福祉作業所で働く30代の娘二人と10年無職の29歳長男を抱える63歳
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
はい、はじめまして。
高橋です。
相談者:
あ、はじめまして。
高橋龍太郎:
でえ、その、奥さんが、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ハローワークに、行って仕事お、の?リストを持ってきたの?
相談者:
いや、行こう・・
高橋龍太郎:
それとも一緒に行ったの?
相談者:
まあ1人で、行きました。
高橋龍太郎:
奥さんが?
相談者:
いや、息子が。
高橋龍太郎:
えっ、息子さんが1人でハローワークに行ったの?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
うん、それで?
相談者:
それで、「良いのなかったよ」って、言うだけ、帰ってきてね?
高橋龍太郎:
それはいつ頃の話?
相談者:
それはもう、19ん時。
9年前です。
高橋龍太郎:
19・・(笑)
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
10年前の話をしてんの?
相談者:
うん、うん
高橋龍太郎:
あー、そうなんだ。
えーっと、それでえ、2人のお姉さんも体が弱いの?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
弱いっていうのはどういう、ことかな?
相談者:
すぐ疲れたりするんですよ。
高橋龍太郎:
でも仕事をしてるとおっしゃってましたよね?さっき。
相談者:
うん・・うん
高橋龍太郎:
どんな仕事をしてるの?
相談者:
パンなんかを作ってます。
高橋龍太郎:
あ・・
相談者:
真ん中の子は。
高橋龍太郎:
真ん中の子はパンを作ってる?
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
パンっていうのは、体弱いのに、だって、立ち仕事大変じゃないですか。
相談者:
でも、少しの間で、だから、し、バリバリ、やって、もう、あとは家(うち)に帰ってぐったりしてるんです。
しょうっちゅうそれでえ。
高橋龍太郎:
それ、普通の、正規の就労なの?
その、お嬢さんたちは。
相談者:
いー、正規は正規なんだけど、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
週に~、ま、それでも3日とか、働いてんですけど、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
そのぐらいしか今、働いてないんですよ。
真ん中の子は。
高橋龍太郎:
週に2、3回しか働けないの?
相談者:
ええ。
働いてないんですよ。
毎日・・
高橋龍太郎:
2人共?
相談者:
そ、真ん中の子だけ。
高橋龍太郎:
真ん中の子、上の子は?
相談者:
上の子はちょっとねえ、喘息持ってるもんだからあ、ええ。
高橋龍太郎:
全然働けないの?
相談者:
ええ。
簡単な仕事だけは教わってるみたいだけど、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
でも、何のやつか詳しくは知りませんね。
高橋龍太郎:
じゃあ、福祉作業所みたいなところで、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
簡単なことをやってるのかな?
相談者:
そうです、ええ。
高橋龍太郎:
で、2番目の人も、じゃあ、福祉作業所みたいなところに行ってるの?
相談者:
ええ、今は。
高橋龍太郎:
今あ、その福祉の、そういうパン工房みたいな、
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
そういうところで、週2、3回働いてる、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
てことだね?
相談者:
そ、ええ、ええ
高橋龍太郎:
そうするとお、2番目の人も、なんか病気があるのかな?
相談者:
病気はないですねえ。
高橋龍太郎:
病気はないんだけれど、福祉作業所で働いてるの?
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
そうすると、奥さんも働いてる?
相談者:
いや、働いてないです。
高橋龍太郎:
奥さん働いてなくてえ、そしたらもう、まるまる5、人分をあなたあ、が1人で、稼ぐってことになるね?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
大変じゃない?
相談者:
大変です。
高橋龍太郎:
あなたはどんなお仕事に就いてるの?
相談者:
今会社で、清掃さんにんっていう~、仕事して、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
朝、車を、監視する、業務にあたってます。
高橋龍太郎:
もう何年ぐらい同じ職場にいるの?
相談者:
5年ですねえ。
高橋龍太郎:
5年ね。
じゃあ、今の収入でえ、ま、親子がやってくのにはギリギリなんだ?
