両親が嫌いで家族から孤立してしまった29歳の男。親孝行したいけど勇気がない
(再びパーソナリティ)
柴田理恵:
あのお、私一つ思うんですけど、
相談者:
はい
柴田理恵:
あの、物事は、捉え方一つだと思うんです。
相談者:
はい
柴田理恵:
その人が、やってきて、なんかこう、自分のちょっと意に沿わない、反応した。
これはね?
相談者:
はい
柴田理恵:
「ああ、あんな風に思ってる、こんな風に思ってる」って、嫌な風に思わないで、
相談者:
はい
柴田理恵:
「ああ、あの人、優しいから、言いづらかったんだなあー」
三石由起子:
うん、うん
柴田理恵:
「『それ違うよ』って、言えないから、ああいう顔して、分かってもらおうと思ったんだなあ。
悪かった、悪かった、ごめんね?」みたいに、
相談者:
はい
柴田理恵:
違う風にこう、こう捉えていくと、物事ってのは随分こう、オセロがひっくり返るみたいに、
相談者:
はい
柴田理恵:
白白白白白ってなっていくから。
相談者:
はい
柴田理恵:
そういう風に、してみたらどうかな?と思うんです。
相談者:
あ、はい
柴田理恵:
はい
相談者:
分かりました。
柴田理恵:
さっき先生がおっしゃったみたく、やっぱり、挨拶とか、
相談者:
はい
柴田理恵:
それから、笑顔とか、こう、おもろ、笑ってる風に、
相談者:
はい
柴田理恵:
周りの人、思ってくれなくてもいい。
あなたが、思うだけの笑顔でいいから、
三石由起子:
うん、うん
相談者:
はい
柴田理恵:
ぬってこう、笑顔、から、始めてみると、
相談者:
はい
柴田理恵:
きっと変わると思います。
相談者:
はい、分かりました。
柴田理恵:
はい
相談者:
はい
三石由起子:
最初はさ、振りだけでもいいよ。
柴田理恵:
そうそう
三石由起子:
ほんとに心で思ってなくても良い。
相談者:
はい
三石由起子:
うん。
それが、できるのが挨拶だからね?
相談者:
はい
柴田理恵:
自分、さえ変われば、必ず周りが変わる。
相談者:
はい、分かりました・・
柴田理恵:
自分が、変わらなかったら、周りは変わらないです。
相談者:
ああー
柴田理恵:
うん
相談者:
はい、ありがとうございます。
柴田理恵:
だから、頑張ってね?
絶対変わりますよ?
相談者:
はい
柴田理恵:
はあい
相談者:
ありがとうございました。
柴田理恵:
はあい、失礼しまあす。
三石由起子:
頑張れ頑張れ!
相談者:
はい
柴田理恵:
頑張ってねー。
相談者:
はい、どうも、
柴田理恵:
はいー
相談者:
ありがとうございます。
柴田理恵:
はい
相談者:
失礼致します
柴田理恵:
はい
(内容ここまで)
柴田理恵:
自分さえ変われば必ず周りが変わる。
自分が変わらなかったら周りは変わらないです。
ハイハイ。
分かる人には分かる学会臭。(笑)
一番いいのは、今日の放送聞かせることだけどねえ。
家族はあんたがこんなこと考えてるなんて思ってもみないでしょ。
「僕に気を使ってる」
「親孝行したい」
聞いた両親はむせび泣くだろうよ。
この手の相談でありがちなのは、いまだ親に対する恨みに執着してるケースなんだけど、それに比べると光明が差しまくりだ。
三石由起子 できるよ、家族だもん、みんな待ってるから。
こういうの聞くと病気って悪いことばかりじゃないのね。
自分を見つめなおす機会にもなったり、家族を一つにしたりする。
うちもね、喧嘩するわけじゃないんだけど、よそよそしかったアタシと姉。
母がいくら嘆いてもどうにもならなかったんだけど、これを普通の姉妹に戻してくれたのは父の脳梗塞だった。
柴田 急にはムリ。
三石 君子豹変す。
あたかも真逆のことを言ってるようだけど、
三石 挨拶でもいい
結局は同じこと言ってるんだよ。
どんな小さなことでも、自分で決意しないと始まんない。
三石 心で思ってなくてもいい。
そう、行動に心がついて来るっての。
形式って大事なの。
早起きすれば、何かが変わる。
挨拶が恥ずかしかったら、黙って風呂掃除でもしてみ。
家族全員が生産年齢
住む家
29歳の健康体
そしてここにもうすぐ追加されるのが、互いを思いやる家族
これで一体、何が不安なんだ?
「俺たちは最強の家族だ」 (*)
(*)
「重力ピエロ」 伊坂幸太郎 著 (直木賞、本屋大賞ノミネート作品)
辛い過去(重力)を乗り越えようとする家族(ピエロ)。
その父親が家族に向けて放つセリフ。
2009年公開映画。
父親役は小日向文世。
ウルヴェさんに見習って欲しい。「先ずは、日記にその日あった楽しかったことや嬉しかったことを書きます…」ってなりそうだから。
解決の方向性をしっかり提示してからでなければ、それが素晴らしい方法論だったとしても納得しづらい。