利用することしか頭にない母。父に殺されそうになった記憶。それでも女が持つすごい力

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
ええ。
あのお、要するにね、今一番危険なのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた寂しいから、

相談者:
はい

加藤諦三:
今までは孤独だけど、孤独を感じることもないほど孤独だったんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
ところが、今は息子さんとの関係があって、満たされるものがあるから、初めて寂しさってものを感じるようになった。

相談者:
そお・・

加藤諦三:
だけど今ね、もおのすごい危険なときなんだ。

相談者:
はい

加藤諦三:
人は寂しいときに騙されるんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
ひどい親でも、

相談者:
はい

加藤諦三:
ひどい親っていう現実を見ないで、いい親だったと思いたいんです。
寂しいとき、孤独なときっていうのは。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
だから、最後にもう一ふんばり。

相談者:
はい

加藤諦三:
自分の心の砦を守ってください。

相談者:
わかりました。

加藤諦三:
心の砦は、「私と息子」です

相談者:
はい

加藤諦三:
「私と息子」、この二つを守る。

相談者:
はい!

加藤諦三:
あとは、切れるものは切ってもいい。

相談者:
はい

加藤諦三:
悩むことじゃないです。
そんなのは。

相談者:
はい・・わかりました

加藤諦三:
だけどあなた、最後にね、ちょっと覚えておいてね。

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた人を恨んでないけども、これよりもっともっと恵まれた環境で人を恨んでばっかりいる人って、いっぱいいるんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
だけどこれだけ厳しい環境でね、人を恨んでないっていう、それはすっごい能力なんです。生きる力なんです

相談者:
はい

加藤諦三:
ですから、今までも、今、あなたの持ってる能力を使って生きるというそのすごい能力をもって、なぜか私はそれだけのすごい生きる力を持って生まれてきたんだという、

相談者:
はい

加藤諦三:
その点は、

相談者:
はい

加藤諦三:
覚えておいてくださいね。

相談者:
わかりました。

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
ありがとうございました。

(内容ここまで)

実の母親には子がいないのかね。
死んだら家やるって言うぐらいだからそうだね、きっと。

だったら身内はあんた一人。
扶養義務なんてのは有名無実だから気にする必要はないけど、最期ぐらいはどっからか連絡は来るでしょうよ。
遺産があれば母親が恩着せがましく言わなくても自然にあんたのもの。

ただ、借金という遺産もあり得るし、孤独死なんかだと思わぬ費用が発生したりするから、相続放棄の知識ぐらいは仕入れておいた方がいいかも。
69歳? まだちょっと先の話だ。

そういう質問じゃなかったようだけどさ。

 

番組に電話を掛けてくる相談者は大きく2通りのタイプに分かれる。
一つは分かんなくて。
もう一つは、期待する答えを聞くために。

小3のときに出て行った母親
取引しようとする母親
包丁で服を切った父親
無理心中を想起させる記憶
そして、中3の息子との母子家庭

これを泣きながら話せば答えなんて聞かなくても分かる。

加藤諦三:
酷い親っていう現実を見ないで、いい親だったと思いたいんです。
だからここは、もおぉひと踏ん張り。

ゆるぎなき、内なる毒親の完成まであともう少しってことね。
先生と同じように。

つまり、内心に良い親が存在してるからこそ、それを看ない酷い娘のアタシが苛(さいな)むわけだ。

大原敬子  あなた、いい人になろうとか色々考えてるんです。

ここで、お2人はつながる。

 

車で2、3時間なんて、何かできる環境にないじゃん。
今さら同居でもする?
捨てた母とでも、父親夫婦とでもいいけど。
土台ムリなんだってば。

毒親だろうと、そうでなかろうと、母子家庭を頼る方がおかしいんだけど、そもそも頼られてるのか?

大原敬子  「看るなら看る、看ないなら看ない。先生、いかがでしょうか?」

(笑)

加藤諦三  大原先生の、みごっぉとな回答です

今日はなかったな。

 

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