家探し中に妻の告白「一人になりたい」。執行猶予10余年のソフト・モラハラ男の改心
(回答者に交代)
大迫恵美子:
はいこんにちは。
あの非常に難しいご質問ですねえ。
相談者:
あーはい
大迫恵美子:
・・んー、一つね、その・・ま、先のこととしておっしゃってるう、ので、奥さんがね?
相談者:
はい、はい
大迫恵美子:
えーこれはまあ、あのお、やっぱり、一定程度、執行猶予がついている話なんだろうかと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
いうふうにも、まあ、思えますけどね。
相談者:
はい、そう感じてます。はい
大迫恵美子:
ね、えーその間(かん)にあなたは、一体どうするんでしょうか?と、いうような、
相談者:
はい
大迫恵美子:
問いかけがあるのかもしれませんけどねえ。
相談者:
はいー
大迫恵美子:
それでえ・・あなたの、お話の中で、一つ気になるのは、
相談者:
はい
大迫恵美子:
大変あなたはね、その明るくう、テキパキと、お話になっていて、聞いていてもね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー、どちらかというと、行動的な、イメージを、あの、う、受けてるんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、そういう、ペースが苦手な、あの女性って、結構いるんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうことではないんですかね?
相談者:
うーん・・ま、例えば・・
大迫恵美子:
あの先程・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
ちょっとその、「『どうせわたしが、悪いんでしょ』みたいな」
相談者:
はいはい
大迫恵美子:
「ことを言う」
っておっしゃったんだけど、
相談者:
はい、はい
大迫恵美子:
まあ、そこなのかなあと、いうふうにちょっと思っていたんですけどね?
相談者:
はい、はい
大迫恵美子:
ま、所謂そのモラハラっていう言葉がありますよね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、あの言葉も非常に、あのお、漠然としてて、何がモラハラなのかはっきりとした定義があるわけじゃないんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そして、あの言葉が流行ってからね?
「わたしはモラハラを受けている」とか、
「夫はモラハラだ」みたいなことをおっしゃる女性が非常に増えている。
相談者:
はい
大迫恵美子:
わたしい、のところに相談に来る方が、その言葉を使うってことが、とても多いんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、やっぱりそのお、「何かそんなことすんのは、君がこんなことしなかったからいけないんだ」みたいなね?
相談者:
ええ
大迫恵美子:
そういうそのお、
相談者:
はい
大迫恵美子:
原因を、「うん、こういうふにしとけばいいのに、しとかないからだ」みたいな、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ことで、ま、そんなに強い意味で、おっしゃってないんでしょうけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういういうことを繰り返し繰り返し言われてると・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
いうふうに感じてね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
それがあの、自分を否定されてるんだと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
いうふうに訴える、あの、奥様って、結構多いんですよ。
相談者:
ええ、ええ
大迫恵美子:
あのお、そういうことの積み重ねということなんでしょうかね?
相談者:
うーん可能性は、そのお、20代の頃を考えるとお・・有り得るのかなとは思ってます。
大迫恵美子:
うーん
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、ま、女性は結構あの蓄積でものを考えてますのでね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたという人を評価するにあたっては、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、昔のことも、今のことも全部足し算で、あのお、
相談者:
はい
大迫恵美子:
考えておりますので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたにとっては、ま、もう、ね、20年も前の話だとかっていうふうに、あのお、思ってらしても、
相談者:
はい
大迫恵美子:
おー、向こうは、いや、あの時もこう言った、その後もこう言った、その、次もこう言ったっていうふうにね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー積み重ねて考えてますから、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、終わったことではないと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
おーいう、ふうにあなたを評価してると、
相談者:
はい
大迫恵美子:
いうのはまあ、それはまあ、考えられるんですけど、
相談者:
ええ、分かります。
大迫恵美子:
そういうことなんですかね?
相談者:
その可能性もあるのかなと、もう、最近は・・そういう具体的な相談もあまりなくなったので、
大迫恵美子:
うーん
相談者:
ま、相談してもしょうがないという感じの・・ま評価をされてるんだとは思いますよね。
大迫恵美子:
うーん
相談者:
ここ・・5年、ぐらいは。はい
大迫恵美子:
あー、あの、ま、そういうことが原因だとするとね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、もちろんそれは夫婦のことですから、話し合わなきゃいけないんですよ。
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたが、ここで、わたしたちに、あのお、
相談者:
はい
大迫恵美子:
お聞きになって、それで、あの、模範解答を手に入れてね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、そのように振る舞うと、明日から、立ちどころに効果が表れるということは、もう絶対にないので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー、夫婦のことはもう、夫婦で向かい合うことによってしか解決できませんからね。
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
ええ、ただその時の、あなたの、その・・聞き方もね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
「不満があるなら言ってごらん」と、
相談者:
はい
大迫恵美子:
言ってもですね(苦笑)
相談者:
はい
大迫恵美子:
それはもう、今はかなり、えまあ、離婚ってことを口にするう、ぐらいですから、
相談者:
はい
大迫恵美子:
これは、相当、奥様の方の、気持ちはね、あのお、冷たくなってるというふうに考えなきゃいけないので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
「どうせ言ってもダメでしょう」と思っているので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー何も、答えが返って来ない、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ということは・・あり得ますよね?
