制裁を加える方法は?相手は他界した兄の家族。その無理筋な理由
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
なんか、凄い、お、怒ってらっしゃいましたね?
「制裁し、したい」という・・
相談者:
うーん、黙ってそうやって持ち出すのが、許せないっていうのが、
加藤諦三:
うん
相談者:
頭に来たもんですからね。
加藤諦三:
うん、だからどうやって、うんその、頭に来て、どうやって制裁するかって、
相談者:
うーん、でも・・考えてみると、でも、権利はあるんだよなあとか、ねえ。
加藤諦三:
うーん
相談者:
えー、考えてて。うん、どーんなもんかなあ、って・・
加藤諦三:
なんか今、
相談者:
自分に、納得、する答えが欲しかったんです。
加藤諦三:
あ、なるほどね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で今、坂井先生の、ご回答で、納得できました?
相談者:
はい、わ・・スッキリしました。
加藤諦三:
ん、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、どうも、失礼します。
相談者:
はい、すいません。ありがとうございました。失礼致しまーす。
加藤諦三:
感情的合理性と、知的合理性は、別のものです。
(内容ここまで)
女 「兄嫁が、『一緒に生活するのは嫌だ』っていう事で、家を出たんです」
あーったり前じゃん。
義理の弟と一つ屋根の下に住めるか、ドアホ。
ソレ強行する未婚兄も、アンタも思いっきし変。
未婚兄が力づくで兄嫁を追い出したって話だ。
しかも、
女 「その時に権利を放棄して出て行ったんです」
12分の10の持ち分を?
もう、アンタたち兄妹からしたら、後ろから拝んでもいい兄嫁じゃん。
なのに、農機具と材木を持ち出すときに一言なかったっていうだけで、
女 「制裁を加えたい」
聞いてる方は意味不明だ。
ま、この一件だけで生じた感情ではあるまい。
そこに至る歴史っていうのがあるんだろうよ。
ドロドロの
さて、
リスナーが抱く女のクズ感に反して加藤先生がとりわけ優しい。
これは、女に、繕うとか、誤魔化そうという態度が一切ないからだ。
「制裁を加えたい」
怒りと恨み。
このネガティブな感情をキチンと意識化して正面から向き合えてるわけよ。
匿名での電話相談なんだから当然?
いやいや、番組的にそうじゃない相談者がほとんど。
これを、
未婚兄のことを思って、とか、
自分は別に構わない、とか、
長男夫婦が財産のほとんどを使った、とか、
色んなオブラートに包んで話したりすると、
「一体あなたはどうしたいんですか?」
となる。
女 自分に納得する答えが欲しかったんです
加藤 あ、なるほどね。
女 はい
加藤 坂井先生の回答で納得できました?
女 はい、スッキリしました
女の言葉に嘘はない。
他人にいくらウソをついても自分にウソをついてはいけません。
<加藤諦三>
「感情を整理する」ことが必要でこそあれ困難であることが良く分かります。相談者も頭では制裁加えることがナンセンスだと理解しても感情が追い付いていなかったのでしょう。なので、「自分に納得できる答えが欲しい」というのがポロッと現れたのだと思います。