ヤミ金からトイチで10万を借りてしまった生活保護の男
(回答者に交代)
大迫恵美子:
もしもし?
相談者:
はい
大迫恵美子:
はい、こんにちは。
相談者:
こんにちは
大迫恵美子:
えーとですねえ、
相談者:
はい
大迫恵美子:
その5、6年前にい、口座の中に、その生活保護がね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
のお金が入ってなかったそうですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
その前にキャッシュカードか何かを、誰かに渡しましたか?
相談者:
わたしい、病院に入院したんですよね。
大迫恵美子:
はい
相談者:
身体の具合が悪くなって、一ヶ月ぐらい、入院したんですよね。
大迫恵美子:
はい
相談者:
その間、人お、頼みで、鍵い、渡して、人頼みで、モノを持って来てもらったりとか何かしとったんですよ。
大迫恵美子:
はい
相談者:
ほいで、通帳やら、カードなんかは、一切、引き出しに入れたまんま、信用しちゃって、そういうことしないだろうと思って、信用しとったんですよね。
大迫恵美子:
はい
相談者:
したら、銀行に行ったら、ゼロになって、下ろされて、何も無くなっちゃったっていうことでですよね。
大迫恵美子:
通帳やね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
カードが残されていたんですか?
相談者:
いや、もお、家に、退院して帰ってきたときには、もう、通帳、とか、カードは無かったです。
大迫恵美子:
ふうん・・
銀行で、いつお金が下ろされたか調べてもらったら、分るでしょう?
相談者:
いや、それも、あの、女の人が下ろしたってことで、何か、覆面みたいなのして、よく顔は見えなかったっていう、あの、話なんですよ、警察は。
大迫恵美子:
あー、あの、ATMで、えー、下ろしてるところが、カメラに映ってたってことですか?
相談者:
そうです。
大迫恵美子:
あー
あなたが鍵を渡してね、留守を頼んでいた人は女の人なんですか?
相談者:
そうですよ。
大迫恵美子:
うん、その人には聞かなかったんですか?
相談者:
いやあ、その人かもしれんしい、自分も、根性いいもんだから、人を、疑うことを、知らないから、分らないんですよ、よくねえ。
大迫恵美子:
まあ、その女の人を信用して鍵を渡したら、口座のお金が無くなっちゃったということですね?
相談者:
そうです。
大迫恵美子:
はい
えーっと、それでえ、このね、5万円づつ2回借りたってことですけどお、
相談者:
はい
大迫恵美子:
返済方法については、借りるとき言われたでしょ?
10日毎に1万円づつだって言われたでしょ?
相談者:
言われないですよ、なんも、そのときは。
大迫恵美子:
あ、そのとき、言われないんですか?
相談者:
なんにも言われなかったちゅう。
大迫恵美子:
じゃ、どうやって、
相談者:
あの、その人も借りたときには何も言われなかったですよお。
それで、
大迫恵美子:
ふうん、どうやって返すって話だったんですか?
相談者:
あのお、毎月払えばいいと、自分では思って、気楽に、借りたんですよお。
大迫恵美子:
ふうん
相談者:
たら、その女の人が、冗談じゃないと。
トイチで、だから、10日で1万円払わなんだったら、ダメなんだっていう、ことなんですよ。
大迫恵美子:
ふうん
その女の人とはどこで知り合ったんですか?
相談者:
その人は、タクシーの運転手なんですよ。
大迫恵美子:
あー
えーっと、タクシーに乗ったときに?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
その、えーっとお、お金を借りるところがないかどうか、聞いたんですか?
相談者:
いや、違いますよ、◆#$でえ、%□るう、借りる、いいとこがあるから、世話してあげるちゅうて、世話してもらったの。
大迫恵美子:
その人とは、前から知り合いだったんですか?
相談者:
いや、タクシー乗って、お客さんと運転手っちゅう、ような状態だった、って、そんな、深い知り合いでは、なかったですよね。
大迫恵美子:
あの、あなたがお客さんでタクシーに乗ってえ、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
お金がなくて困ってるんだって運転手さんに話しかけたってことですか?
相談者:
はい、それは、言いました。
大迫恵美子:
そしたら運転手さんが、借りられるところがあるよって教えてくれたってことですか?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
それでえ、えー、その、おー、仲買人ですか、その人に会ったってことですか?
相談者:
そうです。
大迫恵美子:
えーと、それはね、どこかお店に行って、会ったんですか?
相談者:
6階建てのマンションだったねえ。
大迫恵美子:
そこへ尋ねて行ってえ、契約書にサインしたりしたんですか?
相談者:
あい、しましたよ。
大迫恵美子:
そうすると場所はだいたい覚えてるわけですね?
相談者:
覚えてますよ。
大迫恵美子:
今もそのお店ありますかね?
