問題の児童をどう扱うか?塾の運営方針が父と違う

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
あのお、

相談者:
はい

加藤諦三:
今あ、大原先生がおっしゃった、その、家庭ですけどね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ですから先に言ったように、

相談者:
はい

加藤諦三:
この問題児の子が、

相談者:
はい

加藤諦三:
の、行動にばっかり、注意がいってんですよね?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
何故この子はこういう行動をするのか?っていう、

相談者:
ええ

加藤諦三:
動機の方に関心がいってないんですよ。

相談者:
ええ、そうです・・

加藤諦三:
これからそっちがあなたの、おー、得意分野にしていかないといけないんじゃないですかねえ?

相談者:
ええ、そうです・・

加藤諦三:
同じ一つの行動には、沢山の違った動機がありますからね?

相談者:
はい

加藤諦三:
まず、家のストレスってことが考えられますよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
それから、もう一つは、ほんっとに、躾の全くできていないっていう、家のストレスとかなんか、か、関係なくて、とにかくもう、躾が出来てないっていう、

相談者:
はい

加藤諦三:
こともありますよね?

相談者:
はい、ありますね・・

加藤諦三:
それから、正常な、範囲っていうのかね。
この年齢の子は、このくらいのことは、誰でもやるよっていう、正常な範囲っていうのもあるんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
だから、あなたと、お父さんとの違いはね?

相談者:
はい

加藤諦三:
どこが違ったか?っていうと、お父さんは恐らく今、3番目に言った、正常な行動の範囲という風に説明しようとしたんでしょうね?

相談者:
ああ、そうで・・

加藤諦三:
だから、これが正常な範囲なのかどうか?っていうのは、それは、実際に見なきゃ分からないんですけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
家庭に問題があるんだろうなっていう、大原先生と同じ意見なんです。

相談者:
ああ・・

加藤諦三:
これからは、行動ではなくて、

相談者:
はい

加藤諦三:
動機を見るっていう、その姿勢で、

相談者:
はい

加藤諦三:
塾の、新しい経営方法で、

相談者:
はい

加藤諦三:
お父さんと、話してみてもらっ、たらどうでしょうか?

相談者:
分かりました。
どうもあり・・

加藤諦三:
よろしいですか?
要するに、

相談者:
はい

加藤諦三:
行動特性と、性格特性は、違うってことです。

相談者:
はい。
あ、分かりました。

加藤諦三:
これ、どうしても行動は見えるけれども、性格は見えないので、

相談者:
はい

加藤諦三:
行動で判断しちゃうんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
よろしいでしょうか?

相談者:
はい、分かりました。

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
どうも、ありがとうございました。
失礼致します。

加藤諦三:
同じ一つの行動には、沢山の違った動機があります。

(内容ここまで)

あのお、えーと、まあ、その、ちょっと、いいますか・・

イライラ・・
授業でもそんな話し方なの?

こういうの、単なるクセじゃないよ。
やましいことがあるか、自信の無さ。

「わたくしが、まあ、その、あ、ま、手伝う形で、あ、やっている・・」

言葉尻をとるようで悪いんだけどさ、フルタイムでやってんでしょ?
会社員が自分の仕事を「手伝う」とか言わんよ。

ひょっとして仕事が好きじゃないのかも。

48歳の息子と80歳の父親。
とっくに、代替わりしてていいのに、いまだ80の爺さんにオンブ。

今日の相談の趣旨はここだったんだけど、問題児童にフォーカスしちゃったねえ。

 

生返事って言うけど、せっかくの黄金コンビのアドバイスが上滑りしてる感。
問題児童の心理を教えられたって、この男には重過ぎるの。

そもそもが、この男は問題児童になんかには興味がない。
授業が妨害されることに苛立っているだけだし。
それを80の爺さんがほっとくからよけいにね。

ま、問題意識そのものは正しいよ。
教育者以前にサービス業として考えなきゃいけないのは、他の児童のことだ。
静かに授業を受ける権利を守る責任がある。

だから、少なくとも、あんたの授業を妨害したときは、厳しく叱れば済む話だ。
親父に頼むことじゃあ、ない。

それを、方針の違いなんて言い出すからややこしくなる。
怖い先生と、優しい先生が居たって何の矛盾もないでしょ。

問題児童は来なくなるかもしれんけどさ。

だから、叱るときにこそ、今日の黄金コンビのアドバイスが生きてくるわけなんだけど・・
ま、猫に小判だ。

 

大原敬子:
今、父親に持っていく、ものが一つもないでしょ?
あなたが、その子の何かを見たんですよ。
わたくしはそれが原因だと思っています。
その子を助ける云々じゃなく、加藤先生がお話してくださると思いますけど。

ヨッシャア、さすが、大原センセ。

と・・

加藤先生にバトン渡ってねえよ!

 

問題の児童をどう扱うか?塾の運営方針が父と違う」への1件のフィードバック

  1. はじめまして 
    いつも書き下ろしてくださり、ありがとうございます
    放送も聞ける時は聞いていますが、こちらのブログの方がわかりやすくて
    いつも拝見しています
    でも 何より愉しみなのが、管理人さんのコメントです
    自分には、ない考え方 とらえ方があり、納得の
    コメントばかり。

    コメントさがして過去の探すのも楽しいですが
    以前のも サインつけていただけると嬉しいな なんて
    ずうずうしいですね。
    無理せず 続けて下さい お願いします

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