「ケツ貸せ、舐めろ」職場でからかわれる51歳はアルコール依存症の元で育ったモデル
(再びパーソナリティ)
今井通子:
お分かり頂けましたかあ?
相談者:
はーい、分かりました。
今井通子:
はい
相談者:
なんか、げん(笑)元気が出て来ました。
今井通子:
でしょう?
相談者:
また、前向きにい、頑張って行こうかなって気持ちになれました。
今井通子:
そうですね。
相談者:
ええ、はい
今井通子:
頑張れば大丈夫だっていう、高橋先生の言葉忘れないでね。
高橋龍太郎:
保証付きだから。
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
大丈夫だよ。
相談者:
はい、ありがとうございます。
高橋龍太郎:
はい
今井通子:
はい
高橋龍太郎:
はい
相談者:
頑張ります。
今井通子:
はーい
高橋龍太郎:
はーい
今井通子:
失礼しまーす。
相談者:
じゃ、どうも、ありがとうございました。
高橋龍太郎:
はいー
相談者:
失礼しますう。
(内容ここまで)
今井 あなた、おひとり?
男 ええ、独身なんです
今井 今までずうっと独身でいらっしゃるの?
男 そうです
今井 結婚した事がない?
男 結婚した事ないんです
今井 ないんですね?
男 え、ええ・・
(笑)
嫌がらせか?
キャッチーなセリフをタイトルに使ってスマンかった。 (^^;
相談にはあんまし関係なかった。
マジだったら、こんな乱暴な誘い方しないしね。
要はイジられキャラなんだな。
絶対に歯向かって来ないっていう安心感があるわけよ。
だから場所を変えたって同じことなの。
龍太郎 「逃げ出すっていう行動力を持っていたって事が素晴らしい」
だねえ。
男もまさか学校サボったことを褒められるとは思ってなかったろうよ。
他人が言うのもなんだけど、今の仕事って、この男にとって天職のような気がするんだけど。
人と協力してやるわけじゃなし、仕事に出れば完全に一人の世界だ。
それでいて、人との触れ合いもある。
そら嫌な客だっているけど、それだって、降ろしてしまえば終わり。
タクシーの運転手さんに愚痴をこぼしたり、悩みとかを話す客は珍しくないらしいんだけど、それは、密室を共有しながらも、お互いのことは何も知らない、未来の接点もない、その場限りの空間だからだ。
そこでは、この男の威圧感の無さがプラスに作用する。
食いぶちを稼ぎ、仕事が引ければ本を読み、非番の日には映画を観る。
それで全然いいじゃん。
ただ、ちょっと生き辛いのは確かなんだな。
中年未婚男に対する世間の風はことのほか冷たくてね。
中年未婚男と言っても、栗山日ハム監督やマイケル富岡は入らない。
裕福でない中年未婚男だ。
水無田 気流さんがレポートしてる(*)のは、統計的にはすでにマイノリティではないのに、マイノリティ扱いされているこの層の社会における絶望的な居場所の無さ。
(*)<居場所のない男、時間ない女> (日本経済新聞出版)
たとえば、警察署のメールサービスに登録すると、地域の危険情報が流れてくるんだが、
「午後3時ごろ、子どもが公園で見知らぬ中年男性から声を掛けられる事案が発生」
みたいな。
今の日本は、仕事空間から外に出た裕福でない未婚中年男を受け入れない。
だからといって、こうした状況に未婚中年男から声を上げることはない。
同情が得られないことは百も承知だからだ。
LGBT(*)が大通りでデモをしてるのを見ると、社会的地位は向こうの方が上かも。
(*)LGBT: レズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー(性同一性障害等)
ボンビーな未婚中年男は弱者と認識されない社会的弱者だ。