2週間しか持たないハズの父が2ヶ月経っても生きてて怒りが湧く出戻り53歳
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
はい、あの今、お二人の話をね
相談者:
はい
加藤諦三:
迷いの、あなたの迷いの話の相談なんですけどね、
相談者:
はい
加藤諦三:
僕はあの、お見舞いに行くときにね
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの矛盾した、気持ちを紙に
相談者:
はい
加藤諦三:
書いてそして、お父様のところに行くのがいいと思います。
父親が憎らしいとか、
相談者:
はい
加藤諦三:
なんとか、人には言えないような、
相談者:
はい
加藤諦三:
気持ちってありますよね?
相談者:
はい、あります、あります。
加藤諦三:
それを全部、書いて。
相談者:
はい
加藤諦三:
そこに吐き出してから
相談者:
うん
加藤諦三:
父親のところに行く。
で、帰ってきたらまた
相談者:
うん
加藤諦三:
本当の気持ちを全部書く。
相談者:
うん
加藤諦三:
あのね、介護でえ、のときですね、
相談者:
うん
加藤諦三:
今思うのはね、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの場合、父親の、思い出に反応してはいけません。
相談者:
はい
加藤諦三:
過去の思い出ね。
相談者:
はい
加藤諦三:
悔しいとか、
相談者:
はい
加藤諦三:
思い出に反応しちゃいけないんです。
相談者:
・・
加藤諦三:
そうすると本当の自分に気づくことの障害になるんですよ。
相談者:
父が見舞いに来てくれなかったとかっていうことを、
加藤諦三:
うん
相談者:
思い出してはいけない?
加藤諦三:
ん、思い出していいんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
過去のみ・・だけどそれに反応しちゃいけない。
相談者:
反応してはいけない。
加藤諦三:
うん、反応しちゃいけない
相談者:
うん
加藤諦三:
本当の自分に気づくことの障害になりますから。
本当の気持ちってのは、後から気づくことありますから。
相談者:
そうだといいですね。
加藤諦三:
いや、そうだといいですって言ってね、
相談者:
(笑)
加藤諦三:
あの、そうですう。
相談者:
あははは。
失礼しました。
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい、あの、今日お見舞いに行って
加藤諦三:
うん
相談者:
父の足と、頭を撫でてきます(笑)
加藤諦三:
そうです(笑)
相談者:
はい(笑)
大原敬子:
(笑)行ってください。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、ありがとうございました。失礼いたします。
加藤諦三:
人生最後のホームを出て行くときには、すべて精算してから出ていかなければなりません。
(内容ここまで)
介護者が被介護者の死に際に接して抱く複雑な感情。
悲しみと、ホッとする気持ちとの同居。
ここまでは別に普通だ。
だからこそ、ラストスパートが可能になるわけだし。
優しくしよう、最期はしっかり看ようっていうね。
家族に残された大切な時間をだ。
母親は今、そういう心境なんだな。
施設に入れた途端、誤嚥でそのまま逝ってたら悔やんでも悔やみきれなかったはずなの。
「変わりがないのにね、毎日行かなきゃならないの?って喧嘩になってしまう」
喧嘩になるのは当たり前だ。
この出戻り女はアタシには理解不能。
予想を超えて生きながらえる父親への怒り?
やせ細った父親に?
「いつ死ぬの?っていうような考え方に変わってきてしまった」
喜怒哀楽、驚、嫌、恐、こうした感情の発露を人はコントロールできない。
だから、感情そのものを非難するつもりはないよ。
憎い親だったら葬式なんかに出なくたっていいんだし。
だけど、かつて自分が入院したときに見舞いに来なかったからっていう理由はどうにかならんのか?、出戻り53歳。
浅はかなんだよ。
母親が毎日あんたの見舞いに行くためには送り出す夫の協力が不可欠だっつうの。
少し似た境遇かなと勘違いしたんで聞き入ったけど、聞くに堪えない相談だった。
加藤氏の猫ナデ声が不快。
齢70にして、いまだに一方的に父親を非難し続ける自分とシンパシーを感じたんだろうけどさ。