69歳の妻と20年別居中の70歳の男が戸籍をきれいにしたいとは?
(回答者に交代)
中川潤:
こんにちは、中川です。
相談者:
よろしくお願い致します。
中川潤:
先程お、あの、以前に調停を起こしたんだっておっしゃったのは、どれくらい前のことですか?
相談者:
確かじゅうー、ご(15)年ぐらい前だえー、すね、前です。
中川潤:
そうすと、別居してえ、4、5年経った頃?
相談者:
はい
中川潤:
に、あなたの方から申し立てをされた?
相談者:
はい、そうです。
中川潤:
ふーん。
で、そん時い、今のお話では、裁判にまではしたくなかったので、
相談者:
ええ
中川潤:
不調成立で、そのままになってる?
相談者:
はい
中川潤:
でえ、今まで、ずるずるときてしまったということですか?
相談者:
ま、結果的にそういうことになります。
中川潤:
あなた今、お1人で住んでおられるの?
どなたか、パートナーと一緒?
相談者:
長男夫婦と一緒に同居しております。
中川潤:
ご長男とですか?
相談者:
はい
中川潤:
ああ・・
端的に聞くけど、あなたあ、は、別のお、方とのお、あのお、お付き合いは、ないんですか?
相談者:
・・別の女性、ですか?
中川潤:
はい。
女性です。
相談者:
一切ございません。
中川潤:
なかったの?
この間(かん)も。
相談者:
はい、一切ございませんでした。
中川潤:
ああ・・
その、15年ぐらい前に、まあそういう、変に、裁判までやりたくないということで割り切って、
相談者:
うん
中川潤:
んで、ここへ、きて、
相談者:
ええ
中川潤:
でえ、改めて離婚、
相談者:
ええ
中川潤:
とおっしゃるんだけども、
相談者:
はい
中川潤:
あの、ご質問、は、戸籍を綺麗にとおっしゃったんだけど、
相談者:
はい
中川潤:
あなた、その、調停をやってるから、
相談者:
はい
中川潤:
ご存じだと思うんだけども、本人、が、その、自発的にね?
離婚届に、
相談者:
はい
中川潤:
サインしなければ、
相談者:
はい
中川潤:
あとは、調停、ないし裁判、離婚ですよね?
相談者:
そうかあ・・
中川潤:
それしか方法がないってことは、あなたも、実は重々、し、ご承知なんではないんですか?
相談者:
うん。
それはあのお、分かっているは、いるんですが、
中川潤:
うーん
相談者:
もう・・15年以上も、別居お、しておりますので、
中川潤:
うん
相談者:
そういうことで無条件で・・お・・成立するのかな?とは思ってはいたんですが。
中川潤:
あのお、前の調停が、不調になった時に、
相談者:
はい
中川潤:
どうしましたか?
あの、調停、不調っていうことで、
相談者:
ええ
中川潤:
あの、不調、おー、不成立ですっていうのを調書に作ったのか?
それとももう、「こんなんじゃ話し合い続けても駄目ですから、」
相談者:
ええ
中川潤:
「裁判されますか?
ん、なさらないんだったら、もう取り下げますか?」って言われて取り下げましたか?
相談者:
多分、えー、取り下げ、たんだと思います。
中川潤:
多分、そうなんでしょうねえ。
相談者:
はい
中川潤:
そうすと余計そうなんだけども、あのお、不調、不成立にしてたとしても、ちょっと15年も前なんで、
相談者:
はい
中川潤:
えー、それ引っ張り出してくるのが厄介、だっていうことも、問題もあるんだけども、取り下げたんであれば尚、尚のことなんだけど、これも知識としてはご存知だと思うけど、あの、離婚訴訟ってえ、のっけから起こせないんですよね?
相談者:
ええ
中川潤:
でえ、一遍、あの、調停やってこいと。
相談者:
はい
中川潤:
話し合いやってこいと。
相談者:
はい
中川潤:
で、それでえ、あの、調停が不調になったっていう、正式な不調調書を作って、
相談者:
はい
中川潤:
その上で、あの、裁判起こせと、
相談者:
あ・・
中川潤:
いう、あの、決まりになってんですよ。
相談者:
ああ、そうですか。
中川潤:
うん。
ですから、でえー、
相談者:
はい
中川潤:
仮に、あの、取り下げ、今、取り下げだっておっしゃったからもう、じゃあそれで進め、ますけども、
相談者:
はい
中川潤:
取り下げの場合であればね?