相談者:
ありますよ。
大迫恵美子:
うん
まあ、あの、10日に一万円づつっていうことですけどお、
相談者:
あい
大迫恵美子:
これは、まあ、あの、闇金ですよね、いわゆる。
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
ええ
あの、闇金っていうのはね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
これは、あの、貸し金業法違反ということでえ、警察に捕まっちゃうようなことなんですよ。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
警察にい、相談しても、相談に乗ってもらった・・
相談者:
いや、何か、事件が何か無ければあ、引き受けることは出来ないって言われ・・断られたんですよ。
大迫恵美子:
それはいつですか?
5年前の話ですか?
相談者:
いや、今年のですよ。
大迫恵美子:
あ、今年になってから相談したんですか。
相談者:
そうですよ、警察にはね。
大迫恵美子:
はい
あのね、法テラスっていうの聞いたことありますか?
相談者:
あい、聞いたことありますよ。
大迫恵美子:
あのお、無料で相談に乗ってくれる弁護士がいるところですけど。
相談者:
あい
大迫恵美子:
そこにご相談になってね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
弁護士から、通知を出してもらうと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
取立てが出来なくなるんです。
相談者:
ああ、なるほどね。
大迫恵美子:
ええ
だから、あなたのね、今、その闇金から追いかけられてるっていうこともね、法テラスの方に相談すれば、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
弁護士が、その闇金の取立てを、止めるようにね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
通知を出してくれるっていうことがあるんですけどお、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
それを試してみてはいかがですか?
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
ただね、これがとても大事なことなんですけどお、
相談者:
あい
大迫恵美子:
あのお、闇金業者っていうのは、
相談者:
あい
大迫恵美子:
元々お、規則を守らない、法律を守らないでお金を貸している人たちなんですね。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
で、弁護士が入って、通知を出すと、取立てをしてはいけないっていうのも、これも法律なんですう。
相談者:
あー
大迫恵美子:
だからあ、元々、法律を守らないと、いうつもりで商売をしていますのでね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
もしかしたら、弁護士が通知を出しても、その法律を守らないで、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
取立てを続けるかもしれません。
相談者:
あー
大迫恵美子:
で、そのときにね、弁護士としては、あなたにね、もう弁護士が入ってるんだから、絶対に払わないでくださいって言うんです。
相談者:
あー
大迫恵美子:
それをあなたが守ってくれればね、取立ては止みます。
相談者:
あー
大迫恵美子:
むこうも商売ですからね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あなたが絶対払ってくれないと分ってるのに、交通費を使って、あなたの家を訪ねたりね、電話をしたりするのは、経費がもったいないので、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
取立ては必ず止みます。
ですけど、一回行ってね、
「そんなこと言ったって、怖いんだから払いなさいよ」
って、言ったらね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あなたが、
「ああ、怖いから払おう」
って、払ってくれるとしますよね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そしたら、また来ます。
いくら弁護士が通知出してもね。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
だって、あなたが払ってくれるんだから。
払ってくれる所には何回でも行きます。
相談者:
あー
大迫恵美子:
だって、払ってくれれば交通費が出ますからね。
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
ええ
だからあ、
相談者:
はい
大迫恵美子:
これをね、止めるのは簡単なことで、あなたが、絶対に払わないっていうことを続けていれば、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
向こうは商売ですから、無駄なことに、その、交通費掛けたりしないんです。
相談者:
あーなるほどねえ
大迫恵美子:
うん、でもね、あの、(笑)そこが分かれ目なんですけど、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
それを、ちゃんと分っていてえ、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
絶対に払わないぞって、頑張れる人は、取立てが止みます。
だけど、怖いと、思って払っちゃうと、ずうっと、また取り立てに来ます。
いくら弁護士が通知出してもお、あなたが払ってしまえばね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
弁護士の通知怖くないですから、むこうはね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたが払ってくれるならば、それ取りに行った方がいいのでえ、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
また来ます。
だから、あなたが、(笑)この問題をね、解決したいならば、絶対に払っちゃいけないんです。
もお、「電車賃だけでも払え」って言われても払っちゃダメなんです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
「子どもじゃないんだから、手ぶらで帰れない、ここへ来るのに何百何十円掛かったんだから何百何十円払え」
って言われてね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
「ああ、何百何十円ぐらいならしょうがないか」
と思って払ったりすると、また来ます。
相談者:
絶対、払わない方がいいんですね。
大迫恵美子:
絶対払っちゃダメなんです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
だから、頑張ってね、
「いやいや、もう無いものはもう払えない、もう払わなくてもいいはずだ、弁護士が払うなって言ったから」
って言ってね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ずうっと頑張っててくださいよ。
相談者:
はい、分りました。
大迫恵美子:
それが出来なければダメですよ。
相談者:
あい
大迫恵美子:
だいじょぶですか?
相談者:
ええ、だいじょぶです。
(再びパーソナリティ)