喧嘩しない家族が行き詰った。口を閉ざす息子と張り合う夫との狭間で泣く女
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
ですから、これねえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、時間を掛けてください。
相談者:
あっ
加藤諦三:
おそらくね
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの夫はあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
小さい頃、
相談者:
はい
加藤諦三:
ありのままの自分を受け入れられていません
相談者:
あ、そうですう、母親もおんなじような感じなんです。
加藤諦三:
ええ、そうです、だからお母さんに、受け入れられてもらえないんですよ。
相談者:
あー
加藤諦三:
お母さんに受け入れられてもらってないからあ
相談者:
はい
加藤諦三:
自分が自分を、受け入れられないんです。
相談者:
ああ・・分かりました。
加藤諦三:
だからもう、手は一つなんです
相談者:
はい
加藤諦三:
理解は、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたが、ご主人を理解する。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから今日の28歳の息子さんとの問題は、
相談者:
はい
加藤諦三:
の相談は、28歳の息子さんとの問題ではないんです
相談者:
ああ
加藤諦三:
59歳の夫との関係をあなたがどうするかっていう、
相談者:
はい
加藤諦三:
問題です。
相談者:
ああ、そうです、ね・・
あー、あー
加藤諦三:
そこを上手くやればあ、
相談者:
分かりました
加藤諦三:
あとは自然と上手く行くんです。
相談者:
分かりました・・
加藤諦三:
そいで、
相談者:
はい
加藤諦三:
当然これは・・良い方に向かうってことは色んな、混乱が出ますよ。
相談者:
はい、はい、あ、そこに行く、
加藤諦三:
今まで混乱を避けて来たから、
相談者:
そうです
加藤諦三:
こうなっちゃった
相談者:
そうです、そうです、逃げたんです。
加藤諦三:
逃げたの。
相談者:
はい
ああ、分かりました
加藤諦三:
混乱を逃げなければあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
そこに対立が出ますから、
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
で、ここで意志が生まれますから、
相談者:
あ・・
加藤諦三:
で、
相談者:
分かりました
加藤諦三:
はい
相談者:
ああ
加藤諦三:
夫との関係に、人生の軸を持ってってください。
相談者:
あ、分かりましたあ。
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
はい、ありがとうございました。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
すいません、失礼しますう。
加藤諦三:
意志は、対立によって生じる。
(内容ここまで)
加藤 手の掛からない子どもってのは、完全に親がおかしいんです。
ここまで言っちゃうのね。
傾向としてあるぐらいに思ってたんだけど。
結構いるよ、「手が掛からない」って言うママさん。
これからは、聞いたこっちの顔が引きつらないように気をつけるわ。
女 (夫は)「子どもに負けたくない」
親父が?
マジ?
そんな親父いるの?
亀田の親父だって、長男に本気の腕相撲で負けて、こんな優しい笑顔するんかい!って思うぐらい相好崩してたのに。
亀田の親父以下じゃん。
(スミマセン、悪気はございません)
親子断絶のきっかけにしては、話が弱すぎるんだよねえ。
他にないの?
父 「そんなんじゃ務まらない」
これって、ごくごく、☓100ぐらい自然なリアクションじゃない?
「就職が本意ではなく」っていうキッカケが親父としては釈然としないし。
「でもしか」で始められても困るし。
そもそも、長男は継ぎたいのか?継ぎたくないのか?
夫の性格を熟知してる(つもりの)アンタが根回しもせずに、
母 「お父さんの仕事手伝ったら?」
長男 「うーん」
もし、夫の前でこんな感じで水向けたんだったら、無神経もいいとこ。
長男の気持ちとしては、まだセカンドチョイスなの。
そんなの、夫のプライドが許すわけがないじゃん
断絶のきっかけは他でもないアンタだよ。
一時が万事、ずっとそう。
女 「逃げてきた」
言い方がキレイ過ぎるんだよ。
アタシが言い換えてあげる。
「夫の機嫌をとってきた」
積極的にね。
「逃げた」なんていう消極的な行動じゃないわけよ。
今は、その機嫌を取る相手が夫から息子に変わっただけ。
夫は息子と張り合ってなんかいないの。
露呈した長男の絶望的な甘さ、幼さを嘆いてるの。
もっと言うとね、張り合ってるとしたら、それは、今さら長男に肩入れするだけの妻であるアンタに対して。
28歳?
あれだ、遅れて来た反抗期。
遅れ過ぎやけど。
あ、2年前やから26か。
一体、就職の失敗とやらを何年引きずってんだっつうの。
マド愛:
「何も要求しないで、この子の好きな料理を、ずうっと黙って、放り投げられることがあっても、ずうっと作り続ける」
これってまさに、子育てを6歳からやり直せってこと。
夫は認めてくれない親に反発して今を作り上げた。
長男には無理。
長男の方から親父に歩み寄って来たときが子育てが終わるとき。
だけどね、もうすぐ三男が立ちはだかるよ。