50歳の娘は片付けられない。実は娘家族の家に上げてもらえない寂しさ
テレフォン人生相談 2016年9月2日 金曜日
パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰・作家・翻訳家)
相談者: 女78歳 夫80歳 マンションに住む娘50歳3人家族 婿55歳ぐらい 23歳の孫息子
柴田理恵:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
柴田理恵:
今日は、どんなご相談ですかあ?
相談者:
えっとお、娘の事なんですけれども、
柴田理恵:
はい
相談者:
部屋が片付けられない、という事なんですけれど。はい
柴田理恵:
部屋が片付けられない、はいはいはいはい
あー、娘さんはおいくつかあ?
相談者:
50歳です。
柴田理恵:
50歳?
相談者:
はい
柴田理恵:
はははは、あの、あなたはじゃ、おいくつですか?
相談者:
えーっと、78です。
柴田理恵:
あー、78歳?
えと、娘さんはじゃ、お一人い?
相談者:
いえ
柴田理恵:
暮らし・・あ、
相談者:
結婚してます。
柴田理恵:
え、ご結婚なさって、旦那さんもお家に住んでらっしゃるんですか?
相談者:
そうです(笑)
柴田理恵:
あ、一緒に住んでらっしゃるんですか?
相談者:
わたしとですか?
柴田理恵:
はい
相談者:
え、違います。別です。
柴田理恵:
あ、違ってて、
相談者:
はい
柴田理恵:
旦那さんおいくつですかね?
相談者:
えーっと、娘よりい、5コぐらい上だったと思います。
柴田理恵:
あーそうですか。
相談者:
はい
柴田理恵:
あっと、あなたは、ご主人はいらっしゃるんですか?、ご自分の。
相談者:
はい、おります。
柴田理恵:
おいくつですか?
相談者:
80歳です。
柴田理恵:
80歳、はーあそうですか。
相談者:
はい
柴田理恵:
え、じゃ、当然、全然別のところで住んでらっしゃるんですよね?
相談者:
そうです。
柴田理恵:
アパートとか、ま、持ち家とかマンションとか。
相談者:
そうです。
柴田理恵:
マンションですか?
相談者:
はい
柴田理恵:
え?、そのお家が、片付けられないとは?
相談者:
そうなんですう、
柴田理恵:
うーん
相談者:
もう、前からなんですけれども(苦笑)
柴田理恵:
はい
相談者:
でも、本人は、片付けるっていう意思はあるんですけれども、
柴田理恵:
はい
相談者:
なかなか途中で?
柴田理恵:
うーん
えとお・・
相談者:
片付けられなくなっちゃうというか・・
柴田理恵:
ご、50歳と55歳でしたらあ、
相談者:
はい
柴田理恵:
お子さん達は、
相談者:
はい
柴田理恵:
ん、どん・・
相談者:
えっとお、
柴田理恵:
うん
相談者:
1人、んと、男の子がいます。
柴田理恵:
男の子。おいくつですか?
相談者:
えっと、20・・・・3かな?
柴田理恵:
23歳、はい
相談者:
はい
柴田理恵:
その子はもう独立してるんですかね?
相談者:
そ、してないんです。
柴田理恵:
してないんですか?
相談者:
はい
柴田理恵:
じゃ、3人で暮らしててえ・・
相談者:
そうです、はい
柴田理恵:
要するに、そこで言うと、お母さんが、片付けられない人だと。
相談者:
そうなんです。
柴田理恵:
あー・・どのぐらい、酷いんですか?、片付けられない・・
相談者:
いや、結構酷いみたいでえ、
柴田理恵:
うん
相談者:
・・も、あんまり、散らかってる時には、わたし達が行っても、居留守を使うというか、
柴田理恵:
えっと、その、「みたいですね」って事は、えと、あなたがみ、御覧になったんじゃなくてえ、
相談者:
いやあ・・
柴田理恵:
向こうのご主人とか、息子さんがおっしゃるって事なんですか?
相談者:
それから、わたしも、あの、あんまり、行かないんです。
柴田理恵:
はあはあはあ
相談者:
それなので、
柴田理恵:
うん
相談者:
でも、前は、まあま、やっていたんですけれども?
