謝ってもダメ。大学6年の息子の気力を取り戻すには退行欲求を満たすこと
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは。
相談者:
あ、こんにちは。
お願いします。
大原敬子:
いえ。
あのね?
相談者:
はい
大原敬子:
あのおー、何故今、
相談者:
はい
大原敬子:
辞めたいという、心の折れた言葉を使ったのか?
相談者:
はい
大原敬子:
これ、今、お子さんの、ほんっとの本心の、心ですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
これ覚えていただけますか?
相談者:
はい
大原敬子:
で、次ですね、
相談者:
はい
大原敬子:
隠している、その、
相談者:
はい
大原敬子:
状態?
相談者:
はい
大原敬子:
要するに、彼自身が、
相談者:
はい
大原敬子:
どうしても、お母さんが、求めているものを、お母さんが、くれなかった。
相談者:
ああ、はい
大原敬子:
それが彼の怒りになってるんです。
相談者:
はい。
それはよく言われます。
大原敬子:
これを、一貫してまとめると、
相談者:
はい
大原敬子:
このお子さんに関しては、
相談者:
はい
大原敬子:
無関心な子育てをしたんですね。
相談者:
あ!そうですね。
大原敬子:
そうですか?
相談者:
はい。
合ってると思います。
大原敬子:
そうですか。
相談者:
はい
大原敬子:
そうしましたらね、
相談者:
はい
大原敬子:
じゃ、次どうするか?です。
相談者:
はい
大原敬子:
このお子さんを無関心ってことは、
相談者:
はい・・
大原敬子:
ずっと人が信じられないんです。
相談者:
そう、そうです。
大原敬子:
そうでしょ?
相談者:
はい
大原敬子:
じゃ、信じられないのを信じさせるにはどうするか?って。
相談者:
はい
大原敬子:
時間しかないんです。
相談者:
ああー
大原敬子:
それからね、人生で、
相談者:
はい
大原敬子:
行き詰まった時、
相談者:
はい
大原敬子:
それから、人生でもうどうにもならなくなった時、
相談者:
はい
大原敬子:
心が折れた時、どんな励ましの言葉がいいですか?って方(かた)多いんですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
励ましなんて絶対聞かないんです。
相談者:
あ・・
大原敬子:
エネルギーが欲しいんです、実は。
相談者:
うん・・
大原敬子:
自分の人生ってね、
相談者:
はい・・
大原敬子:
他者に言われるよりも、エネルギーさえあれば、
相談者:
はい・・
大原敬子:
もう一度やってみようって挑戦になるわけですよね?
相談者:
はい、はい
大原敬子:
ということは、ええ?お母さん、あの時に、高校の時に、中退の時にも、お母さんそういう、ことは苦しんだんだ。
そうか、お母さんが愛の形、お母さん、喋りますね?
「お母さんねえ、あなたが高校中退の時に、お母さん何て言った?」って。
「何(なん)か気付けたかしらね?」って。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
「でもお母さんあの時にね?認定受ける時に、ええ?私の子供で、こんなに強い子いたんだ!」と思ったけれども、
相談者:
うん・・
大原敬子:
「お母さん褒め方が分からなくてねえ」って。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
「あの時にお母さん、『すごーい!』とかって、言えば良かったね」って。
相談者:
うーん・・
大原敬子:
「その後、また復学でしょ?
何度、山すかを超えた時に、お母さん何も、手を貸してあげなかったのかしらね」って。
相談者:
ああ、はい・・
大原敬子:
「お母さん自身がね、褒めることとか、褒められた経験なかったの」で。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
という風に言った時に、
相談者:
はい・・
大原敬子:
その、息子さんは、全部お母さんは、
相談者:
はい
大原敬子:
僕の紆余曲折を知っていて、
相談者:
ああ
大原敬子:
分かってくれる人がいた時に、
相談者:
はい
大原敬子:
人はエネルギー出るんです。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
今日あなたがまずなさることは、
相談者:
はい
大原敬子:
このお子さんと、
相談者:
はい
大原敬子:
その、中退からね?