相談者:
はい
中川潤:
今、もう一度、その、調停の申し立てをされて、
相談者:
はい
中川潤:
でえ、話し合いにならんようだったら、
相談者:
はい
中川潤:
そこで不調にして、
相談者:
はい
中川潤:
裁判を起こして、
相談者:
はい
中川潤:
でももう、実質う、20年に渡って、
相談者:
はい
中川潤:
こういう別居状態だから、婚姻関係、完全に破綻してるんで、
相談者:
はい
中川潤:
さっさと、戸籍いー、を、抜かしてくれと、
相談者:
ええ
中川潤:
いうことお、になろうかと思います。
相談者:
あ、そうですか。
中川潤:
はい。
ただね?
相談者:
はい
中川潤:
ただ、逆に言えばね、
相談者:
ええ
中川潤:
あのお、そういう形式的な、意味で調停起こす、だけじゃなくて、
相談者:
ええ
中川潤:
今の段階で、もう15年も経ってますから、
相談者:
はい
中川潤:
もう一度、あの、調停を申し立てをされて、
相談者:
はい
中川潤:
率直にあなたのお気持ち、おっしゃって、
相談者:
はい
中川潤:
向こうさんだって15年も経ってれば状況はあ、変わってるはずですから。
相談者:
ああ、ああ
中川潤:
ね?
相談者:
はい
中川潤:
一体どういうつもりで、えー、このまま戸籍はどうするんだ?と。
相談者:
うん
中川潤:
いうことは、やっぱり、お話し合いになった方がいいっすよ。
相談者:
分かりました。
中川潤:
裁判でスパーン、っていう風に、なさるよりも。
相談者:
分かりました。
中川潤:
うーん。
ただねえ、ちょっと、あのお、引っかかるのが、
相談者:
はい
中川潤:
あの、子供さんたちい、3人いらして、それぞれえ、立派に独立されて所帯持っておられて、
相談者:
はい
中川潤:
お父さん、お母さんの状況が、ね?
相談者:
はい
中川潤:
今のお話はとってもイレギュラーなんですよ。
20年に渡って別居されてて、
相談者:
ええ
中川潤:
お父さんは1人、ね?
相談者:
ええ
中川潤:
別にパートナー見つけたわけじゃなくて。
相談者:
ええ
中川潤:
で、その状況について、子供さんたちは別にね?
相談者:
ええ
中川潤:
特段、意図されてない?
相談者:
ええ
中川潤:
親父とおふくろの問題だからと?
相談者:
ええ
中川潤:
いう風には考えておられるんだろうと思いますよ?
相談者:
ええ
中川潤:
思いますけども・・明らかにどちらかに、なんか、非があると、ね?
相談者:
はい
中川潤:
子供たちが思っておれば、
相談者:
ええ
中川潤:
「親父さあ、いい加減、にい、す、スッキリしたら?」とかあ、
相談者:
ええ(笑)
中川潤:
そんな話が、出てきても良さそうなもんだけども、
相談者:
ええ(笑)
中川潤:
どうもそんな、ふん、雰囲気がないから、
相談者:
はい
中川潤:
お父さん、それされるについてね?
相談者:
はい
中川潤:
ちょっとねえ、ご長男やなんかとさ、
相談者:
ええ
中川潤:
腹割って話してみたらあ?
「お前、どう思う?」って。
相談者:
あー、そうですか。
分かりました。
中川潤:
ええ?
いや、全然、そういうのお、その、お父さん的には、照れくさい?
相談者:
ま、あー、正直、話しにくいことは話しにくいですが、大丈夫ですよ。
話はできます。
中川潤:
うーん
相談者:
ええ
中川潤:
ぶっちゃけさあ、
相談者:
はい
中川潤:
ただ戸籍すっきりさせよ、っていう~、ね?
あの、割と割り切る質(たち)い、みたいに、お話ししてると、聞こえるんだけども、
相談者:
ああ
中川潤:
息子さんたちも、もういい歳だからさ。
相談者:
ええ
中川潤:
いい歳したで、ああ、壮年ですよ?
相談者:
はい
中川潤:
ね?
息子さんたちとも、ちょっと、あの、事分けて、ね?
相談っていうとね、あの、
相談者:
はい
中川潤:
ちょっと語弊はあるんだけど、
相談者:
ええ
中川潤:
「どない思う?」と、いう話もぶっちゃけてしてみた方がいいように思うけど?
相談者:
分かりました。
中川潤:
ごめんなさい。
余計な、あの、
相談者:
いえ・・
中川潤:
差し出がましいこと申し上げたんだけども。
相談者:
とんでもございません。
中川潤:
私はそう思いますー。
相談者:
分かりました。
(再びパーソナリティ)