相談者:
ええ、足んないようですけどね。
高橋龍太郎:
うん、少し足んないぐらいなんだねえ?
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
ふ~ん。
それでね、お子さんが、「人が怖い、怖い」っていう風に、今、言ってるわけ?
相談者:
自分には言わないけど、あー、女房とか、そういうの言ってるみたいですよ。
高橋龍太郎:
自分には言ったこ、ないんだけどお、人が、怖いから、なかなか、外にも行かないんだって話なの?
相談者:
ええ、ええ、ええ
高橋龍太郎:
ふ~ん
相談者:
*%$ですよね。
高橋龍太郎:
う~ん。
それで、日中はあ、そうするとお、奥さんと、お子さんが、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
2人っきりになるんだ?
ほぼ。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
ただし、お子さんはあ、自分の部屋に閉じこもってんの?
それとも日中は、その奥さんと一緒に、何となく、その、居間みたいなところで過ごしてんの?
相談者:
日中は、あ、パソコンでえ、いろいろやったり、それであとは、*#$、サッカーしに行ったり、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
あとは帰ってから、テレビで、観て、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
なんか音楽聴いたりしてますねえ。
高橋龍太郎:
ほお~。
そしたら、ま、完全な引き籠りというよりは、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
1人ぽっちで外お、に出ていろんなことやったりする元気はあるんだ?
相談者:
ええ、そうですね。
ええ、ありますね。
高橋龍太郎:
なるほどね。
そしたらねえ、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
まあ、仕事っていうのはすぐにはもう、絶対に無理だからね?
まず人との関わりを回復するってことが第一だね?
相談者:
あ、そうですね、ええ。
高橋龍太郎:
うん。
今、仕事ができてないとか、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
引き籠りの人たちを、サポートするような、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
生活支援っていう、機関が、地域に、いろんな形で、存在してるの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、就労支援と生活支援、2本立てで、しかも、行政の組織じゃないところも含めて、各種にいろんな形で、存在していてね?
で、その生活支援というところは、2年間ぐらいの余裕で、毎日、勿論来てくれるシステムなんだけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
週に1回でもいいからあ、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
来てくれてえ、もう一緒に、何となく、「友達付き合いから始めましょ」、とか、「家事の一番基本的な料理作りをやってみようよ」っていうような、そんなところから、始めていくような、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
組織がもう、どの、行政単位でも、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
みんなあるのでえ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
まず保健所に行ってね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お父さん大変だったらお母さんでいいから、
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
そういう地域に、そういう利用できるような、施設が、どんな風に存在してるかを、まず教えてもらってください。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それで、まず一番最初、生活支援センターっていうところに顔を出して、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
知り合い作り、友達作りから始めるのが一番良いと思う。
相談者:
ああ、なるほどね。
高橋龍太郎:
うん。
それで2年間ぐらいして、人が怖くなくなってきてえ、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
まあ、何となく、2年ぐらいで卒業する、後半の方は、就労支援っていうところと、重なって、結びついてるから、次に、2年後ぐらいに、今度は、じゃあ、就労支援っていうところに行って、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
で、仕事お、について、どういうような、ことが適正か?あるいはどんなことを、今、地域で、仕事が、あるのか?とか、いろんな、情報も教えてくれつつ、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
例えば面接試験はどうやると受かるか?とか、いろんな、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ノウハウを持っている、今度、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
就労支援に、移って、それもまた、1年か2年で、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
仕事に向かうっていうような、組織がたくさんあるの。
相談者:
ああー
高橋龍太郎:
だからやっぱり、うん。
ただただ、お、あの、心配してても、あの、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
先に進めないから、
相談者:
はいはい
高橋龍太郎:
そういうところおの、情報を、まず親御さんが持ってきて、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
で、それを見ながら、まず、一番最初は1人では行けないから親御さんと一緒に、保健所や、生活支援組織、みたいなところに顔を出すのがまず第一歩だと思いますよ?
相談者:
はい、分かりました。
(再びパーソナリティ)