相談者:
はい
大原敬子:
お母さんの安易さ?お母さ・・
相談者:
はい
大原敬子:
まず、自分が褒めることができないって人間?
相談者:
ああ、はい
大原敬子:
ね?
で、無関心であったこと。
相談者:
はい・・
大原敬子:
でもお母さんこれは、これだけは守ってくださいね?
相談者:
はい
大原敬子:
決して謝らないよ?って。
お母さんは、
相談者:
はい・・
大原敬子:
あの時は必死でやったってことです。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
子育てで一番、子供がね?怒るのは、
相談者:
はい
大原敬子:
「ごめんなさいね。
じゃあ、何をしたらいいの?」ってことです。
相談者:
ええー
大原敬子:
その言葉は、
相談者:
ええ
大原敬子:
「お母さんは一言で『ごめんなさい』で済ませるけれども、」
相談者:
ああ・・
大原敬子:
「僕のこの人生は、ごめんなさいでは済まされない」になるんです。
相談者:
はい、はいはい
大原敬子:
だから、あなたも一生懸命なさったわけですから、
相談者:
はい・・
大原敬子:
「私は一生懸命だったけれども、」
相談者:
はい
大原敬子:
「足りなかった」って。
相談者:
はい
大原敬子:
お母さんの、愛が少なかったんだってことは、
相談者:
ああ・・
大原敬子:
やっぱり認めてほしいんですね?
相談者:
はい
大原敬子:
その時にお子さんは、
相談者:
はい
大原敬子:
ここまで、ここまで来たんです。
相談者:
はい
大原敬子:
辞めたいってのは、本人がほんと辞めてしまったら、
相談者:
はい
大原敬子:
駄目だってことを知ってます、彼は。
相談者:
はい
大原敬子:
ここまで追い込んで、
相談者:
はい
大原敬子:
お母さん、それであなたは、僕にどれだけの、愛情と、アドバイスをくれますか?って、もう、一か?二か?の、もう、賭けできてますから、
相談者:
あはい
大原敬子:
もう真面目に、毎日、毎日話し合うことです。
相談者:
はい・・
大原敬子:
人がいないところで。
相談者:
はい
大原敬子:
分かりました?
相談者:
はい・・
大原敬子:
で、話す時に、
相談者:
はい
大原敬子:
「ふんふん、ふん」とかね?
相談者:
はい
大原敬子:
「でもね」とかはね、
相談者:
はい
大原敬子:
じゃ、全部聞くことですよ。
相談者:
ああ
大原敬子:
で、「ああそうか!そうか!そうだったのか!」でいいです、いいです。
相談者:
ああー、はい
大原敬子:
そして、
相談者:
はい
大原敬子:
その日は、「分かった、お母さんちょっと考えるからね」、で、止めるんです。
それを、
相談者:
はい
大原敬子:
何時間、僕の心を汲んでくれる時間を取るか?に、彼は見ています、今。
相談者:
はい
大原敬子:
分かります?
相談者:
はい
大原敬子:
優しい言葉も、
相談者:
はい
大原敬子:
「すいません」も、
相談者:
はい
大原敬子:
「あなたは頑張った」はいらないんです。
相談者:
はあ
大原敬子:
「僕の話を聞いて、」
相談者:
はい
大原敬子:
「受け止めてくれて、お母さんはその心を、汲めなかったんだね」ってことです。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
それがあったなら、このお子さんは、ちょっと、加藤先生に代わりますけども、いけると思いますよ。
相談者:
ああ・・
大原敬子:
うん
相談者:
はい・・
大原敬子:
分かります?
相談者:
はい
大原敬子:
よろしいでしょうか?
相談者:
はい・・ありがとうございます
大原敬子:
先生。
(再びパーソナリティ)