すがる相手はいないわけですよねえ?
相談者:
はい
大原敬子:
わたししか、やることがないと思ったときにい、ほんの少しでも立ち上がれたんです。
相談者:
はい
大原敬子:
それまではですね、その大声で泣くってことをやってないと、
相談者:
はい
大原敬子:
どおしても、同じ年齢の子を見てしまうと、なんでわたしだけ?、こんな目に遭うんだ?ということになってしまうんですね。
で、他のお子さんを
相談者:
はい
大原敬子:
見るのが嫌になるんです、辛くて辛くて。
相談者:
今、そんなに沢山ではないですけど、、嫌な気持ちはあります。
大原敬子:
そうでしょう?
相談者:
はい
大原敬子:
それは、わが子が可愛いって気持ちと、わが子をこうしてしまったっていう、不憫さが、そうしてるんですよね?
相談者:
うん・・
大原敬子:
だけど、現実を受け入れるのが子どもなんですよね。
相談者:
そうです。
大原敬子:
だって、他の子と比べるということないですから。
相談者:
はい
大原敬子:
そうでしょう?
相談者:
はい
大原敬子:
で、そのときに、わたしがまずやったことです。
これが、参考になるかわかりませんけども、すごく楽になったのは、
相談者:
はい
大原敬子:
絶対に笑おうと思ったんです。
相談者:
ふうん・・
大原敬子:
笑う。
相談者:
笑って・・
大原敬子:
笑うとねえ、
相談者:
はい・・
大原敬子:
子どもって分かるんですね。
とにかく、よくわたくしの祖母も言ったんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
子どもが一番の宝は何?、って言ったらね、
相談者:
はい
大原敬子:
おいしい、お母さんが作った食べ物と、お母さんの笑顔って言うんですね。
相談者:
うん・・
大原敬子:
でもこういうときって料理を作る気にならないんです。
相談者:
うん・・
大原敬子:
だから何ができるか?って言ったら、笑顔なんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
で、とにっかく笑顔で向けました。
相談者:
笑顔・・
大原敬子:
はい
相談者:
はい
大原敬子:
次は語り掛けました。
相談者:
はい
大原敬子:
たぶん、まだ坊やちゃん小さいと思いますけども、
相談者:
はい
大原敬子:
語り掛けって大きいんです。
「そおなのお、いい子ねえ」、って
「もうちょとね」、とかってね、
相談者:
うん
大原敬子:
常に語り掛けるんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
と、子どもはね、目をこらして、お母さんの口元と、
相談者:
はい
大原敬子:
目をこう泳がせるんです。
相談者:
うん、うん
大原敬子:
そして初めて、絶対にこの子を、わたしが守るんだっていう力は、そっから来るんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
ただ泣いてばかり
相談者:
うん、うん
大原敬子:
人の、その、妬みばっかりしてると、その子ども自身の存在感が疎ましくなってしまうんです。
相談者:
うん・・
大原敬子:
だからとにかく語り掛ける。
相談者:
語り掛ける・・・
大原敬子:
はい
次はスキンシップです。
相談者:
はい
大原敬子:
子どもってのはね、
相談者:
はい
大原敬子:
ほとんどの子はおんなじじゃないでしょうかね・・
ここが痛いとか、あっちが痛いって言うときにね、
相談者:
はい
大原敬子:
そこに頬を持っていくんです。
相談者:
うーん
大原敬子:
そうするとね、「痛くないよ」って言うのがほとんどの子なんです。
相談者:
はい
大原敬子:
と、おんなし様に、
相談者:
はい
大原敬子:
この子の場合に、オムツを替えたとき、おへそのところにチューをしてあげるとか、
相談者:
うん・・
大原敬子:
とにかくお母さんの口元をですね、
相談者:
はい
大原敬子:
その子に触れてあげることなんです。
相談者:
へえ・・
大原敬子:
も、可愛い、可愛い、可愛いってことで。
もお、赤ちゃんのね、背中にチュウチュウしてください、ほんっとに可愛いから。
も、毎日、毎日、それやってると、何かっていうと、
相談者:
はい
大原敬子:
その自分がやってる行動の中で、勇気がもらえて、
相談者:
うん
大原敬子:
絶対にこの子を、わたしは、育て上げるという、決意が出るんですね。
その子を守るには、あなたなんです。
相談者:
はい
大原敬子:
その次にドクターなんですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
病院の医師との関係は、
相談者:
はい
大原敬子:
先生に絶対的な信頼関係で、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたは心を託すこと。
相談者:
はい
大原敬子:
だから、あなたがドクターとの関係は、
相談者:
はい
大原敬子:
ただこの子を見てもらうんではなくって、あなたの胸の苦しさも、ドクターに、愚痴ではなくってね、話すことなんです。
そしてそれが、あなたにとって元気になることなんです。
相談者:
はい
大原敬子:
元気になってね、ってことはカラ元気ではなくって、やることをやってるうちに、こんなにこの子がこの目でわたしをすがってるんだって。
相談者:
うん
大原敬子:
わたしが諦めたら、もう、この子はないんですよ。
相談者:
うん・・
大原敬子:
あなたが、前向きって仰いましたよね?
相談者:
はい
大原敬子:
諦めないってことでしょう?
相談者:
はい
大原敬子:
その当時は、同じ、年子のお子さんは絶対に見なかったですね、見れなかった。
大原敬子:
ああ・・
大原敬子:
ところがその大声を出した後です。
相談者:
はい
大原敬子:
ドンマイ、何を言ってるんだって。
自分の子どもを自分が離してどうなるんだろう?と思ったときに、その、同し年齢の子と、語り合うこと出来たんです。
そして、いけるなあ、と思ったんです。
相談者:
へえ・・
大原敬子:
だから、あたしはあなたに頑張ってとは言わないんですね。
ただ、一緒になって、あなたが心から元気になることですよね。
この子は、
相談者:
はい
大原敬子:
不幸とは思ってない、ってことを忘れちゃいけないんです。
相談者:
うん
大原敬子:
不幸はお母さんの目がさしてるんですよ。
相談者:
じゃあ、わたしがこの子をずっと、可愛そうとか、申し訳ないとか、不幸だなって思って育てたら、
大原敬子:
その子に失礼です。
相談者:
その子は自分のことを、
大原敬子:
そうです、不幸だと思います。
相談者:
うーん・・
大原敬子:
そうしていながら、あなたは幸せよ、って言われても子どもは分からなくなってしまう。
相談者:
うん、うん、うん、うん
大原敬子:
も、絶対に、
相談者:
はい
大原敬子:
わたしの子どもは幸せと思うことです。
相談者:
わたしの子どもは幸せ・・
大原敬子:
絶対幸せ。
あなたがこの子を生んで、
相談者:
はい
大原敬子:
この子はお母さんしかすがる相手はいないんです。
相談者:
はい
大原敬子:
だから、大いに泣いて、
相談者:
はい
大原敬子:
病院の先生とは、ほんとに、あなたが信じていけば、病院の先生の態度はどんどん変わってきます。
相談者:
はい
大原敬子:
子どもは、
相談者:
はい
大原敬子:
不幸せと思ってないってことを、頭に入れてくださいよ。
相談者:
はい
大原敬子:
ほんっとにね、めげないで頑張って欲しいと思いますけど。(泣)
相談者:
はい
大原敬子:
忘れないで。
チュウチュウですよ(笑)
相談者:
(笑)
大原敬子:
いい?
ほんっとに可愛くなるから
相談者:
はい、いっぱいチュウして、
大原敬子:
そお
相談者:
はい
大原敬子:
先生いかがでしょうか?
(再びパーソナリティ)