（回答者に交代）

中川潤：
こんにちは、中川ですう。

相談者：
はい、お世話になります。

中川潤：
あの、ちょっと整理したいんですけどもね？

相談者：
はい

中川潤：
まず、あの、ご主人の、お父さんが、先に亡くなられて、そこで相続があった。

相談者：
はい

中川潤：
ですねえ？

相談者：
はい

中川潤：
で、その時にはあ、あの、後添え（のちぞえ）(*)・・す、でみえたんでしょうか？、その義理のお母さん。

(*)後添え：　いわゆる後妻

相談者：
はい、はい

中川潤：
それとお、その義理のお母さんとの間の、子どもさんが、何人かいらっしゃってえ、

相談者：
あ・・はい、あの、さきせん・・あの先の・・ご主人さまの子どもさんです。
・・あの、

中川潤：
えっ？

相談者：
しゅ、主人の父親の子どもはいないんです。その、その人との間には。

中川潤：
あ、そっちの、先夫（せんぷ）のお、

相談者：
はい

中川潤：
子どもなんですか？

相談者：
はい、あ、でも主人との、け、血縁関係はないんです。

中川潤：
・・いや、そうしますとね？

相談者：
はい

中川潤：
あのお、その、後添えさんのおー、義理のお母さんね？

相談者：
はい

中川潤：
お父さん(*)が２７年面倒を見ていたっていう、

(*)お父さん：　相談者の夫

相談者：
はい

中川潤：
あの、そちらとはまあ、今みたいな問題出てるから、養子縁組をしてなかったわけね？

相談者：
はい、そうです。

中川潤：
はい

相談者：
はい

中川潤：
で、してなかったから、その・・お、お父さんが面倒見てた、義理のお母さん、その相続については、その義理のお母さんの先夫う、との間の子どもに行ってしまう、そこは分かるんですよね。

