投資に失敗していた頼りっきりの夫。結婚35年の女に離婚を勧める身内の本心
テレフォン人生相談 2016年3月3日 木曜日
パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 女54歳 夫66歳 結婚35年
柴田理恵:
もしもしい?
テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、よろしくお願いします。
柴田理恵:
はい。
今日はどんなご相談ですか?
相談者:
えっとお、2年前に、
柴田理恵:
はい
相談者:
主人の、
柴田理恵:
はい
相談者:
あの、借金が発覚致しまして、
柴田理恵:
はい
相談者:
ちょっと、そのことで、身内の方(ほう)に相談したんですけど、
柴田理恵:
はい
相談者:
あの、そしたら、ちょっと、
柴田理恵:
うん
相談者:
あ、それ以前にちょっと、主人が、うちの家計を全部、握ってるんですね?
柴田理恵:
はい
相談者:
で、あたし一切給料とか、あの、退職金とか、全て、
柴田理恵:
はい
相談者:
あと、聞かされてない状態で、
柴田理恵:
ああ
相談者:
でえ、あの、でえ、主人が全部、あの、やってた、中で、
柴田理恵:
はい
相談者:
借金まで作ってたっていうことが、あれして・・
柴田理恵:
はい。
まず、あなたはおい、くつですか?
何歳ですか?
相談者:
54です。
柴田理恵:
54歳、はい。
相談者:
はい
柴田理恵:
で、旦那さんは?
相談者:
66です。
柴田理恵:
66歳、はい。
相談者:
はい
柴田理恵:
えと、お仕事は、じゃあ、あの、家計握ってらっしゃるってことは、お家でお仕事、なさってるってことですか?
相談者:
いえ。
一応退職致しまして、
柴田理恵:
ああー
相談者:
今は、あの、嘱託っていう形です。
柴田理恵:
ああ、そうですか。
相談者:
はい
柴田理恵:
はい、分かりました。
相談者:
はい
柴田理恵:
え、借金ってえ、どのぐらいの借金だったんですか?
相談者:
あ、それもちょっと、定かではないんですけれども、
柴田理恵:
はい
相談者:
十数年前だと思うんですけど、
柴田理恵:
はい
相談者:
ちょっと、投資の方に、
柴田理恵:
うん
相談者:
ちょっと、主人が手を出しまして、
柴田理恵:
はい
相談者:
リーマンショック、か何かな?
柴田理恵:
はい
相談者:
うん、なんかそのじ、ぐらいの時期に、
柴田理恵:
はい
相談者:
ちょっと、倒産いた、したそうなんで、
柴田理恵:
はい
相談者:
もうその時に、か、かなり莫大な借金を背負うことになったようなんですけど。
柴田理恵:
うんうん
相談者:
うーん
柴田理恵:
金額う、がね?さっき、
相談者:
はい
柴田理恵:
はっきり分からないっておっしゃってたんですけど、
相談者:
はい、はい
柴田理恵:
数百万単位、なんですか?
相談者:
いや、
柴田理恵:
それとも、何千万?
相談者:
す、すうせ、も、何千万です。
柴田理恵:
ああー・・
相談者:
あのお、一応、も、ちょっと、主人、公務員なんで、結構、階級も、ま、そこそこだったんで、
柴田理恵:
うん
相談者:
で、年数も長くって、
柴田理恵:
うん
相談者:
3千万はあるんじゃないか?っていう話だったんですけど、
柴田理恵:
うん
相談者:
もうそれも、あたしも、退職にいくらもらってとかあ、もう、給料すら教えてくれてなかったもんですから。
柴田理恵:
ふう~ん
相談者:
うーん、だから、さっぱり分からない状態なんですけど。
柴田理恵:
うんうん
相談者:
うーん。
退職う、金が、もう、全て、無くなったようです。
で、それを今、未だにまだ、ちょっと、払ってる状態みたいなんです。
柴田理恵:
借金を?