柴田理恵:
うん
相談者:
途中から、
柴田理恵:
うん
相談者:
あの、お家の方が、あんまり、もう・・いやなんか、散らかってるところを見せたくないらしくって、
柴田理恵:
おー・・
相談者:
そういう感じなので、あんまり覗いてもお、悪いかな?、なんて思って。
柴田理恵:
はあ、
相談者:
はい
柴田理恵:
えと、汚れてるってえ、汚いってか、ゴミ片付けられないって、どのぐらいなんですかね?
相談者:
買うのが好きなんです。
柴田理恵:
ん?
相談者:
買い物が好きなんです。
柴田理恵:
買い物が好き?、はいはい
相談者:
はい。もう、「わたしのストレス解消よ」とか言ってね、
柴田理恵:
ふんふんふん
相談者:
買うのが好きで、
柴田理恵:
うん、何を買うんですか?、ぐた・・
相談者:
出掛けた時に、食料品でも、
柴田理恵:
うーん
相談者:
ま、「お母さんの分も買って来たよ」なんて言って、
柴田理恵:
うんうん
相談者:
家へ貰うんですけれども、
柴田理恵:
うん
相談者:
家のはもう、とっくにい、無いんですけれど、向こうはしばらーく、もう、あら、その次の時も玄関にまだあったりしてとか、
柴田理恵:
あー、もう、食料品ですらしまってないんですか?
相談者:
そう(笑)
柴田理恵:
あ、ははは
相談者:
そうなんです。
柴田理恵:
えっとお、じゃあ、家ん中あ、は、ゴミ屋敷みたいな感じ?
相談者:
それほどでもないんですけれどもお、
柴田理恵:
うーん
相談者:
ゴミ屋敷まではいかないんですけれども、
柴田理恵:
うん
相談者:
あとお・・お掃除はちょっとお・・
柴田理恵:
ゴミい、の、臭いがするとか?
相談者:
あ、それまでは行ってませんです。
柴田理恵:
それはない?
相談者:
はい
柴田理恵:
じゃあ、生ゴミはちゃんと始末してる?
相談者:
あ、生ゴミとか、そういう物はきちんとするんです。
柴田理恵:
あー、じゃ、カップラーメンの、食べさしがそこに置いてあるとか。
相談者:
あ、そういう事はあ・・ない・・・
柴田理恵:
ない?
相談者:
と思います。
柴田理恵:
あ、そういう事はないんですか?
相談者:
はい
柴田理恵:
ほほお
相談者:
ですから、トイレとか、
柴田理恵:
うん
相談者:
そういう流しの、ところは、意外と綺麗に?
柴田理恵:
あ、トイレや流しは綺麗なんですか?
相談者:
そうで、そういうところは、意外ときちんと、
柴田理恵:
お風呂も?・・お風呂もまあ、
相談者:
そうです。
柴田理恵:
ちゃんとお掃除してある?
相談者:
お風呂も、まあまあ・・あの、一応は、してあるみたい。
柴田理恵:
じゃあ、大丈夫じゃないですか?
相談者:
ええー?
柴田理恵:
どのぐらい、ん、じゃが、そのおー・・
相談者:
いや、ですから、そういう、
柴田理恵:
うん
相談者:
家の中で、散らかってるの、わたしと本人は比べるのかもしれませんけど、
柴田理恵:
ええ
相談者:
家のそういうのは、見せたくないっていう感じ・・
柴田理恵:
おー、
相談者:
なんです。
柴田理恵:
それはその、あの、散らかってるから見せたくないんじゃなくて、
相談者:
はい
柴田理恵:
「口出しされるのが、お、お母さん鬱陶しいから嫌だ」っておっしゃってる・・ていう事ですか?
相談者:
そんなに、わたしもね、本人が嫌がるから、口出しは、しないんですけれども、
柴田理恵:
うーん
相談者:
1回、2回は、「あらま、随分散らかってるわね」ぐらいは、言ったような気もします。
柴田理恵:
うーん、あの、向こうのお、旦那さんとかあ、
相談者:
はい
柴田理恵:
息子さんはあ、
相談者:
はい
柴田理恵:
どういう風におっしゃってるんですか?