相談者:
そうですね、はい
大迫恵美子:
で、その聞く時もお、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そのお、な、「何か不満があるなら言ってごらん」とかね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
或いはその、ま、「僕の方も直すから」っていうような・・言い方は、まあ、往々にして、しがちですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうことぐらいでは、もう、なかなかね、あのお・・解決できないところまで、奥さんの気持ちがあ、まあ、行ってるのかなという気はしますよね。
相談者:
そうですか。うーん
大迫恵美子:
で、言葉で聞くだけじゃなくて、
相談者:
はい
大迫恵美子:
やっぱりこの人も何か、そのお・・自分が言ったことによってね、えーっとホントに態度を改めようとしてるとか、
相談者:
はい
大迫恵美子:
或いはその、この人自身も相当、傷ついてるとかね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、恐らく、奥様が、あー、まあわたしい、が、想像してるようなことだとすると、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、かなり被害的な気持ち、
相談者:
はい
大迫恵美子:
自分が、その追い詰められたとかね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
自分が、傷つけられたという、
相談者:
はい
大迫恵美子:
気持ちでいるでしょうから、
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
奥様の方も、あなたがどうなのかっていうことを、考えることができなくなってると思うんですよね。
相談者:
はい、はい
大迫恵美子:
で、だからあなたが・・あの、実は、離婚とか言われて、もの凄く傷ついたと・・いうことについてはね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
やっぱちょっと、想像できな、いー、かもしれないので、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういうところが、分かるようにしないとね。あなたもお、
相談者:
はい
大迫恵美子:
おー、奥様によって、傷つけられる存在なんだと、
相談者:
あー
大迫恵美子:
いうことを、ま・・少し感じてもらわないと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
うー、共感、が、湧く、うーところが、一つもな、ない感じになりますよね。
相談者:
そうですね、はい
大迫恵美子:
で、その上で、そんなその・・あ、あなたの弱いところとか、あなたのその、おー、可哀想なところとかにね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
えー、向こうに反応してもらわないと(苦笑)
相談者:
はい
大迫恵美子:
なかなか今更そのお、やり直しましょうっていうところ、方向に向かう、ようにね・・なって行かないような気がしますけど。
相談者:
あー、なるほど、はい
大迫恵美子:
それからその、早く結論を出そうとしない、ことが必要だと思いますね。
相談者:
あー、やっぱ長くみた方が、よろしいですか。
大迫恵美子:
えー要するにその、何か問題をね、テキパキと事務処理して行くように、
相談者:
はい
大迫恵美子:
やろうとすると、
相談者:
はい
大迫恵美子:
おー、それがまた、傷つける、
相談者:
はい
大迫恵美子:
うー、ことになるんじゃないかなという気がしますけどね。
相談者:
あーはい、そこはちょっと気を付けます。はい
大迫恵美子:
うん
相談者:
はい
大迫恵美子:
あとね、その、お子さんが二人目の時ぐらいからっていう、話で、考えられることは、
相談者:
はい、はい
大迫恵美子:
やっぱり、子どもに対してね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
応分の責任を負ってくれてないと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、女の人が感じてる時に、
相談者:
はい
大迫恵美子:
まあ夫婦の仲、非常に悪くなりますんで、
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういう要素がないのかどうかね、
相談者:
あー、それもお、ちょっと仕事の方で、ひ、いっぱいいっぱいだった時期もあるので・・可能性はありますね。
大迫恵美子:
て、その何か、あった時にね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
「それは君が、こうしないから駄目なんだよ」みたいなね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
その、子育てえ、の、能力を、否定するようなこと(苦笑)
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、軽く言ってしまうっていうこともね?
相談者:
はい、はい
大迫恵美子:
非常に、女性を怒らせる、あの原因になりますけど。
相談者:
あー・・そういうつもりはないんですけどお、そういうふに、受け止め、られてしまった可能性は・・まあ、まったくゼロ、かというと・・ま、その可能性はありますねえ。
大迫恵美子:
うん、で特に単身赴任でね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
それでその、いなくなってしまうと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、実際にそのいないという・・現実を、まあ、実感できちゃうわけですね、奥さんの方がね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
そうすると、うんまあ、いなくても、案外大丈夫じゃないかっていうことが分かっちゃうので(苦笑)
相談者:
あはい
大迫恵美子:
あのお、こ、そういうそのまあ、離婚してもしょうがないかなっていう、気持ちをね、まあ、固めてしまう方向に、
相談者:
あー
大迫恵美子:
まあ、向く可能性はありますよね。
相談者:
はい、ありがとうございます。
大迫恵美子:
どうですか、先生。
相談者:
はい
(再びパーソナリティ)
「離婚しかない」
これで終わるなら、世の中の相談コーナーも、調停機関も必要が無くなる。
最も、人間、夫婦や親になったところで成長が進むわけないから。
いい大人が少なくなった今じゃあ、相談者がどうやってモラハラ傾向を軽減させるか手探りで導き出すしかない。
手本が無いまま、「成人」の名の元に自己責任にさらされ、黙っているだけでも有責カウンターがどんどん加算されていく。ある意味では相談者も孤独かも。
やはり、「離婚しかない」に帰着するのかな。