離婚に応じないアタシに女と別居中の夫が財産分与を求めてきた
(再びパーソナリティ)
ドリアン助川:
奥さん?
相談者:
はい、ありがとうございます、先生。
ドリアン助川:
あのお、ホントに、大変なところを乗り越えてらっしゃると思うんですが、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あのお、一歩ずつ、
相談者:
はい
ドリアン助川:
また前に向かって、進まれて下さい。
相談者:
はい
あの、大迫先生にお礼言っといて下さい。
ドリアン助川:
はい
相談者:
ありがとうございました。
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい、ありがとうございます。
ドリアン助川:
はい、失礼します。どうもー。
相談者:
どうもお世話になりました。
失礼します。
(内容ここまで)
ドリ助 おいくつですか?
女 ななじゅうぅ・・3で、主人が69です。
(笑)
夫の方はすぐ出てくるんだな。
いくつにするぐらい、電話する前に決めとけよ、姉さん女房。
まずは今日の復習。
そもそも法律用語としての財産分与とは、離婚手続きの中で、あるいは離婚後に行うもの。
なので離婚を前提としない財産分与はあり得ない。
まさにこれが、相談者が離婚しない理由の一つなんだけどさ。
で、婚姻中の財産は夫婦別産制といって、自分で取得したものは自分のものという、至極当然の扱い。
だから、夫の請求は一応は真っ当。
ただし、あくまでこれは原則論であって、同一家計においては、名義が夫婦どちらになっているのか、あるいはどちらが購入したかに関係なくその分配は困難。
そら当たり前だ。
名義や稼ぎや、形式で決めてたら専業主婦の分け前はゼロになってしまう。
だからこそ、離婚の際の財産分与は仲良く半々。
(もちろん、明らかに結婚前の財産は分ける必要はない)
つまり、夫は、ゴールドの請求をしてもいいんだけど、婚姻関係が継続している中で強制させるまでは、ムリ筋。
あと、慰謝料は離婚するしないに関わらず請求できる。
相談者の場合は、不貞行為、夫婦生活を破綻させたことによる精神的苦痛に対する慰謝料だ。
もはや事実関係で争う必要もない。
万が一、ゴールドのことで夫が強く出てきたら、この慰謝料を匂わせればいいわけだけど、どんなに頑張っても190万、そこまではしないでしょうよ。
さて、
旦那も悪知恵が無さ過ぎるんだな。
不倫がバレてないんだから、別居する前に、カネ目のものを自分に寄せるぐらいのこと出来たでしょうに。
そうしておけば、今度は逆に、相談者の方に財産分与のメリットが出てくる。
旦那が自宅をあきらめるプラスαぐらいで、妻は離婚に応じたかもしれない。
もっともカネだけではなさそう。
そら、連れて行きもしなかった旅行に2人で行ってんだもんねえ。
2人を困らせないと気が収まらない。
顔に出てるよ、怨念。
違った、声だ。
100万円って旦那の女が払ったんでしょ?
進んでさ。
そら、あんたにとっちゃ少なかろうけど、なかなか出来ることじゃないよ。
たぶん、その後のスムーズな展開を期待してのことだと思う。
魚心、水心っていうやつ?
まったく通じなかったね。
無駄カネになってしまった。
今日の相談内容つまらなかったですね
年取ると話がクドくなる 気をつけようと思いました。