独女が逝く。最後の買い物を託された女の慟哭
(再びパーソナリティ)
ドリアン助川:
もしもし?
相談者:
はい、もしもし
ドリアン助川:
はいはい、えーと、
相談者:
あ・・
ドリアン助川:
ま、どんな形であれ人はこの世を去る時が来るんですけども、
相談者:
はい(泣き)
ドリアン助川:
こういう言い方は・・酷かもしれませんが、
相談者:
はい
ドリアン助川:
彼女は、そこご寿命だったような気がするんですよ。
相談者:
はい(泣き)
ドリアン助川:
生き、抜いたんだと思うんですね。
相談者:
(鼻をすする)はい
ドリアン助川:
その生きぬ・・
相談者:
先生の話、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
伺って、
ドリアン助川:
うん
相談者:
なんか・・最後にわたしを、呼んでくれたということが、
ドリアン助川:
そう
相談者:
嬉しかったです。
ドリアン助川:
そうなんです。その、生き抜いた最後の、瞬間に、
相談者:
はい(泣き)
ドリアン助川:
あなたという人を、
相談者:
はい
ドリアン助川:
呼んだ。
相談者:
はい
ドリアン助川:
そして、あなたの声を聞いた。
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたに出会たことを、
相談者:
はい
ドリアン助川:
幸せだと思って、旅立たれたわけですよね?
相談者:
はい(泣き)
ドリアン助川:
ですから、大原あ・・先生おっしゃる通り、
相談者:
(号泣)
ドリアン助川:
あなたがその・・悔やんでばかりだと、
相談者:
はい(泣き)
ドリアン助川:
彼女が辛いですよ。
相談者:
そうですね(泣き)
ドリアン助川:
ええ
相談者:
それじゃ・・
ドリアン助川:
それと、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたの胸の中で、彼女はまだ・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
あの、存在してますのでね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
彼女、がしたかったこと、例えばどっかに行ってみたいって・・まだ行ってないとこあるかもしんない。
相談者:
はい
ドリアン助川:
であなたが、代わりに見に行ってあげればいいの。
相談者:
はい(泣き)
ドリアン助川:
そういう・・生き方もあるんですよ。
相談者:
(泣き)
ドリアン助川:
ええ、大丈夫ですか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
ありがとうございます(泣き)
大原敬子:
幸せになって下さい。
相談者:
あ、ありがとうございます。はいはい(泣き)
大原敬子:
すごい宝をいただきましたよね?
ドリアン助川:
うん
相談者:
はい(泣き)
大原敬子:
ね?
相談者:
はい(泣き)彼女の分まで幸せになります。
大原敬子:
そうです。
ドリアン助川:
はい、そうなって下さい。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい、では失礼します。
相談者:
はい、失礼します。
同世代の男性です。
感動しました。
ご友人の死、心からお悔やみ申します。
相談者様、そして亡くなられたご友人のお二人とも素晴らしいです。
自分自身が情けなく惨めに思えます。
今日からあなた方のような心を持って生きていきたいと心から思います。