家族の冷たい言葉に感情を失った更年期障害の女53歳が告白した17歳の出来事
テレフォン人生相談 2016年11月4日 金曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 女53歳(17歳の時に両親が離婚して姉と妹は母の方へ自分は父と暮らしていたが父は他界している)夫58歳 長女29歳 長男27歳
心が折れてしまい、家族に対して何の情も湧かなくなってしまった。どうして良いかわからない。
ドリアン助川:
もしもしい?テレフォン人生相談ですう。
相談者:
あ・・もしもしい
ドリアン助川:
はい、よろしくお願いします。
相談者:
よろしくお願いします。
ドリアン助川:
え、今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
家族に対し、てもお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あのお・・誰に対してもお、なんか凄く、冷めている気持ちい、があって、
ドリアン助川:
はい
相談者:
まあ、他人ならばあ、いんです、けどお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あまり・・でも、かぞ、くに対してもお・・何かあの、情みたいなものが・・ないんですね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、血が通ってない気持ちというかあ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
家族のお、者が、困っていてもお・・なんか、親身になれない、というか、
ドリアン助川:
はい
相談者:
何にも・・心が動かないんですよねえ。
ドリアン助川:
なるほどお。あのお、家族、と、おっしゃられましたけどもお、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたおいくつですか?
相談者:
53です。
ドリアン助川:
53歳?
相談者:
はい
ドリアン助川:
という事は、家族というのは、誰の事を示していますか?
相談者:
夫や、
ドリアン助川:
はい
相談者:
子ども・・
ドリアン助川:
お子さん?
相談者:
はい
ドリアン助川:
えーと・・旦那さんおいくつですか?
相談者:
50、8?です。
ドリアン助川:
58歳。で、お子さんは?
相談者:
29、の、
ドリアン助川:
はい
相談者:
娘、と、
ドリアン助川:
はい
相談者:
27の、
ドリアン助川:
はい
相談者:
息子です。
ドリアン助川:
んまあ、所謂う、一姫二太郎という形で・・他人から見れば、幸せそうな家族に見えるはずなんですけども。
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
はい、あのお、いつ頃からそのお、自分は、あー、情、が通ってないんじゃないかと、感じられたのはいつ頃からですか?
相談者:
去年、ぐらいですかね?
ドリアン助川:
あ・・意外と最近なんですねえ?
相談者:
・・そうですねえ。
ドリアン助川:
はい、何か、その、ハッと我に返るような、あーつまり、自分は少しおかしいんじゃないかと思ったような、エピソードというのがあるんでしょうか?
相談者:
一人でえ、子育てしてえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
これ以上、
ドリアン助川:
はい
相談者:
自分には知恵がない、と思って、来てえ、子育て、を終了したんですけどお、どうも、子ども達に、してもお、わたしの存在はあ・・いい親じゃなかったようで、
ドリアン助川:
ほう
相談者:
何だか・・壊れちゃっ、たんですよね。わたしの・・心ん中が、
ドリアン助川:
はい
相談者:
何を、いっしょ・・懸命、やって来たのかなあ、って、
ドリアン助川:
うん
相談者:
心が・・何にも感じなくなってしまって、
ドリアン助川:
はい
相談者:
いけないってえ、分かってるんですけどお、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
今はあ、子どもから、電話があっ、たりしてもお・・前はあ・・電話に・・もスタンバイしたりして、
ドリアン助川:
はい
相談者:
やっぱり、自分の、事よりもお、何しろ子どもみたいな気持ちがあったんですけど、その、エネルギーが・・もう何もなくなってしまってえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
わたし、そもそも・・子ども、愛してなかったのかなあ?、とか、夫に対してもなんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
信用できない、事が多すぎて、で、イライラしたのが、まあ、子どもには、厳しく当たったり、まあ、いい親ではないなりにい、子ども、を、守れるのは、自分しかいないって、思ったり、力になれる事は全力で、みたいな、そんな気持ちで、やって来たんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
こんな言葉をもらうはずはないというような、子どもから、言われた時にい、あ、わたしは・・何をやっても、上手く行かないんだなっていうか、
ドリアン助川:
あのおー・・胸の傷が深まるかもしれませんけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
何て、お子さんに言われたんですか?
相談者:
「妻としてもお、女としても、親としても、最低の人間だ」・・とか、
ドリアン助川:
て、娘さんに言われたんですか?、息子さんに言われたんですか?
相談者:
娘ですね。
ドリアン助川:
娘さんねえ。うん
相談者:
息子お、からは、「トラブルメーカー」・・って言われたりとか、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
夫からはあ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
「いいとこなんて、どこもない、顔も悪い、スタイルも悪い」
ドリアン助川:
うん
相談者:
ま、あのお、ケチをつけられたっていうのがあったり、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
「妥協の結婚だ」とか、
ドリアン助川:
うん、それで、えー、今お話聞いてますとね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたは、あの最初に「情が・・んー湧かない、血が通ってない」ってなおっしゃり方しましたけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えーっと、ま、それは最近感じてる、事であって、
相談者:
そうなんですよね。
ドリアン助川:
それまでは、一生懸命やって来られたわけですよね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
しかし、その当のお子さんからも、少し、うと、まれる部分があり、
相談者:
うーん
ドリアン助川:
尚且つう、えー旦那さんは全然、コミュニケーションが今、上手くいか、行ってない状態だと。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、その中で、なんかあなた疲れ果ててしまったと・・
相談者:
あー・・そうですね。
ドリアン助川:
いう事なんでしょうかね?、あの、失礼ですけど他にい、相談乗ってくれるお友達とか、
相談者:
あーいないですね。
ドリアン助川:
うーん、あなたの、ご両親は?
相談者:
両親は、
ドリアン助川:
はい
相談者:
父はあ、亡くなってしまってえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
母はあ・・わたしい、が、可愛くないみたいで、わたしだけを家、に、置いて、姉とお、妹、を連れて、家を、飛び出してしまい、て、取り残された、側なので、わたしは。
ドリアン助川:
えー?て、あのお、離婚されたんですか?
相談者:
はい、両親は離婚してえ、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
その時に、わたしは、一人置いて行かれた人なんですよね。
ドリアン助川:
3人姉妹の、
相談者:
はい
ドリアン助川:
お姉ちゃんと妹さんを連れてお母さん出てってしまった?
相談者:
はい
ドリアン助川:
そして、あなただけが残った?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うーん・・その頃から、こう・・人間に対する根本的な、猜疑心のようなものが、生まれちゃったのかな?
相談者:
そうですねえ。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
まあ
ドリアン助川:
それはいくつ、あなたいくつぐらいの時なんですか?
相談者:
17です。
ドリアン助川:
17歳?
相談者:
はい
ドリアン助川:
そして、それからはじゃ、そのお、お父さんと二人で?
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
そうですか、それで、まあ、あ、漸くそのお、家庭というもの持つようになって、
相談者:
はい
ドリアン助川:
一生懸命尽くして来たんだけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、今あ、その・・人生の疲れと言っていん、いんでしょうかね?、疲れの中で・・自分の中にも感情があ、もう乏しくなって来てしまってると、
相談者:
はーい
ドリアン助川:
いう事ですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
ただ、53歳という年齢ですよね?
相談者:
はーい
ドリアン助川:
まだ、あ、そのお、何もかも諦める年齢ではないと思いますので、
相談者:
うん
ドリアン助川:
今日の先生に、相談してみたいと思います。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、今日の回答者の先生紹介します。精神科医の、高橋龍太郎先生です。よろしくお願いします。
相談者:
あー
(回答者に交代)