相談者:
散らかってるっていう事はあんまり言わないんですけれども、
柴田理恵:
うん
相談者:
旦那さんも、割り方片付けるの、あの、好きな方じゃないです。
柴田理恵:
あー、はあはあはあはあ
相談者:
ですから、
柴田理恵:
ああ
相談者:
似た者夫婦っていう感じ?
柴田理恵:
うーんふんふんふん
相談者:
ま、わたし達の頃は、片方が片付けると片方は、ま、やらないっていうような、
柴田理恵:
あー・・
相談者:
あの、そういういイメージがわたしあるんですけれども、
柴田理恵:
はいはい
相談者:
あそこは似た者夫婦っていう感じが、
柴田理恵:
あーなるほどね。
相談者:
するんです、だから、旦那さんもそんな片付けてなくても?
柴田理恵:
うーん
相談者:
平気っていう・・感じ、
柴田理恵:
うーん、じゃ別にい、あんまり問題ないんじゃないかなー?、と思うんですけど。
相談者:
そうでしょうかしら?
柴田理恵:
ま、あのお、あなた様がすっごいこう、
相談者:
ふふふ(笑)
柴田理恵:
ちゃんと、きちんとこう、片付けられる・・方で、「あー家の娘はホントに・・」って、思われる母心はよく分かりますけどお、じゃ、今日のあの、お悩みは?
相談者:
はい、ですから
柴田理恵:
どう、はい
相談者:
あのお・・・娘え・・の、
柴田理恵:
うん
相談者:
なんかあの、まだ大人になり切ってない?
柴田理恵:
うん
相談者:
よう・・わたしから見ると、
柴田理恵:
うーん
相談者:
です・・よね。
柴田理恵:
うーん
相談者:
でも、わたしの欲目かもしれませんけれども、
柴田理恵:
うんうん
相談者:
そういう事があ・・なんでだろう?、と思ってね、わたしも、色々と考えてはいるんですけれども、
柴田理恵:
うーん
相談者:
もう、考え切れない、気持ちがあれなので、もう、なるようにしかならないっていう風に思うんですけれど、
柴田理恵:
うーん
相談者:
また考えるので。
柴田理恵:
あー
相談者:
今日、アドバイス頂けたら、ちょっと、わたしの心も、楽になるかな?、なんて、感じ・・
柴田理恵:
つまりその、お母さまから見たらあ、
相談者:
はい
柴田理恵:
ホントに大人になり切ってない、ちゃんとしてない娘なんだけれども・・
相談者:
や、そうですよね?
柴田理恵:
ね、これからどうやって付き合ってったらいいだろう?、って事でしょうか?
相談者:
そうそう、そうです。わたしのね、言葉遣いが悪いのか?
柴田理恵:
いえ、いえ
相談者:
なんか、
柴田理恵:
お母さま、凄いきちんとしたこ、言葉遣いだなあ、と思いますけど。
相談者:
ま、だから、他所の人にだと、そう、そういう風にだ、するのかな?って自分も?
柴田理恵:
うーんはい
相談者:
そういう風に反省する部分もあるんですけれども、
柴田理恵:
ああ、じゃ、ちょっと、
相談者:
ええ
柴田理恵:
専門家の先生に聞いてみましょうかね?
相談者:
すいません。
柴田理恵:
はーい、えー、今日の、回答者の先生は、
相談者:
はい
柴田理恵:
三石メソード主宰、
相談者:
はい
柴田理恵:
作家で翻訳家の、
相談者:
はい
柴田理恵:
三石由起子先生です。お願いします。
相談者:
あ、はいすいません。
柴田理恵:
はい
(回答者に交代)
この相談者がやっていることは、子供部屋に声かけもノックもなくドアを開けようとしてるのと同じです。
娘夫婦は仲睦まじくいるところかもしれない。
この年代はそんな発想もなく、寂しさから訪れますが、そんな時でなくとも、相手の状況にかまわないので対応に困ることがあります。
せめて電話一本入れてくれればと思います。