家族の冷たい言葉に感情を失った更年期障害の女53歳が告白した17歳の出来事

(回答者に交代)

高橋龍太郎:
はじめまして、高橋です。

相談者:
あ、よろしくお願いします。

高橋龍太郎:
えー・・・今、ま、53歳というと、年齢的に言うと、更年期・・

相談者:
あーそうですね。

高橋龍太郎:
真っ只中ですよね?

相談者:
ま、薬も飲んでますので(笑)

高橋龍太郎:
うんね、もう、そういう時は、反応が、ま、色んな形で極端に出やすいんですよね、まず。

相談者:
はい

高橋龍太郎:
ね?、でえ、お話伺ってると、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
その、ま、その、全然何も反応しなくなっちゃって、も感情がないような状態っていうのは・・

相談者:
あーそうです。

高橋龍太郎:
失感情・・症っていうんです。

相談者:
うーん

高橋龍太郎:
ホントに病的な状態ね?

相談者:
ああ

高橋龍太郎:
でもそこまでは、お話伺うと・・えー、なさそうだけれど、それに近いような、感情を周りにどんな風に向けて行っていいか分からないっていうような、ところが、あの、見受けられるので、お話、割と大変だなと思って伺いました。

相談者:
はい

高橋龍太郎:
ただ・・やっぱりねえ、17歳の時の、原体験が、凄く、あなたの中に、物凄く強くてえ、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
他人の愛情をお、自分に引き付けるためにい、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
とにかく目の前にある対象にもう、必死に食らい付くっていうような、そんな、子育てを、されて来ましたね?

相談者:
うーん

高橋龍太郎:
うん、だからあ、自分ん、にとって、もう、絶対失いたくないものについて、もう本当に多分全力投球を、されて、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
多分、ある、時までは、

相談者:
うん

高橋龍太郎:
凄くそれは、上手く行ったんだと思います。

相談者:
うーん

高橋龍太郎:
ね?、ただ、えー上手く行き過ぎるあまり、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
例えば、二十歳過ぎて来たら、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
今度は、それを上手く手離さないと、

相談者:
うん

高橋龍太郎:
ダメですけれど、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
少なくても、それにはちょっと失敗しちゃったみたいですよね。

相談者:
あー

高橋龍太郎:
うーん、だから、いつまでも、母と子の関係で、いようと思うばかり、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
同じやり方で、成人になった、息子さんや・・娘さんに接して来たので、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
子ども達は、いい加減ちょっと嫌気が差しちゃったですね。

相談者:
うーん

高橋龍太郎:
そこがあなたにとってはあ、ちょっと、今日(こんにち)の事態を、招いた・・大きな背景にあるかもしれません、で、逆に言えば、あなたの方もお、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
そういう子ども達だから、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
どっかで、イメージ働かせて、ま、例えば友達が居たら、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
多分そんなアドバイスくれると思うけれど、もう二十歳になったら、も手離さないと駄目よ。
「今みたいにやってたら、必ず子どもから・・反撃をくらって、子どもの方から、連絡しなくなっちゃうわよ」って多分、丁寧なアドバイスあったと思うけど。そういう人が多分、あんまり居なかったようで、おんなじ熱い気持ちで・・向かったので、お子さん達が、手のひら返すように、遠ざかっちゃった。

相談者:
はい

高橋龍太郎:
結果的に、あー何やっても無駄なんだっていうところに今落ち着いてしまったって事ですよ。

相談者:
あー、そう、かもしれない。はい

高橋龍太郎:
うん、この空回りの数年が、今のエネルギーロスの状態を招いてしまってるって事です。

相談者:
はい

高橋龍太郎:
だから、ゆったりしてれば良いんですよ、今や。

相談者:
はあ、わたし、どうすればいいですか?

