誤配されて開封された郵便物。局の対応にイラつく72歳の女
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなた今、
相談者:
はい
加藤諦三:
誰でもそうでしょうけれどもね?
相談者:
はい
加藤諦三:
まあ、将来に対して漠然とした、不安ってものを持ってるもんですよ。
相談者:
アハハハハハ(笑)
加藤諦三:
だから客観的に見てね?
小さなことっていってもね?
相談者:
はい
加藤諦三:
本人にしてみれば凄く、深刻な問題ってのは、あるん、のよねえ?
相談者:
ハッフッフッ(笑)
加藤諦三:
まずねえ?
あの、自分の今の、起きてる、このイライラの元の体験ね、事件ね?
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
これの、位置づけを、しっかりすることだと思うんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
まあ、どういうことかっていうとお、
相談者:
はい
加藤諦三:
例えば、あなた、今、元気そうな声出してるけどね?
相談者:
はい
加藤諦三:
今あ、足怪我しちゃって病院に行くのとね?
相談者:
はい
加藤諦三:
この、郵便物の誤配とどっちがいいかなあ?って、こう、比較してってみるんですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そうするとお、今あなたが、こうイライラしている、この問題の、位置づけがしっかりしてきますよ。
相談者:
ああ、そうですか。
加藤諦三:
やっぱり生きている以上、不安とか不運てのは、必ず、ありますからね?
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどお、そのちょっとしたことに、囚われちゃうんですよねえ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、極端な話するとお、今あなたはもう、折り合いをつけなきゃ納得できないと、思ってる最中にね?
相談者:
いや・・(笑)、はい
加藤諦三:
火事になったらすっかり忘れちゃいますよ。
相談者:
フフ、そりゃそうですよね、そりゃそうですね(笑)
加藤諦三:
うん
相談者:
はい、分かります(笑)
加藤諦三:
むず、つ、つまり、
相談者:
ええ
加藤諦三:
今、あなたはね?そういう、火事になってないというか、ほんとに大きな問題を、
相談者:
*$#
加藤諦三:
抱えてないから・・
相談者:
はい、そういうことですね。
加藤諦三:
この問題に、
相談者:
うん、うん
加藤諦三:
こんだけ自分がイライラすんのは、
相談者:
うん
加藤諦三:
果たして幸せなんだなあ?と。
相談者:
幸せなんだ?と。
そうですね、ありがとうございました。
加藤諦三:
だからもうね、
相談者:
はい
加藤諦三:
塩谷先生がおっしゃったようにね?
相談者:
はい
加藤諦三:
もう~、みんなが悪意、あるわけじゃない。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどあなたがね?
相談者:
はい
加藤諦三:
頭に来てね?
相談者:
ウフフッ(笑)
加藤諦三:
あのお、「イライラしないという、郵便局いい顔しやがってね?」
相談者:
ウフフ(笑)
加藤諦三:
「もう、フザけんじゃないよ」っていう、この本音の部分は、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、立派な振りしちゃいけないですよ?
相談者:
ウフフッ(笑)
加藤諦三:
それはちゃんと、自分はこういう感情を持ってるんだと、
相談者:
はい
加藤諦三:
いう風に思って、その上で、
相談者:
はい
加藤諦三:
「そうか、火事起きたら、これどころじゃないんだ」と。
相談者:
はい
加藤諦三:
「こんなことで、こんなあ、風に思ってるって、幸せなんだなあ」っていう。
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい、そう、
加藤諦三:
そう、うん
相談者:
そう思います。
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
はい、ありがとうございます。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、ありがとうございました。
お世話になりました。
加藤諦三:
自分の体験の、位置づけをしっかりとする。
(内容ここまで)
塩谷 「人間構えると、マニュアル通りの対応をする」
フム、これは真理かもしれん。
塩谷 「『お礼を申し上げたいので、どなたのところか教えていただけませんか?』って聞き方をしていたら、対応は変わったかもしれない」
(笑)
だねえ。
世の中、なんとなくいつも損する人と得する人っているけど、こういうところの差かもね。
クレームにも威厳が感じられる人になりたいもんだ。
わたしの経験から言うと、集合住宅の場合、この手の誤配はたまに起こる。
集合住宅の郵便受けは1階に全戸分がまとまって在る。
で、今どきは名前を掲げてる方が少ない。
だから、配達員は部屋番号だけで判別しなければならないわけ。
701と707とか
109と104とか
ただでさえ見紛うこれらの郵便受けが、隣りどうしとか、あるいは上下にあってみ?
例えば公共料金の検針票兼請求票の誤配。
人に見られたって実害がないとはいえ、ガス代が安かったりすれば、風呂嫌いなんかな?ぐらいは思ったりする。
さすがに、食材の配達明細が間違えて投函された日にゃ苦情言ったけどさ。
だから、相談者の気持ちは分るよ。
こういう反省のしようのない、運が悪かったとしか言いようのない、まさに降って湧いたような災難にあったときの気持ちの持って行きようだ。
怒りを抑えてはいけない。
正当な怒りとして表明する。
だけど、囚われないためには、その小さなことに悩むことのできる今の幸せを噛みしめる。
元々、わたしたち日本人にはそういうメンタリティが備わっているんだから。
東日本大震災の後、日本人の幸福度は上がった。
<東日本大震災直後の若年層の生活行動及び幸福度に対する影響/内閣府経済社会総合研究所>
イライラの原因がどこにあるのがどこにあるのかを知って冷静なりなさいと言っているだけで根本的な解決策にはなっていない。これじゃまた同じミスは起こりうる。人間が配達する以上配達ミスはゼロにはならない、証券会社がその点を重要視しているかがそもそもの原因に思うが…。ちゃんと配達されるのが当た前と考考えるのはよくない。
簡易証券会社選びも大事だ。