600万の返済に苦しむ息子に貸した金を取り戻したい62歳の女
(回答者に交代)
塩谷崇之:
はい、こんにちは。
相談者:
はい、こんにちは。
すいませーん。
塩谷崇之:
はい。
困りましたねえ、あなたの、ご相談、の内容なんですけどね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
このお、息子に貸したお金を、
相談者:
はい
塩谷崇之:
お、息子、に、返してもらいたいと?
相談者:
はい
塩谷崇之:
いう、ことなのか?
相談者:
はい
塩谷崇之:
それともそういう状態に陥って困ってる息子を何とか助けてあげたいということなのか?
相談者:
はい
塩谷崇之:
どちらなんでしょうかね?
相談者:
まあ、返して、もらえたら、その方が嬉しいんですけど。
もう、それもあるんだけど、ひとつ、その、「借りたっていう人のお、返済もできてるのかな?」と思って。
もおー、「死にたい」とまで、1回、メールが入ったりしたもんだから、だから「自己破産したら?」って私言ってるんですけど、それが全然聞かないもんですから。
塩谷崇之:
うーん。
あのお、ま、自己破産ていう言葉が出てきたんですけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
あなたの、お子さんがね?息子さんが、
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
えーと、どういうところからどれぐらい借りてるか?
あなた以外にね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
どういうとことから、どれぐらい借りてるか?っていうことは分からないわけですよね?
相談者:
その、応援してくれた、その人から、「金融機関は、大して取り合ってくれなかった」って言うんですよ。
塩谷崇之:
うん
相談者:
だから、その人から、だけど、借りてるみたいな、それが、友達から、何件か借りてはいるみたいなんですけど。
塩谷崇之:
うん。
それは、当初600万ぐらいというような話でしたよね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、それは、お友達なんですか?
それとも何か、御業者のような人ですか?
相談者:
えー、業者の人みたいですね。
だから「その人の会社で、働いて返済しなさい」ていう、言われた、らしいです。
塩谷崇之:
うん。
業者っていうのは、貸金業者ですかね?
相談者:
いやい、わ、その、やっぱり、同じような仕事してる人みたいですよ?
塩谷崇之:
ああー、息子さんが始めようとし、していた、事業の・・
相談者:
はい、はい、そうです。
そう・・そう、その人から勧められて、
塩谷崇之:
うん
相談者:
始めたみたいなんですけど。
塩谷崇之:
ああー、なるほど。
で、それがどういう人から借りたのか?っていうことについては、お、お母さんの方はご存じじゃないわけですね?
相談者:
ええ、だからそのお、「仕事始めた人から、だけど、借りてるから」って言ったんですけど、本人は。
「だからその人に、どうしてもおー、もう返さないと、仕事始める時に、いろいろ、世話になってるから、その人には必ずそれ返さんといかんから」、と言うて。
塩谷崇之:
うん
相談者:
「だから自己破産できない」と本人は、い、言うんですよ。
塩谷崇之:
ああ~、自己破産できないっていうのはそういうことなんですか?
しようと思えばできるけども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
息子さんとしては、しないで、
相談者:
はい
塩谷崇之:
少しずつ返していきたいと?
相談者:
はい
塩谷崇之:
いう風に思ってるということですね?
相談者:
はい。
でも、それでももう、行き詰ってるみたいなんですけどね?
それで私に音信不通になったんじゃないですかね?
