子を持って湧き起こる母への怒り。女に訊ねる2つの選択肢。どっちかで対処は異なる

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは。

相談者:
あ、こんにちは。よろしくお願いします。

大原敬子:
いいえ、あのね、

相談者:
はい

大原敬子:
今お話を聞きまして、

相談者:
はい

大原敬子:
子育てとおっしゃってましたね?

相談者:
はい

大原敬子:
今あなた子育てがすごくきついんじゃないかしら?

相談者:
はい

大原敬子:
ね?
本来ね、

相談者:
はい

大原敬子:
今3歳で一番大変ですけども、あなたの子育てとお母さんを、ダブってしまったら、この男の子は地獄になりますから、それは切り、離して欲しいんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
で、次に、あなたと夫の関係です。

相談者:
はい

大原敬子:
あなた自身が、姉さん女房ですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
夫にとってはあなたがお母さん的に、愛して守ってもらう存在なんですね?

相談者:
はい

大原敬子:
夫にとってはこのあなたを、失ってはいけないから一生懸命33歳の力で、たくましい男の人になってるんですよ、今。

相談者:
うう~ん

大原敬子:
で、あなたは初めて、あ、こんなに癒されるんだ。
これだけ文句言っても、夫はこうなんだ。

相談者:
ううん

大原敬子:
自分の母のこと言っても、「君つらかったね」、って受け入れてくれる。

相談者:
うう~ん

大原敬子:
だけれども、愛されないと思った人の生き方っていうのは、夫の存在を知っていながら、もっともっととね、自分の感情を出してしまうんですね。

相談者:
うう~ん。

大原敬子:
言う言葉っていうのは、「わかっています、夫がいなければ、わたしは生きていけないんですけどねえ」って言っておきながら、

相談者:
はい

大原敬子:
どんどんどんどん吐き出すんですねえ。
私が一番気になるのがですねえ、33歳の夫が、あなたが常にね、「母が母が母が」って言ってしまったときに、僕が対応できなくなったときに、

相談者:
はい

大原敬子:
どうなるだろうな?って思うんですね。

相談者:
ああ

大原敬子:
吐き出した感情が、全部消えて元のままになればいいですよ。
吐き出して元にならないんですねえ。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたは母の、怒りのものを出すことによって、家の中に、母の亡霊っていうのかしらね、怨念を、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが作った怨念ですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
を、家の中に撒き散らしてるんです。
その選択をするか?、

相談者:
はい

大原敬子:
今ここで、母の憎しみを吐き出したとしても、自分の心は軽くならないんです、こういうものって、怒りっていうのは。

相談者:
うう~ん

大原敬子:
もっともっとです。

相談者:
はい

大原敬子:
それよりも、今のところ、夫が優しいでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
坊やちゃんもいい子でしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
賢くなるってことじゃないでしょうかね?
あのね、こういう話があるんです。ある修行僧に行き合ったときにですね、

相談者:
はい

大原敬子:
その方がですね、千日会法要をなさったときに、

相談者:
はい

大原敬子:
常に一箇所一箇所にお祈りするんですって、

相談者:
はい

大原敬子:
そのときにね、あるときふっと違うこと忘れてしまって、
おじゅ、数珠わかりますね、お祈りする。

相談者:
はい

大原敬子:
いろんなものをその一箇所に忘れて、

相談者:
はい

大原敬子:
「先に行ったときは、戻ることはできない」とおっしゃったんです。

相談者:
はい

大原敬子:
わたしはね、「どうしてですか?、忘れたのなら戻っていいじゃないですか」って言ったの。

相談者:
はい

大原敬子:
たらね、「うん、それは死を意味するんだよ」って言ったんです。

相談者:
うんん

大原敬子:
私はね、この年になって初めてわかったのは、

相談者:
はい

大原敬子:
憎しみを抱いたそのときから、

相談者:
はい

大原敬子:
その人は生きてないんですね、そうでしょ?

相談者:
ううーんん

大原敬子:
そのときから止まってるわけじゃない。
でも、あなたのお母様なんかは先に生きてるんですよ、どんどんどんどん。

相談者:
はい

大原敬子:
あなただけがその怒り憎しみを持ってそこに止まってるわけですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
その、じゃ、その話を聞いたときに、「じゃ、過去の憎しみやなんかは、どうするんですか?」って私は聞いたんです。

相談者:
はい

大原敬子:
「今が不幸だから」って言われました。

相談者:
・・

大原敬子:
「今が幸せだったら」、

相談者:
うん

大原敬子:
「『もういい、あのひどいことがあったって、今がこれだったらいいや』って思う」って言うんですね。
つまり、「怒りは悪くない」って言うんですね。
「怒りも憎しみも、ただそれは、今の現時点の自分の位置を教えてくれるんだ」って言われたんです。
そうすると、私は「嫌だ」っと思ったんですねえ。
「自分は幸せなんだから」っと思ったの。

相談者:
はい

大原敬子:
そしたら、死にたくもないし、

相談者:
うん

大原敬子:
過去はもういいって思ったときに、初めてその話聞いたときに、ハサミで切りました。過去を。

相談者:
うん

大原敬子:
そうか、人生って振り返っちゃいけないんだってね、私は、教えられましたんですけどね。

相談者:
はい

大原敬子:
そう考えると、今あなたの場合に、「母の怒りを持って生き続けます」ってなるか、

相談者:
うん

大原敬子:
この夫と、この息子のね、世界に、私は新しいね、種をまいて花を咲かせるか、

相談者:
うん

大原敬子:
これはあなたの選択ですよねえ?

相談者:
はい

大原敬子:
ああいうお母さんだからこそあなたは頑張って、そして今の彼と知り合った。
そういう面もあるんです。
裏表を見れば。
ぜんもいんじゃないですね。(善も悪もない?)

相談者:
はい

大原敬子:
こういうお母さんだから、この彼と結婚できたんですよ。

相談者:
・・

大原敬子:
そうじゃないですか?
そして、こういう彼だからこそ、あなたはお母さんの悪口を言ったんです。

相談者:
うん

大原敬子:
彼が受け止めてくれたんです。

相談者:
うん

大原敬子:
そして今、このままでは、「ちょっとまずいんじゃないか?」とも、あなたの理性がですね、これで思い止ましたということは、全てが良しと受け入れることも、できる強さと思うんですけども、先生いかがでしょうか?

(再びパーソナリティ)

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