新築注文住宅。隣のゴミ屋敷の猫がうちに糞をする。言っても埒(らち)が明かない

(再びパーソナリティ)

ドリアン助川:
もしもし?

相談者:
はい

ドリアン助川:
いずれにしろ、大きなトラブルにならない方向で、

相談者:
はい

ドリアン助川:
なんかあの、その方も通気口に屋根をかぶせるっていう事はあ、

相談者:
うーん

ドリアン助川:
一応、猫への、労(いたわ)りあるわけですよね?

相談者:
うん、そうですね。

ドリアン助川:
で、あなた様への労りに欠けてる訳ですよね?

相談者:
うん、はい

ドリアン助川:
その部分が、分かって頂けると良いですよねえ。

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい

相談者:
ちょっと、話してみます。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい、すみません、ありがとうございました。

ドリアン助川:
では、失礼します。

(内容ここまで)

やっぱり、住まいは借りるもんだわ。

新築注文住宅で暮らす幸せ。
全部自分たち好みだもんね。

お隣さんだけは選べない。

「人が住んでいなさそう」な隣の婆さん家とは絶望的なコントラストをなしていないか?

 

「60過ぎのお婆ちゃん」

このセリフはかなりのリスナーを敵に回したかも。

ドリ助  「60過ぎっていうと、今、割と若い方ですけど、もう、おばあちゃんっていう感じ・・」

いいぞ、その通り。

ほんとに60に見えるんなら、今どき「お婆ちゃん」はないだろ?
逆にお婆ちゃんと呼ぶに相応しいんなら、60じゃない。

ま、これはそれなりに小奇麗にしている人のことだ。
個人差が激しい年頃だし。

なんとなく想像できるよ。
「婆さん」が相応しい風貌なんでしょ。

 

さて、
なんでもそうだけど、問題解決において、「穏便に」、この条件が加わると途端に選択肢が狭まってくる。

家族なんかの場合だと、番組的に、覚悟がない、虫が良すぎるって叱られるのがオチなんだが、ご近所間はそうはいかん。

坂井、ドリ助両氏の歯切れの悪さもそこから来ている。

で、この男、さらに条件を付け加えようとしてたわけだよ。

「費用は向こう持ち」

いやいやいや、これ以上難しくしないで。

 

結局、なに?、今日のところは相談者側の防御策をやってみるってことで落ち着いたみたいだけど。
まだそれすらやってなかったの?って感じ。

これね、言っとくけど、そんなことじゃ、早晩、頭抱えることになるよ。
だって、今、5、6匹でしょ?
最初、2、3匹だったんでしょ?

婆さんがこのままエサやり続けてみ?
来年は10匹だよ。

どうすんの?

結局エサやりを止めてもらしかないと思うの。
それにはアンタ、費用負担を諦めたように、穏便に、っていう条件もさ、諦めた方が良くない?

だって、すでに、言うべきことは、もう言い尽くしてるじゃない。
口で言って分かんないって奴だ。

だからって、何をどうすりゃいいか、アタシも分からんのだけど。

いよいよ、証拠集めて、差し止め請求して、・・
めんどくさ。

もしそれで差し止め命令が下ったとして、その後、どうなるの?
猫たちに命令書渡すわけじゃないでしょ?

猫が居れば、この婆さんはエサをやるだろうよ。
そのときにどうなるのかってこと。
逮捕?

恨み買うわ。
別の問題が起こりそうやわ。
やっぱ、穏便に、っていう条件は外せないのか。

他人の行為をやめさせるのって、どんだけ難しいかってこと。
逆の行為である動物虐待を取り締まれるのは法律に違反しているから。
他人が鼻くそほじるのを止めさせることは不可能だ。

猫と言えばこの相談
伝説の猫院生。自分への怒りが他者に向く

 

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