相続の分け前がない!惨めさを武器にしてボッチになった女60歳

(回答者に交代)

塩谷崇之:
は、はい、こんにちは。

相談者:
あ、こんにちはあ。

塩谷崇之:
はい。
えーとね、お話ずっと伺ってるんですけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
おー、あなたのお話はね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
あの、書き換え、ちゃったんですとか、あのお、したんですっていうような話がたくさん出てくるんですけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
何に、押したのか?とか、何を書いたのか?っていう、そこの部分が全然、出てこないんでね?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
全く話が、こう、見えてこないんですよ。

相談者:
司法書士のところに行ってね?

塩谷崇之:
うん

相談者:
預金の全額を母のもの、それから、土地と家屋の全部を、あ、弟のものっていうのに、判を押しちゃったんです。

塩谷崇之:
ん、それは、何の書類ですか?

相談者:
父の、遺産の、ものだと思いますけど。

塩谷崇之:
はい。
お父さんの、

相談者:
はい

塩谷崇之:
遺産を、

相談者:
はい

塩谷崇之:
どういう風に分割をするのか?と、いう、遺産分割協議書という、そういう、内容の書類でしたかね?

相談者:
だと思います。

塩谷崇之:
ですよね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
うん。
えー、それは、だから、お父さんの遺産をどうするか?っていう話ですよね?

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
はい。
で、えー、お父さんの遺産、を、おー、どう分割するか?という、話の時に、

相談者:
はい

塩谷崇之:
「お前にはなし」と。
要するに、あなたは、全く、うー、何も相続をしない、と?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
で、弟さんが、土地、建物、全部、を、相続すると、そういう内容の遺産分割協議書を、司法書士さんが、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
あらかじめ作っていて、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
で、「これに、同意しなさい」と。

相談者:
ええ

塩谷崇之:
「判を押しなさい」と言われて、

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
よく分からなかったけれども、判を押してしまったということなんですかね?

相談者:
そうなんです!

塩谷崇之:
そういうことですね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
うん。
で、お父さんは特に遺言とかをしてたわけではないんですね?

相談者:
しないです(涙)

塩谷崇之:
してない?
で、お父さんが亡くなって、その遺産をどうするのか?ということについてね?
相続人3人で、えー、話し合いはしたんですか?

相談者:
しないです(涙)

塩谷崇之:
話し合いしてない?

相談者:
う・・(涙)

塩谷崇之:
じゃ、話し合いをしてないにも関わらず、もう、協議書が出来上がっていて、あとはあなたは、それに判を押すか、押さないかっていうことの選択しかなかったということですか?

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
はい、分かりました。
それからもう1つの問題ね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えーと、書き換えたという、「お母さんの預金を、お父さんに書き換えた」という風な、そういう、表現、

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
されてましたけども。

相談者:
母の預金を、父に書き換えたんです。

塩谷崇之:
はい。
それはお父さんが亡くなる前ですね?

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
はい。
で、えーと、預金を書き換えたということなんですけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
それは、あえーと、郵便局の、おー、預貯金が、

相談者:
はい

塩谷崇之:
通帳か何かがあったということなんですかね?

相談者:
はい、ありました。

塩谷崇之:
で、そこに、元々、100万円ぐらい入っていた?

相談者:
はい

塩谷崇之:
これは、えーと、お母さん名義の、通帳だったわけですね?

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
で、「それを、お父さん名義に書き換えた」という風に、あなたはおっしゃいましたけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
その、100万円が入った通帳、の、名義人がお父さんになって、いたということですか?

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
それはあなたがご覧になってるんですか?

相談者:
見てないです。
で、いくらあるかも知らないです。

塩谷崇之:
見てない?

相談者:
はい

塩谷崇之:
じゃ、見てないにも関わらず、それを「書き換えた」という風に、おっしゃってるのは、どうしてなんですか?

相談者:
母が言ってました。

塩谷崇之:
そうすると、お母さんは自分の意思で、お父さん名義に、その、おー、預金を書き換えたということなんですかね?

相談者:
多分そうだと思います。

塩谷崇之:
うん。
それはね、ほんとに、あの、大きな違いなんですよ?
お母さんに無断でね?郵便局の局長さんが来て、書き換えちゃったんだったら、これはもう、大きな犯罪行為ですよ。

相談者:
ああ、そうですか。

塩谷崇之:
うん。
だけども、お母さんが、納得していて、お母さんが自分の意思でね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
「これは100万円あるけれども、お父さん名義にしておきましょう」と言ってお父さん名義に変えたとか、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
あるいは、その、100万円をね、お父さんの口座に移し替えたとか、いうことであれば、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
これは、別に何の、も、不正行為でも、犯罪行為でもないですよね?

相談者:
ああ、そうですかあ。

塩谷崇之:
うん。
だってお母さん自分の貯金をどうするのかってね?そのまま、その、お母さんの名義のまま置いておくのか?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
お父さんにそれを譲り渡すのか?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
それは、お母さんが、決めていいことですよね?