高橋龍太郎:
いやいやいやいやだから・・え―自然に、もう、更年期もあるから、なかなかそんなイキイキとした気持ちはここ1、2年は、戻って来ないけれど、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
体調が、ま、要するに更年期って、い、言うと失礼ですけれど、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
えー、女性としてのホルモンバランスが、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
これから、老年期を迎えるまでの、その調整期間だから、

相談者:
はあ

高橋龍太郎:
これが終わる頃には、自然にエネルギーは元に戻って来ますから、

相談者:
へえ

高橋龍太郎:
それを待ってれば良いですよ?

相談者:
じゃあ、悪い親っていうか、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
じゃないですよね、

高橋龍太郎:
ぜ・・

相談者:
何か無理しなくてもいいって思うと、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
誰とも話(はなし)したくないんですよね。

高橋龍太郎:
うん、ま、そ、そんな2、3年は、みんなあります、更年期の頃は。

相談者:
うーん

高橋龍太郎:
うん、もしそれが、ホントに辛かったら、心療内科か何か、お尋ねになるか、

相談者:
はあ

高橋龍太郎:
或いは婦人科で、ホルモン療法するか、どちらでも、少しエネルギーは回復しますよ。

相談者:
はあー

高橋龍太郎:
うん

相談者:
・・そうなんですねえ。

高橋龍太郎:
そうなんですよ。

相談者:
何か、あの、孤独、ふ(苦笑)だったんです。

高橋龍太郎:
孤独ですよね。うーんうん

相談者:
はい

高橋龍太郎:
女性は特に更年期の時はあ、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
要するに、女性としての役割が終わったっていう事、しみじみ感じなきゃなんないでしょお?

相談者:
はい

高橋龍太郎:
それから、子ども達はもう自立して、自分ん、のおー、方に、関心を全然寄せないでしょお?

相談者:
はーい

高橋龍太郎:
かと言ってえ、夫はそんなに優しく接してくれるわけではなくて、

相談者:
ええ

高橋龍太郎:
大体みんな、こ・・

相談者:
そうなんです・・

高橋龍太郎:
女性の更年期って、そうすると物凄く、ホントに、心底、ひ、冷え冷えとした感情にみんな包まれるの。

相談者:
うーん

高橋龍太郎:
うん、だからあなただけじゃないですよ。

相談者:
はい

高橋龍太郎:
ただ、普通は、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
お喋り好きだから女性は。

相談者:
あー

高橋龍太郎:
その自分の苦しさを、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
そういう、ほぼ同じ同世代の、女性と、お喋りで、紛らわしてんの。

相談者:
・・それしたくないんですよねえ。

高橋龍太郎:
うーん、それがあ、だから、ち・・そのお仲間が少ないん(苦笑)ですよね、あなたが。

相談者:
うーん

高橋龍太郎:
うーん。そしたらまあ、別にお喋りしなくてもいいからあ、

相談者:
はあ

高橋龍太郎:
その、年齢い、の、事を書いた、例えば小説とか、いろーんなのが、もう、山のようにあるので、

相談者:
あー

高橋龍太郎:
小説や映画の世界を見に行って、共感を、自分で共有するのもいいし、色んな事が、世の中にはたくさんありますよ。

相談者:
・・へえー

高橋龍太郎:
うん・・まだ・・

相談者:
・・ああ、なんか、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
肩の荷が、ちょっと、軽くなるっていうか、

高橋龍太郎:
うーん

相談者:
なんか、いつも、人から、責められてる感、というか、

高橋龍太郎:
背負い込み過ぎですよねえ。

相談者:
はい

高橋龍太郎:
いつもだから、自分があ、祝福されない子どもだからあ、自分は全力挙げて、人生に立ち向かわなきゃいけないって気持ちが、どっかで強すぎるんだと思う。

相談者:
はい

高橋龍太郎:
うーん、でも、他の人は、もうちょっと気楽に生きてますよ、いくら何でも。

相談者:
うーん

高橋龍太郎:
うん・・ちょっと・・背負い込み過ぎかな?

相談者:
少し楽になりました。

高橋龍太郎:
お、良かった。

相談者:
あー(笑)

高橋龍太郎:
ふふん(笑)

(再びパーソナリティ)

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