離婚して引き取った息子が家出して元妻の両親と暮らす。勝手な振る舞いが許せない
(再びパーソナリティ)
ドリアン助川:
もしもし?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あのお、「いつ帰って来ても良いんだぞ」という一言と、あなたの笑顔があ、
三石由起子:
うん
相談者:
ええ
ドリアン助川:
彼の選択肢を広げると思うんです。
三石由起子:
うんうん
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、これがあ、あのお、今すぐ、帰るって事はなくてもお、
三石由起子:
うんうん
相談者:
ええ
ドリアン助川:
例えば、彼が二十歳になった時とかあ、
相談者:
はい
ドリアン助川:
或いは、誰か好きな人が出来た時か、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
えー、実の父親と話してみたいって夜は、必ず来るんですよ。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
ですから、今あ、そのお・・強引に連れ戻す、というよりは、
相談者:
はい
ドリアン助川:
わたしはおっきな気持ちでえ、あの、見てくべきだという風に、話聞いてて思ったんですけど。
相談者:
はい
ドリアン助川:
うん
三石由起子:
頑張ってよー。できるよー。
相談者:
はい、分かりました。うん
ドリアン助川:
よろしいですか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい、では・・失礼します。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
ありがとうございました。
(内容ここまで)
意外にも三石砲が鳴りを潜めたのは、この男の9年間の奮闘を認めたからかな。
だって、育ち盛り、食べ盛りの男の子二人抱えて、男ヤモメとはワケが違うよ。
まがりなりにも長男を進学させてるし。
甘やかしたり、厳しくしたり。
迷いつつ、児相に足を運んだりね。
そういう犠牲に応えようとしない次男に男はイラついてるんだけどさ。
男:
「
児童相談所に相談をして、反省文を書かせたんです。
そしたら、その日の午後に家出をしてしまいました。
」
(笑)
使えんな、児相。
9年前といえば6歳。
母との暮らしはしっかりと刻まれてるし、忘れてしまうほど幼くもない。
引き離す年齢としては最も過酷のような気がする。
この年齢こそが、5歳(ぐらい)年上の兄との一番の違いだ。
でも、別にパパが無理やりママから引き離したわけじゃないんだよ。
残酷にも自らの行動で気づかされたようだけど。
久しぶりに会ったママは気のせいか少しキレイになってた。
そのママが見せる、少し困った顔。
最初だけ優しかったおじさんなんて、もっと露骨だ。
家族の中心は種違いの幼い弟(妹)。
君が来る所じゃなかったの。
男:
「
妻から、とにかく、もう、『離婚をしたい』と。
『お金とか、子どもも一切、要りません』ていう事だったんです。
」
こ、子供も一切、って・・
育児ノイローゼ、ねえ・・
普通は、育児を完璧にやり切ろうとするあまりに発症するもんなんだが。
手放すなんて、それが出来れば苦労しない。
元妻の場合はだな、育児ノイローゼじゃなくって、
「恋路の邪魔になる育児」 ノイローゼだ。
同じマンションに住むピアノの先生と生徒。
これさ、相手の子供に教えてたんじゃなくて、間男に直接教えてたの?
だよね。
だって、じゃないとW不倫になってしまうし。
じゃなに?
独身の男が元々ピアノ持ってたって言うの?
教えてもらわないといけないような腕前で?
それか、男の方が通ってたのか?、夫の留守中に?
疑問は尽きない。(笑)
相談の本筋じゃないけど、こういうのハッキリして欲しいわ。
ハッキリしてるのは、ピアノを弾きつつ、その流れで絶対エロいことしてたってことだ。
間違いないっ!(長井秀和ふう)
いや、あまりにもよく使われるシチュエーションだし、この二人もそれを意識してたと思うから。
プリティ・ウーマン
1990 米
主演 ジュリア・ロバーツ、リチャード・ギア。
ジュリアロバーツの出世作。
メジャー過ぎて説明の必要もないな。
夜中にピアノを弾くギアさん演じるナル男に娼婦役のジュリアロバーツがせまる。
日本でも大ヒットしたけど、カップルで観に行く男の気がしれんかった。
ピアノレッスン
1993 仏・豪 合作
こちらは一転、難しめ。
& 好みの差、激し。
観た人も少ないと思うけど、今日の相談で真っ先にコレが浮かんだのは、タイトルが理由ではない。
家族には犠牲が伴うことを信じて疑わない夫、その妻が寝取られるという部分がね。
舞台は19世紀。
再婚女と連れ子と初婚夫の家族。
と、間男が織りなす三角関係。
心を開かない失語症の新妻にとって、ピアノがどれだけ重要かを理解できない夫。
一方で、それを理解して思いを寄せる間男。
人妻がピアノを教えに来る度に、間男は奇妙な取引を持ちかける。
プリティウーマンと違って登場人物が美男美女でないとこが逆に生々しくもあり。
観た当時、アタシには間男が変態にしか見えんかったけどさ。