勤続24年を捨てて独立?、42歳の家庭持ち男の甘い考え

(再びパーソナリティ)

柴田理恵:
はい
じゃ、よろしいですか?

相談者:
はい、分りました。

柴田理恵:
はあい
あのお、わたしも一言言わしてください

相談者:
はい

柴田理恵:
やっぱりい、

相談者:
はい

柴田理恵:
あの、この自分のやってる、この現場、これ以外の、ここ以外のどこかっていうのは、

相談者:
はい

柴田理恵:
隣の芝生は青いって言いますけども、

相談者:
はい、はい

柴田理恵:
やっぱね、いいように見えるんですよ。

相談者:
ああ・・

柴田理恵:
やっぱ、いいとこばっかしか見えないから。

相談者:
はい

柴田理恵:
でもね、そうやって、ここ以外のどこかがいいなあ、と思ってどっか行っても、

相談者:
はい

柴田理恵:
同じようにその場は、おんなじように、そこ以外のどこかが良くなるもんだと思うんです。

相談者:
ああ・・

柴田理恵:
また行き詰るもんなんですよ。

相談者:
ああ・・

柴田理恵:
も、ここで、この場で、やり抜いてやるんだ、っていう、そういう、思い切りというか、

相談者:
はい

柴田理恵:
そういう、こう、一念がぐっと定まったときにい、

相談者:
はい

柴田理恵:
男つうのは、いい仕事をするもんだとわたしは思います。

相談者:
分りました。

柴田理恵:
へっぴり腰で仕事してちゃだめだ。

相談者:
(笑)

柴田理恵:
うん

相談者:
わかりました、じゃ、気合入れて、やってみます。

柴田理恵:
ええ、気合入れて、頑張ってください。

相談者:
はい

柴田理恵:
奥さんもその方が、娘さんも息子さんも、絶対喜ぶと思います。

相談者:
あ、分りました。

柴田理恵:
はい、よろしいですか?

相談者:
すいません。

柴田理恵:
はあい

相談者:
ありがとうございました。

柴田理恵:
はい、どうもありがとうございました。

相談者:
はい、すいません、失礼します。

(内容ここまで)

部署を異動して、小規模工事から大規模な工事へ。
分り易い話だよ、これ。
つまり、立場が下請けになったってことでしょ。

いわゆる中堅どころの会社だから、中小規模の工事であれば自分たちがデベロッパーであり、一次コントラクターなわけ。
そこでの現場監督とか、もう王様。

それが大規模工事で大手の下請けになったら、そら振る舞い方は全然変わる。

元請は自分たちにとって大切なお客様。
しかも、今まで付き合ってた客とは違って、同業者でもあり、自分たち以上の専門家。

同業者の客ってのは、やり易い面もあるんだけど、ごまかしが効かない。
仕事の辛さは、直接、相対する客の担当者によって大きく違ってくる。

相談者 「休日も携帯電話もありますので、いつ携帯鳴るか、ちょっとドキドキじゃないんですけど、休みの日も休んでる感じが全然出来てない」

あー、性悪に当たっちゃっねえ。

現場なんて必ず終わりがあるんだから、割り切ればいいと思うんだけど。

 

と、ここまでは分るんだけど、その後が頭悪い。

だって、個人事業主にしろ、友達の会社にしろ、仕事は下請けどころか、孫請け、ひ孫請けになるわけよ。

今まで自分が使っていたようなところが一転、お客様になる事態を想像出来てんのかしら。
その理不尽さは今の比じゃないから。

 

相談者 「やった分だけ稼げる」

イタイ、イタ過ぎる。

こういうのプロフィット部門に属する人間が考えがち。
何千万っていう請求書を出してるのに、自分の給料がどうしてこんなに低いのか?と思っちゃうわけ。

会社の売り上げと自分の給料の関係が分ってないんだな。
経理課入社1年簿記三級のお姉ちゃんに笑われろ。

 

会社は、プロフィットセンターとコストセンターていうのに分れる。

プロフィットセンターっていうのは売り上げを上げる部署で、商社だったら営業、製造業だったらそれに設計・製造が加わる。

コストセンターというのは、売り上げは産まないけど、プロフィットセンターを支援する、総務や経理とか、ITとか。

会社にとっては両方ともに不可欠な機能なんだけど、プロフィット部門には相談者みたいな考え方をする奴が、たまあにいるわけよ。

個人事業主が直面するのは、本業以外の業務に忙殺されること。
役所への届け関係、経理、申告・納税etc.、

そして、一番は営業。
ITスキルもマーケスキルもないから、結局、狭い人間関係から仕事を恵んでもらうしかない。

目の前の売上のために将来への手も打てない。
景気の波に翻弄され続ける。

 

あとは坂井先生が言う看板。
○○建設の誰々さんだから相手にされてるのにね。

42歳、勤続24年にもなってこれだもんなあ。

 

ま、でも、家族の存在が浅はかな行動の歯止めになるんじゃない?

坂井 「片道きっぷ」

ほんとこれ。
後悔したって遅いんだからね。

2千人の会社で勤続24年。
同僚と上司にも恵まれて年収700万。
家庭持ち。

つくづく人間ってのは持てるものの価値の大きさに気づかないもんだな。

勤続24年を捨てて独立?、42歳の家庭持ち男の甘い考え」への1件のフィードバック

  1. テキストで読ませていただいただけですが、この相談者はしっくりきてないでしょうね、、、
    言われてるのは正論だけど。別の方々に相談できたらよかったのにね、という印象です

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