相談者：
はいはい

中川潤：
でも、その、以前の、

相談者：
はい

中川潤：
元々、お父さん(*)の相続、

(*)お父さん：　これは相談者の義父のこと

相談者：
はい

中川潤：
ね？

相談者：
はい

中川潤：
ご主人のお父さんの相続の時には、

相談者：
はい

中川潤：
ま、あのお・・おー、相続分があ、も、今と同じになった時期だと考えて、

相談者：
はい

中川潤：
半分が、お母さん、

相談者：
はい

中川潤：
後添えさんへ行って、

相談者：
はい

中川潤：
残り、半分が、お父さん(*)に来てるはずですね？

(*)お父さん：　この場合は相談者の夫

相談者：
はい

中川潤：
その時点で。

相談者：
はい、多分、その時点で全然名義も書き換えんまんまに、あの、母親が、主人の母親が亡くなったんです。

中川潤：
そうすると、

相談者：
はい

中川潤：
最初のその、お父さんの、

相談者：
はい

中川潤：
時の、相続の処理ってのは、何も、されてなかった・・

相談者：
なあう、してなかったんです。

中川潤：
・・・はあ・・

相談者：
何もしてないまま、今度、あのお、後入り、の、お母さん、後のお母さんが、こ、あの、亡くなったから、尚ややこしくなったん・・・

中川潤：
・・それで、そのお、後添えでみえたあ、義理のお母さん、

相談者：
はい

中川潤：
の、相続の時にい、

相談者：
はい

中川潤：
は、どういう事お、をされたの？

相談者：
だから、あの、＃＄％◆の・・

中川潤：
その、まず預貯金、現金類については、

相談者：
全部、その、あのお・・向こうの子どもさんにも、お金持って行ったんです。

中川潤：
あの、ひょっとしてね？

相談者：
はい

中川潤：
「預貯金は持ってかれた」っていう、その預貯金っていうのは、

相談者：
はい

中川潤：
全部その後添えのお母さん名義だったんですか？

相談者：
はいはい

中川潤：
あ、お母さん名義になってたんですか？、もう。

相談者：
はい

中川潤：
亡くなられた時点で？

相談者：
あの、亡くなる２年前に、全部、お母さんの名前に、お母さんが代えてたんです。

中川潤：
はあ・・ゆ・・

相談者：
主人とか、主人の妹とかおったんですけどね。

中川潤：
え、ご主人には、妹さんが、い、居たの？

相談者：
はい・・ほいで、い・・あの妹の名前で・・

中川潤：
妹さんっていうのは、いいですか？

相談者：
はい

中川潤：
ちょっと、あの・・・ご主人の妹さんっておっしゃるのは、あの、ご主人が、

相談者：
はい

中川潤：
その、義理の母親じゃない、

相談者：
はい

中川潤：
ね？、ご主人のお母さん、前のね？

相談者：
はい、はい

中川潤：
亡くなられたのか、離婚されたのか知らないけど、

相談者：
や、亡くなったんです。

中川潤：
亡くなられたのね？

相談者：
はいはい

中川潤：
先に亡くなられたあ、

相談者：
はい

中川潤：
あの、前のお母さん、

相談者：
はい

中川潤：
との間に、ご主人はご兄妹がいらしたの？

相談者：
はい、はい

中川潤：
妹さんと二人兄妹だったの？

相談者：
はい、そんで３人おったんだけど１人赤ちゃんの時死んだの。

中川潤：
えー、だか、じゃあ、二人だねえ？

相談者：
はい、ま、二人だったんです、はい

中川潤：
厄介な話ですね。

相談者：
・・・

中川潤：
そうすとねえ？、ん、実際のおい、今、権利関係いう、を、言うとね？

相談者：
はい

中川潤：
あのお、その、お父さん、で、名義もお父さん、のままですからあ、

相談者：
はい

中川潤：
そのお、今の土地について言えばあ、

相談者：
はい

中川潤：
あのお、自宅の土地について言えば・・ま、仮にそれだけに、限定、して、え、あの・・簡略化するためにね？

相談者：
はい

中川潤：
それだけに限定して考えてみましょ。

相談者：
はい

中川潤：
半分が、

相談者：
はい

中川潤：
そのお、後妻さん、

相談者：
はい

中川潤：
義理のお母さん、

相談者：
はい

中川潤：
のところへ行ってて、それえー、が、そのまま、あのお、義理のお母さんの、先夫の子どもさんね？

相談者：
はい

中川潤：
のところへ、引き継がれてるんですよ。

相談者：
はい

中川潤：
で、そちらあ、も、あの、亡くなった人がいれば、代襲で、さらに下へ行ってるんだけどもお、

相談者：
はい

中川潤：
で、残りの２分の１い、

相談者：
はい

中川潤：
については、お父さん(*)とお、それからお父さんのお、実の、妹さん、

(*)お父さん：　相談者の夫という意味

相談者：
はい

中川潤：
これがまだ権利を持ってるんですよ。

相談者：
はい

中川潤：
そういう今、あの、合有（ごうゆう）っていう、共有の、ちょっと特殊な、状態、未分割の共有、ですけども、

相談者：
はい

中川潤：
今だに、そんな状態にあるんです、自宅の土地は。

相談者：
はい

中川潤：
・・・で、そうするとね、

相談者：
はい

中川潤：
それ「きちんとしたい」っていう事であればあ、

相談者：
はい

中川潤：
そこ、今の段階でえ、

相談者：
はい

中川潤：
あの、遺産分割そのものはねえ？

相談者：
はい

中川潤：
あ時効ありませんから。

相談者：
はい

中川潤：
・・あの、税務上の申告でよく10ヵ月っていうけども、

相談者：
はい

中川潤：
あれは申告のお、問題だけな、話であって、

相談者：
はい

中川潤：
だ、未分割のままですから、

相談者：
はい

中川潤：
お父さん(*)名義なんだけどお、

(*)お父さん：　これは義父、つまり相談者の夫の父

相談者：
はい

中川潤：
実は潜在的にそれが、あー、半分は、義理のお母さんへ行ってえ

相談者：
はいはい

中川潤：
それから、残り２分の１の、

相談者：
はい

中川潤：
（咳払い）２分の１の、だから、４分の１(*)が、

(*)４分の１：　二分の一を妹と半々で分けるから。

相談者：
はい

中川潤：
