男のモデルを知らずに育った借金グセの息子25歳。母が続けた最悪の仕打ち
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
今あのお・・
相談者:
どうもありがとうございます。
加藤諦三:
いい話伺いましたよね?、借金できないようにするっていうね。
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお・・それと、この25歳の息子さんが、
相談者:
はい
加藤諦三:
ほん、とうに、欲しい物って、何だと思います?
相談者:
・・わたしが、あ、与えてやれなかった、あの、家での、自分の居場所、安心して帰れる家です。
加藤諦三:
そうすると、あなたから見て、あれですか?、そのお・・この50いっさ1歳の人と一緒に居てえ・・やっぱり、家の中にこの子の、居場所なかったな、居場所ってのは、心の居場所ね?
相談者:
はい
加藤諦三:
居場所なかったなあっていう風に思います?
相談者:
思ってます。
加藤諦三:
うーん
相談者:
今、やっと、作れたかな?、って思ってます。
加藤諦三:
・・で、今は、そうすると、あなたの目から見ると?・・居場所があるという風に・・
相談者:
はい・・あの、うん、でも、これも、年齢的なもので、年齢が行ったので、もう、外へ、だし・・自立して、欲しいなって・・自立させなきゃな、とは、思ってるんですが。
加藤諦三:
「自立させなきゃなあとは思ってる?」ま・・
相談者:
でも、まだ必要かな?、とも思ってます。
加藤諦三:
うん
相談者:
時間が。
加藤諦三:
うん、あのお、このお子さんがね?、25歳のお子さんが、ホントに欲しい物っていうのは、恐らく・・自信なんですよねえ。
相談者:
・・・
加藤諦三:
何にでも、自信がないんだと思うんです。
相談者:
・・・
加藤諦三:
このねえ、25歳の息子さんが、ほん、とに欲しい物ってのは、自信なんですよ。
相談者:
・・・
加藤諦三:
で、ホントのお父さん・・からあ、も、彼からすると、捨て、見捨てられてるという風に思ってるわけでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
どうい、どういう形で離婚したか知りませんけれども、
相談者:
ま、わたしあの、ま、あのお、その、彼の父親と、離婚した・・ま、逃げたんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
彼から逃げたのはあ・・やっぱり、そういう、おんなじような事があって、も、一緒にやって行けれないと思って、逃げたんです。
加藤諦三:
同じ、あのお、
相談者:
#$%◆
加藤諦三:
要するにギャンブル依存症みたいな事を、ご主人が、
相談者:
あの、で、ギャンブルではないですけれども、
加藤諦三:
あはい
相談者:
あのお・・結構、周りに人が寄って来るようなタイプの人でしたので、そういう人たちを、利用するって言ったないですけど、お願いして、お金を、貰って、で、自分で失敗して、そこから、逃げ出したっていうか・・
加藤諦三:
ん、逃げちゃうわけね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それでえ、借金のほとぼりが冷めるとまた出て来て、また借金しまくって・・ていう事?
相談者:
はい
加藤諦三:
つまりね?
相談者:
はい
加藤諦三:
彼の立場から言うとね?、男ってのは、こういう風に生きるものだよっていう、その、男性のモデルみたいなものが、何にもないんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
こういう問題が起きたら、こやって処理して行くんだと。
相談者:
はい
加藤諦三:
こういうところでは、こやって頑張んなきゃいけないんだと・・要するに、生きて行くって、心の支えになるモデルが全くないんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど、なんか、モデルにならないなんか・・人が、いるんですよ、目の前に。
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
ですから、「俺え、は、まあ、父親はいないんだ」と。
相談者:
はい
加藤諦三:
そういう形で、自分っていうものを形成・・も、で、していく事もできないんですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で・・
相談者:
ただ、あの、息子がいわく、言うのに・・あの、そのお父さん、彼の「お父さんだったら、俺の事理解してくれるかもしれないな」とかっていうのは、言いましたね。
加藤諦三:
ああ、だからやっぱり、
相談者:
ええ
加藤諦三:
そのお父さんいないんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だからさっき言った、「本当に欲しいのは、自信だ」って言ったのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
要するに・・そういう自分ん、が、手本にすべき人があ、
相談者:
はい
加藤諦三:
誰もいないの。
相談者:
・・・はい
加藤諦三:
あのね、周りに何にもないんですよ、彼。手本にすべきものが。
相談者:
・・・
加藤諦三:
だから、彼、も、心の底から自信が欲しいの。
相談者:
・・・
加藤諦三:
だから、彼にねえ、与え、あの、言う事は・・も、これっだけね?、の、環境の中で、
相談者:
ええ
加藤諦三:
「あなた、よくここまで、きちんと生きて来たね」ですよ。
「よく、ここまでで、踏み留まったね」っていう事ですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、「あなたには、生きる力があるんだ」と。
相談者:
はい
加藤諦三:
そう言って、とにかく、自信を持たせる事ですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、生きて、行くための手本が全くない中で、25歳まで生きて来たんです。
相談者:
・・
加藤諦三:
だからもう、認めてあげる事・・・彼を。
相談者:
はい
加藤諦三:
恐らくあなたね、他の人に物凄くいい顔するんじゃないの?
相談者:
・・・
加藤諦三:
この51歳の男性にもいい顔してんじゃないの?
相談者:
最近では、そうでもないですけどね。あの、確かに、そういう時期、が、ありまし・・ん、あの、気に入られるように、そ、そういうのはありまし、ありました。
加藤諦三:
うん、気に入られるように、してね?
相談者:
はい
加藤諦三:
本当に、自分が、責任を持たなければならない人に対しては、全く無責任なんだよね。
相談者:
・・・
加藤諦三:
で、どうでもいいような人に、気に入られようとするわけ。
相談者:
はい
加藤諦三:
でえ、やっぱり、「借金癖があって困るんです」っていうような、このあなたのね?息子さんの見方を、まず変える事だな。
相談者:
はい
加藤諦三:
いやあ、「こんだけ、酷い事をわたしがしてんのに、これっだけ、まともにとにかく生きて来てくれた、ありがとう」から始めないと。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、わたしなんかよりも、よっぽど偉いと。
・・そうやって、自信を、与えて下さい。
相談者:
分かりまし、た。
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
ありがとうございました。
高畑親子を連想した