塩谷崇之:
うーん
相談者:
返すお金もないから。
塩谷崇之:
なるほど。
相談者:
そ、そんなんして、無理で、体調崩したみたいなことも、前1回メール来て、そのままなんですよ。
塩谷崇之:
うん
相談者:
それもあるしね。
やっぱりい、子供らがちょっと可哀想にも思うんですけど、
塩谷崇之:
うん
相談者:
こっちも、生活も、かかってるもんですから。
塩谷崇之:
うん、なるほど。
分かりました。
ああ、ねえ、まずねえ、
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、この息子さんに貸したお金、
相談者:
はい
塩谷崇之:
これはもう返ってこないと思って、
相談者:
はい
塩谷崇之:
諦めたほうが良いです。
相談者:
そうですか。
塩谷崇之:
はい。
返ってくるとすれば、
相談者:
はい
塩谷崇之:
何年かかるか分かんないけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
他の負債を全部返し終わった後か、
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
あるいは、きちんと自己破産を、の手続きをして、
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、別の仕事を始めて、
相談者:
はい
塩谷崇之:
少しずつ返すか、
相談者:
はい
塩谷崇之:
そのどちらかしかないですから、
相談者:
はい
塩谷崇之:
今の状態で、息子さんからお金を返してもらおうっていう、その期待はまず、捨てた方が、良いと思います。
相談者:
そうですかね。
ぼう・・
塩谷崇之:
だからそれが、返ってこないことを前提に、
相談者:
はい
塩谷崇之:
あなた自身の、
相談者:
はい
塩谷崇之:
生活をね、考えた方が良いです。
相談者:
んー、でもお、私も、あの子のこと考えたらもう、ちょっともう、体調悪くて血圧まで上がってしまうんですよ。
塩谷崇之:
うん。
だから、そういう意味ではね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
返してほしいと、
相談者:
はい
塩谷崇之:
いう気持ちは分からんでもないですけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
もうそれは、えー、ある意味、いー、ま、捨てたと言っちゃ、ちょっと語弊がありますけれどもね。
相談者:
はい
塩谷崇之:
もうくれてやったお金なんだと、
相談者:
はい
塩谷崇之:
いう風に割り切るしかないですよね。
相談者:
はい
塩谷崇之:
それを、「返してほしい、返してほしい」と。
おー、「そのうち返ってくるんじゃないか」って期待してると、
相談者:
はい
塩谷崇之:
ずうっと、その期待は裏切られ続けますから。
相談者:
はい
塩谷崇之:
もうお金の無い人にね、
相談者:
はい
塩谷崇之:
貸したお金というのは、
相談者:
はい
塩谷崇之:
もう返ってこないことを覚悟しなくちゃ駄目ですよね。
相談者:
はいはい
塩谷崇之:
で、「絶対、返すから、すぐ返すから」と、いう風に、言っていたとしても、
相談者:
はい
塩谷崇之:
それを真に受けちゃ駄目ですよね。
相談者:
そうですか。
塩谷崇之:
はい
相談者:
やっぱり「契約書作ったから、今度は返してくれるかな?」と思っていたもんで。
塩谷崇之:
うん。
契約書というのは、
相談者:
はい
塩谷崇之:
相手にお金があれば、
相談者:
はい
塩谷崇之:
相手が、あー、その契約書に則ってね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、それえ、返済をするんでしょうけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
お金のない相手、にお金を貸して、「返します、返済します」という約束の契約書を取り交わしたとしても、
相談者:
はい
塩谷崇之:
その契約書自体には、
相談者:
はい
塩谷崇之:
確かに法律上、あなたは返してもらう権利は、ありますけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
実際にお金を返してもらうことは、もう無理だと思った方が良いですよね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
お金がないわけですから。
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、仮に、いー、一生懸命働いてのお金が出来たとしても、
相談者:
はい
塩谷崇之:
あなたに返すよりもまず、他の借入先に返す方が、まず先決ですよ。
ですから、まあ、あなたあ、はね、自己破産を勧めるのは、まあ親としてね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
自己破産してちゃんと、おー、綺麗な身になってというのは、勧めるのは、親としてはそういう、当然の気持ちかもしれませんけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
息子さん自身がその気にならないと無理ですよね?
相談者:
そうですね。
塩谷崇之:
うん。
それからもう1つ、その、
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、まあ、契約書を取り交わしてね、
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、息子さんはちゃんと返すって約束をしたと言いますけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
息子さんが自己破産した時には、
相談者:
はい
塩谷崇之:
あなたに対する返済義務も、
相談者:
はい
塩谷崇之:
消滅することになりますからね?
相談者:
はい、分かりました。
も、それはもう、覚悟してますけど、
塩谷崇之:
うん
相談者:
ん、そうですか、やっぱりもう、だったらもう、息子とは連絡取らない方がいいですかね?
塩谷崇之:
うん。
あのお、ま、取ってもいいですけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
連絡取るとまた、「お金返ってくるんじゃないか?」って期待しちゃうわけでしょ?
相談者:
はい
塩谷崇之:
だからもう、息子さんの方から、
相談者:
はい
塩谷崇之:
何か言ってくるまで、
相談者:
はい
塩谷崇之:
えー、放って置くのが良いんじゃないかと思いますけどねえ?
相談者:
ああ、そうですか。
はい、分かりました。
塩谷崇之:
うん
相談者:
じゃあ、もう、その、一応、待ってみます、連絡を。
塩谷崇之:
うん。
待ってみるというかね、お金が返ってくるのを待つんじゃなくて、
相談者:
はい、連絡が来るのを・・
塩谷崇之:
いつの日かね、いつの日か息子さんが、
相談者:
はい
塩谷崇之:
経済的に更生してね、
相談者:
はい
塩谷崇之:
え、戻ってきた時には、「親としてできる限りのことはしてあげますよ」と。
相談者:
はい
塩谷崇之:
うん。
そのぐらいの気持ちでね、
相談者:
はい
塩谷崇之:
待ってる方が良いんじゃないかと思いますよ。
相談者:
はい、分かりました。
(再びパーソナリティ)