相談者:
ええ、ええ、そうですね。

塩谷崇之:
うん。
だから、あの、別に、いー、それは、郵便局の人がね?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
来て、その手続きをやったとしても、特にそれは、何か、あの、不正な行為をやったっていうことにはならないですよね。

相談者:
はい

塩谷崇之:
そうすると、今の、あなたの、え~、怒りというかね、その、憤り、というのは、

相談者:
はい

塩谷崇之:
どこに向いてるのか?というと、

相談者:
はい

塩谷崇之:
自分に、断りもせずに、「お前にやるよ」って言っていた預金を、お父さんに変えちゃったと、そこにまず、うー、1つ目のね?憤りが、あるっていうことかな?

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
ですよね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
それからもう1つの、憤りというのは、

相談者:
はい

塩谷崇之:
そのお父さんが亡くなった時に、

相談者:
はい

塩谷崇之:
そのお父さんの、遺産を、どうするか?っていうことについて、きちんと話もしないまま、いつの間にか書類が出来上がっていて、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
その場の、おー、空気から、あなたはそれを、判を押さざるを得なかったと。

相談者:
そうです。

塩谷崇之:
それがもう1つの憤りであって、

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、1番目の憤りと、2番目の憤りというのは、そもそも、その100万は私に来るはずだったのに、自分のとこに来なくなってしまったと。

相談者:
ええ

塩谷崇之:
それが、悔しいと、かつ、困っている、ということですよね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
でね、あなたが、その、まあ、期待をしていたね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
100万円は、

相談者:
はい

塩谷崇之:
あのお、いつかね?
おー、お母さんが亡くなった時には自分のとこに来るっていう期待をしてたのはね?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
それはよく分かるんですけれども、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
でも他方でね?
お母さんが100万円を持っていて、

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、そのお母さんは、今でも生きておられるわけですよね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、その100万円を、将来、自分が亡くなった時にあなたに渡すか、それともそれを、おー、自分のために使うか、はたまた、それを、お父さんに譲り渡すか、弟さんに譲り渡すか、それは、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
お母さんが決めていいことなんですよね?

相談者:
そうですね。

塩谷崇之:
うん。
だから、あの、最初にあなたに約束した時には、「100万円、あなたに、お、あの、お前にあげるよ」と、ほんとにそう思っていたのかもしれないけれども、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
何らかの心境の変化があって、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
「やっぱりその、おー、お前に渡すんじゃなくて、他の使い方をするよ」って言って使っちゃったとしても、お母さんのその行為というのはね、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
あなたにとっては、裏切り行為に見えるかもしれないけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
でも、それは本来お母さんが、自分の財産は、自分で、どういう風に使うかっていうことは、自分で決めて、いいわけですから、

相談者:
はい

塩谷崇之:
そこについてね?お母さんが何か、曲がったことをやったとは、私は思わないんですよね。

相談者:
ああ、そうですか・・

塩谷崇之:
うん。
むしろ、「お前に100万円をあげるよ」と言っていたにも関わらず、それとは違うようなね、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
それと矛盾するようなことを、したことに何かね、例えば、お母さんの、おー、気持ちを害するようなことをやってしまったとか、あるいはお母さんの期待に応え、られなかったとかね?

相談者:
ええー

塩谷崇之:
何かね、きっかけがあったんじゃないか?と思うんですよ。

相談者:
ええ

塩谷崇之:
で、そのきっかけが何か?ということを、よおく考えてみて、

相談者:
はい

塩谷崇之:
そこについてね?
何らかの手当をすれば、もう一度お母さんの気持ちも変わるかもしれないし、

相談者:
はい

塩谷崇之:
で、恐らく、弟さんも、お母さんと、もしかするとね、同じような、認識でいるのかもしれないんでね?
でも、あなたの方で、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
あのお、おー、預金を勝手に書き換えたとか、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
あるいはそのお、おー、遺産分割協議書にね?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
無理矢理サインさせられた、無理矢理って言っても、でも、あなたも、別に、手を持って無理矢理ね?サインさせられたわけじゃなくて、

相談者:
ええ、ええ、ええ

塩谷崇之:
一応、何も言わずに、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
い、サインをしちゃったわけでしょ?

相談者:
ええ、ええ、ええ

塩谷崇之:
うん。
だ、それについてね?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
えー、けしからんという風に、言ってみてもね?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
多分、問題の解決にはならないんじゃないかな、と思うんですよね。

相談者:
ああー、そうですねえー。

塩谷崇之:
うーん。
だから、何かね?
えー、お母さんとか、弟に対して、あるいは、場合によってはお父さんに対して、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
なんか自分が失礼なことしたんじゃないのかな?と、いうことをね、よく、ちょっと、記憶を辿ってね?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
思い、返してみてください。

相談者:
はい、分かりました。

塩谷崇之:
うん。
でね、そこに何(なん)か、解決のヒントがあるような気がしますんで。

相談者:
はい、分かりました。

(再びパーソナリティ)

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