相談者:
はい(涙)
で、それで、それでちょっと・・
柴田理恵:
退職金も無くなって、
相談者:
はい
柴田理恵:
で、今退職もなさってて、
相談者:
はい
柴田理恵:
どうやって返してるんですか?その借金を。
相談者:
あ、一応今嘱託で、まあ、限られた給料で、なんですけれど、それと年金とで、
柴田理恵:
ああー
相談者:
うん、何とか、あの・・
柴田理恵:
あの、お家にはお金入れてらっしゃるんですか?
相談者:
主人は、や、あの、全部自分で、全部やってます。
柴田理恵:
ああー
相談者:
だから、あ、だから、あ・・
柴田理恵:
じゃ、生活は困ってないんですか?
相談者:
そうです。
何とか、あたし、も、もう、ちゃんとさしてもらってはいるんです(涙)
柴田理恵:
ふう~ん
相談者:
うーん、で、数年前まで私も、あの、パートには出てたんですけれど(涙)、
柴田理恵:
うん
相談者:
うん、あの、2年前までかな(涙)
柴田理恵:
じゃああの、生活費を、旦那さんから、
相談者:
はい
柴田理恵:
「月幾ら、幾らで、これでやりなさい」って言われて、そのまま、こう、やってるってことなんですか?
相談者:
あ、そ・・それ、それは一切ないです。
柴田理恵:
え?
どういう・・
相談者:
生活費は一切もらってません。
主人が全部、お買い物から全部やってます(涙)
柴田理恵:
う、え、えーとお、例えば、その、ほら、あの、味噌買うだの、野菜買うだの、魚買うだの・・
相談者:
あ、いや、そ、それ、それ全部主人です。
あたしには、十円も、百円も頂いてません(泣)
柴田理恵:
ええー?
あの、失礼ですけど、結婚して何年、ですか?
相談者:
さ、35年です。
柴田理恵:
35、じゃあ、35年前からずうーっと、え?例えば、夕飯の献立は、
相談者:
あの、あの・・
柴田理恵:
ご主人が、
相談者:
そうです。
柴田理恵:
考えられて、
相談者:
そうです。
柴田理恵:
ほんで、お買い物して、帰ってこられて、
相談者:
はい、で、ぜ、全部・・
柴田理恵:
作るのは?
相談者:
つく、作るのは、もう、あの、まあ、あたしが、たまに作ったり、だ、でも、ほとんど主人が全部やります(涙)
柴田理恵:
んじゃ、奥さん、なんーにも、しなくて良かったんですか?
相談者:
そそ(笑)、そうです。
だから凄く気楽で、あたしもね、歳が離れてて、凄く甘やかされて、それでちょっと、
柴田理恵:
はあ~
相談者:
胡坐をかいてた部分があって、
柴田理恵:
うん
相談者:
ちょっとね?あのお、自分にも責任があるとは思うん、ですけど。
柴田理恵:
うん
相談者:
うーん
柴田理恵:
何でその、借金が、あるなって分かったんですか?
相談者:
えっと実は2年、前、に、
柴田理恵:
うん
相談者:
ちょっと主人の方の身内から、
柴田理恵:
うん
相談者:
「家(うち)にお金を借りに来た」と、
柴田理恵:
ああー、うんうん
相談者:
いうことを、
柴田理恵:
うん
相談者:
ちょっとあたしの耳に入りまして、
柴田理恵:
うん
相談者:
それはちょっと、まあ、やっぱり、あのお、一杯一杯の生活の中で、
柴田理恵:
う、うん
相談者:
ちょと、生活費が、ちょっと、必要だったようなんで、
柴田理恵:
うんうん
相談者:
で、あたしにやっぱり、内緒で、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、身内の方(ほう)に、借りに行ったようなんですけれども、
柴田理恵:
ああー
相談者:
そこで初めて、知ったんですね。
借金まで、あるっていうことを、身内が知った途端に、
柴田理恵:
うん
相談者:
「やはり、そんな、夫婦ではないから、」
柴田理恵:
うん
相談者:
「別れるべきじゃないか?」と(泣)、
柴田理恵:
別れる・・
相談者:
言われたんですけど(泣)。
柴田理恵:
誰、誰から「別れろ」って?
