今晩、妻の不倫相手と会います。迷う47歳の男
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
ええ、今あのお、お子さんが、15歳、8歳、5歳。
15、6年、長い結婚生活をして、
相談者:
はい
加藤諦三:
実はあなたの、中に今は、今までの人生ずっと、真面目に生きてきたと思うんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど真面目に生きてきたけども、凄いこう、気が付いてないって、隠された怒りってのはないですか?
相談者:
あ、あります。
加藤諦三:
あるでしょう?
相談者:
うーん、うーん。
自分で、自分の性格、嫌ですもんね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
うーん
加藤諦三:
隠された怒りが凄いんだなあ。
相談者:
うーん
加藤諦三:
その場、その場である程度、怒りは処理出来てるんだけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
全然、怒りの処理なく、今日(こんにち)まで来てんです。
相談者:
うーん
加藤諦三:
どうしていいか分からないっていうのは、ちょっとキツイ言い方ですけど、今までの、自己喪失の、生き方の、結果なんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
ん・・
相談者:
ちょっと時間をおいて考えてみようと思います。
加藤諦三:
ふうん
相談者:
はっきりさせないと、今後の生活がやっぱり、不安定、ですので、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう、しっかりと、もう、線を引いて、やるならやる・・もう、今のままで頑張るなら頑張ると。
加藤諦三:
あなたが今、これ、「考えてみます」っていうのは、考えるんじゃないんです。
「これからもうちょっと迷います」ってだけの話。
相談者:
ああー、はい、うん
加藤諦三:
いいですか?
相談者:
はい、分かりました。
加藤諦三:
考えるのと、迷うのとは、違いますよ?
相談者:
うん・・分かりました、はい。
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
分かりました。
ありがとうございました。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、失礼します。
加藤諦三:
考えることと、迷うこととの間に、勝者と敗者の分かれ目があります。
(内容ここまで)
カマかけよったか。
実はこの男、2回カマかけてんだけど、分かった?
一回目は、この男自身が言ってる
「遊び行ったんじゃないよね?」
でも、その前に、
「友人送って帰ってきたのか?」
逆方向から帰って来たことを知っててね。
部屋の散らかり具合
携帯をいじくる頻度
そもそも、これしきのことで浮気に気づけたってのは、すでに夫婦仲がおかしくなってたからだ。
こういう観察眼って、ありがたいときはありがたいんだけど、日常にまで及ぶとウザい。
嫁をフルタイムで働かせるんなら、フィフティ・フィフティだ。
「部屋が散らかってる」 じゃなくって、あんたが掃除すんだよ。
妻 「自分が誘った」
この意味分かる?
正直に言うしかないから言った、ぐらいにしか思ってないんじゃない?
これね、あんたに対する精一杯の抗議なの。
あんたのするどい観察眼は文字通り目に入ってくるものだけ。
それ以外はとてつもなく鈍感。
間男と会うあんたに、妻は絶望してるよ。
こういうときの男ってほんとに不憫。
だって、離婚の際の親権とか養育費や財産分与は浮気とは一切関係ないんだもんね。
5歳と8歳はどうしたって妻に親権が行く。
15歳の息子だって、兄妹引き離すわけにはいかんだろ。
子ども取られて、ボッチになって、財産半分持ってかれて、養育費払って。
一体悪さをしたのはどっちだ?、って話だ。
慰謝料?
離婚しないんでしょ?
元さやに納まってるのにいくら取れると思ってんだよ。
そんな女々しい、中途半端なところが、「自分の性格が嫌です」 じゃないの?
怒りを抑えて間男と会って何になる?
会うんなら、相手絞め殺す覚悟で会えよ。