あのお、んご主人に、来ててえ、

相談者：
はい

中川潤：
ね？

相談者：
はい

中川潤：
ただ、ご主人が、

相談者：
はい

中川潤：
と、あー、あなたの間にい、

相談者：
はい

中川潤：
子どもさんがいないからあ、

相談者：
はい

中川潤：
あなたが、あー、多分４分の３でえ、そいで、妹さんがあ、

相談者：
はい

中川潤：
その２分の１のお、あー、４分の１だと思うけれども、

相談者：
はい

中川潤：
ちょっと割合間違ってっかもしんないけども、

相談者：
はい、はい

中川潤：
い、従ってその妹さんの方が、

相談者：
はい

中川潤：
あーっと、４分の１プラス、えー、２分の１の４分の１の８分の１、

相談者：
はい

中川潤：
・・ね？

相談者：
はい

中川潤：
でえ、あなたが２分の１の、お４分の３、

相談者：
はい

中川潤：
・・を承継してるっていう、まあ、まあね、ぐちゃぐちゃな、

相談者：
はい

中川潤：
それだけ、が、

相談者：
はい

中川潤：
あー・・協議をしてえ、

相談者：
はい

中川潤：
その未分割分、

相談者：
はい

中川潤：
の、土地い、について、

相談者：
はい

中川潤：
どないするかを決めにゃいかんと。

相談者：
はい

中川潤：
いう事になるんですよ。

相談者：
はい

中川潤：
これねえ、

相談者：
はい

中川潤：
あのお・・ん、お父さんの遺産分割があ、

相談者：
はい

中川潤：
きちんと終わってない、んですよお。

相談者：
はい

中川潤：
でえ・・これ、あの、きちんと処理しようと・・思ったらあ、

相談者：
はい

中川潤：
それについてのお、その遺産分割う、の、協議なり何なりを・・ここんところで、きちんとやっといて、

相談者：
はい

中川潤：
あのお、それなりの処理をしなきゃいけなくて、

相談者：
はい

中川潤：
・・ほいで、あと田んぼがあるんですか？

相談者：
はい、たくさん。

中川潤：
たくさんあるのね？

相談者：
はい

中川潤：
・・ただ、そのお母さん側のお・・その、もら、持ってった３人の、子ども達(*)っていうのは、農家の方ではないの？

(*)３人の子ども達：　これは義母の実子（人数は不明）のことを指していると思われる。３人の子どもを持つのは相談者であって、まだ何ももらってない。

相談者：
はい

中川潤：
ちゃうの？

相談者：
はい

中川潤：
あ、そうすと・・た、田んぼもらってもお、しょうがないし、

相談者：
はい

中川潤：
も、もらいようもないわけだな？

相談者：
はい

中川潤：
・・その田んぼってのは、ホントの田んぼなんですか？

相談者：
はい

中川潤：
・・あらそう。

相談者：
はい、６反(*)ほどあります。

(*)６反：　１反はおよそ１０００㎡の３００坪だから、６反は６０００㎡の１８００坪

中川潤：
い、今どうしてんの？

相談者：
近所の、ひ、人が、お野菜少し作ってます。

中川潤：
あ、近所の人に、小作に、貸してるわけ？

相談者：
はい

中川潤：
はあー、

相談者：
ホントに、かん、あの、草が生えん程度の管理ぐらい。

中川潤：
ああ、あーそうか、

相談者：
はい

中川潤：
お母さん、やるわけ、あ、やる事もできないからね？

相談者：
あ、よう・・機械類よう使わんので。

中川潤：
あー・・、あの、その田んぼの周りもみんな田んぼ？

相談者：
はい

中川潤：
あ、じゃあ、全くそこ、住宅にするわけにはいかん土地ね？

相談者：
はい・・はい

中川潤：
要するに、宅地に転用できますか？っていう、

相談者：
うん、あの、近くはようけ、その、分譲地とかは出来てます。

中川潤：
出来るの？

相談者：
はい

中川潤：
あ、じゃあ、その気になれば、転用許可も・・

相談者：
ない

中川潤：
下りなくも、ないような、

相談者：
ないです、はい

中川潤：
環境なの？

相談者：
はい

中川潤：
うん、そうするとね？

相談者：
はい

中川潤：
さっきアイデアとしておっしゃってた、田んぼくれてやってもいいから、

相談者：
はい

中川潤：
自宅の土地を、守りたい、と。

相談者：
や、はい

中川潤：
こっちのもんにしたい、と。

相談者：
はい

中川潤：
いうカードにはなるわな。

相談者：
はい

中川潤：
つまり、田んぼもらってもしょうがない、

相談者：
はい

中川潤：
し、もらいようがない。

相談者：
うん

中川潤：
ですよね？

相談者：
はい

中川潤：
だけど、転用して住宅用に、出来て、

相談者：
はい

中川潤：
あの、売れる土地ならばあ、

相談者：
はい

中川潤：
売って金にするから、処理せんかっていう、

相談者：
あ、そういう提案は出来ますわね。

中川潤：
できるね？

相談者：
はい

中川潤：
はいはい、これねえ、

相談者：
はい

中川潤：
やっぱりあのお・・どなたか弁護士頼みなさい。

相談者：
はい

中川潤：
あ、手に負えませんよ。

相談者：
はい

中川潤：
弁護士だって、これ大変ん、だもん。

相談者：
はい

中川潤：
ともかくねえ、

相談者：
はい

中川潤：
今から手つけて、

相談者：
はい、もうはい

中川潤：
急いでそれえ、もう、あの始められた方がいいっすよ。

相談者：
はい、宅地もね？

中川潤：
うん

相談者：
あの、１００坪とか、５０坪ぐらいやったら、ま別に、現金で払っても良いんですけど、４５０坪ほどあるんですよ。

中川潤：
自宅のしき、敷地が４５０坪もあんの？

相談者：
はい

中川潤：
わあお。

相談者：
だから「それを田んぼの半分とか、３分の１なんか、現金化してくれ」言うたら・・とてもじゃないけど・・できんのでね。

中川潤：
あー、あの、

相談者：
はい

中川潤：
これ結構大変な作業ですから、

相談者：
はい

中川潤：
はい

相談者：
はい

中川潤：
頑張って、やって下さい。

相談者：
はい。すいません、ありがとうございます。

中川潤：
はい、はい

（再びパーソナリティ）