家探し中に妻の告白「一人になりたい」。執行猶予10余年のソフト・モラハラ男の改心
(再びパーソナリティ)
今井通子:
お分かりいただけましたか?
相談者:
はい、あのお・・ゆっくり、あの、一つ一つ考えながらやって行きたいと思います。はい
今井通子:
そうですねえ、
相談者:
はい
今井通子:
あのお、大迫先生がおっしゃった中で、ま、そんなに、強くはおっしゃんなかったけど、
相談者:
はい
今井通子:
まだ先の話じゃないですか。
相談者:
はい
今井通子:
まーた、テキパキと、今、何とかしようって、思わない方がいいと思う。
相談者:
はい
今井通子:
それがまず第一ですね。
相談者:
はい
今井通子:
あとはあ、そのお・・単身赴任をしてらっしゃるところまで、逆にい・・一回ぐらい来てもらったら?
相談者:
ですね、はい
今井通子:
その、あなたの、住まわれてるところに、
相談者:
はい
今井通子:
うん、を、現状を見てえ、
相談者:
はい、はい
今井通子:
お子さんも、面倒みなきゃだけど、あなたも面倒みなきゃ駄目かもお、っていうぐらいの感じに、
相談者:
はい、あー
今井通子:
のところを、見せといた方がいいのかなあって、逆に言うとね。
相談者:
あー、は、言われてみると、単身赴任先は、一度もあのお、「見に来る」とは言ったんですけど、見に来たことはないですね。
今井通子:
そう、そういうようなところでえ、
相談者:
はい、はい
今井通子:
あのお、話し合いとかあ、なんかじゃなくってえ、
相談者:
はい、はい
今井通子:
行動で、コミュニケーション取れると、いいかなあ、と思うけど。
相談者:
はい、はい、ちょっと、あの今までやってなかったことなんで、
今井通子:
そう
相談者:
あの、やってみるようにしたいと思います。
今井通子:
はい
相談者:
ありがとうございました。
今井通子:
はい、失礼しまーす。
(内容ここまで)
セリフって、TPOで伝わるメッセージになる。
「将来は一人になりたい」
一見、くたびれた主婦の戯(ざ)れ言に聞こえるこのセリフも、男はその本気度を感じ取ったもよう。
男:
娘も中学生に上がるんで、家を買おうかという話になって、家探しも最近何か月かしてたんですが、妻が、
「ちょっと、言っておかなきゃいけない」ってことで・・
シュールだぁ。
ある意味、奥さん誠実かもね。
そら、30年ローンの3LDKなんか、足枷(あしかせ)以外の何物でもない。
それまでは、自分でもモヤモヤでしかなかった気持ちが、この家探しのおかげでハッキリとした形になった。
プラス、大迫さん言うように夫の単身赴任。
苛(さいな)む妻に、終の棲家(ついのすみか)の購入に突き進む夫。
アタシにはとてつもなく深い溝に見える。
たぶん、奥さんも。
大迫 「あの、非常おに、難しいご質問ですねえ」
大迫さんも(笑)
一番近い人のこと、何んにも見ていなかったんだな。
恋仲になるまでは全神経とがらせて、奥さんの気持ちをアレやコレや考えたんじゃないの?
なんで、そのアンテナ、一気に仕舞っちゃうのかね。
今日が夫婦にとってエポックメイキングになればいいんだけど。
先は険しいかな。
だってさ、20代でやってたモラハラ的行為、30代で、「改めたつもり」だったんでしょ?
だけどやっぱり奥さんには伝わってないんだもん。
まさに、つもり。
今回はどうかしら?
気づいたのは良かったけど、ここまで悪化しないと気がつかないんだなあって。
てか、アンタが自分で何かを感じ取って気がついたんなら少しは光も差すけど、奥さんのこれ以上ない絶妙なタイミングとハッキリとした言葉によってだからね。
執行猶予って、その期間中に何か問題起こせば、たとえ軽微なものでも即、刑務所だよね?、確か。
「離婚しかない」
これで終わるなら、世の中の相談コーナーも、調停機関も必要が無くなる。
最も、人間、夫婦や親になったところで成長が進むわけないから。
いい大人が少なくなった今じゃあ、相談者がどうやってモラハラ傾向を軽減させるか手探りで導き出すしかない。
手本が無いまま、「成人」の名の元に自己責任にさらされ、黙っているだけでも有責カウンターがどんどん加算されていく。ある意味では相談者も孤独かも。
やはり、「離婚しかない」に帰着するのかな。