相談者:
家の身内、からです。
柴田理恵:
ああ、はあ、はあ、はあ
相談者:
親こ、親兄弟から、
柴田理恵:
あー、なるほどねえー、うーん
相談者:
うん、そんな、扱いをされてる、ていうか、
柴田理恵:
うん、あね、夫婦じゃないからってことですか?
相談者:
やっぱり、そんな、夫婦、ね、そうですね。
うーん、「それはあり得ない、から、散々甘えてきたんだから、これから自立しなきゃ駄目だよ?」って言われて(泣)、
柴田理恵:
うん、うんうんうん
相談者:
うん、で、あのお、「離婚を、する方に、考えなさい」って言われたんですね?(泣)
柴田理恵:
うんうん
相談者:
うん、でそれが、うん、そ、2年前に発覚してから半年ぐらい、離婚がどうのこうのっていうことで、ちょっと、いろいろ、揉めたんですけど、
柴田理恵:
うん
相談者:
やっぱり嫌いじゃなかったもんですから(泣)、
柴田理恵:
うん、うん
相談者:
ん、ふ、決断がつかずに、
柴田理恵:
うん
相談者:
あともうちょっと、主人と頑張ってやってみるっていう決断を出したんですね?
柴田理恵:
うん、うん、うん、うん
相談者:
1年半ぐらい前に(涙)
柴田理恵:
うーん
相談者:
で、それは、身内にとっては、少なからず、家(うち)に今ちょっと、あの、昔からの、財産があるっていうことで、
柴田理恵:
うん
相談者:
「それを狙われているんじゃないか?」と(泣)
柴田理恵:
身内の方からはそういう風に言われてると?
相談者:
そうです。
「だから別れないと、」
柴田理恵:
うーん
相談者:
あのお、「私とも、付き合わない」と(泣)
柴田理恵:
ああ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ
相談者:
はい
柴田理恵:
その、1年、半前にね?
相談者:
はい
柴田理恵:
もう一度やり直したいって、なった時に、
相談者:
はい
柴田理恵:
ご主人も、「今までその、何でもかんでもお金のこと黙ってたの、悪かった」と、
相談者:
はい
柴田理恵:
「一緒にこれからは何でも打ち明けて、何とか、2人でやっていこう」っていう話にはなったわけですか?
相談者:
いや、いや、な、ならないんです、それが(泣)
柴田理恵:
ならない?
相談者:
もうし、「申し訳なかった」とは言うんですけど、
柴田理恵:
うん
相談者:
う、「でも、これで今まで自分で頑張って、何とかある程度は返してきたんだから、」
柴田理恵:
うん
相談者:
「これからも自分で何とかやってけれる、ようにするから」っていう、
柴田理恵:
うーん
相談者:
そういう感じなんで(泣)、
柴田理恵:
うーん
相談者:
「じゃあ私は何のためにいるの?」っていうことを、伝えたんですけど、
柴田理恵:
うん
相談者:
うーん・・「今まで通りだったら、これからも何とかなっていけれる」って言って、それの一点張りなんですね(泣)
柴田理恵:
う~ん
相談者:
うーん
柴田理恵:
なるほどね。
じゃ、今日のご相談は、
相談者:
はい
柴田理恵:
その、この借金があること、を、どう、したい?っておっしゃるんでしょうか?
その、ご、ご夫婦関係のことでしょうか?
相談者:
うん、あ、あた、わた・・そ・・
柴田理恵:
それとも、しゃ・・
相談者:
あたしは、
柴田理恵:
はい
相談者:
うん、や、自分の身の、身の振り方が分かんなくなっちゃってるんです(泣)
柴田理恵:
ああ、ああ、ああ・・
相談者:
はい(泣)
柴田理恵:
分かりました。
相談者:
はい・・
柴田理恵:
あの、弁護士の先生に聞いてみましょうか?
相談者:
はい、すいません(泣)
柴田理恵:
ね?
相談者:
よろしくお願いします。
柴田理恵:
はい。
今日の回答者の先生は、弁護士の、坂井眞先生です。
相談者:
はい・・
柴田理恵:
先生、よろしくお願いします。
(回答者に交代)