追い出された夫は5千万の相続にも愚痴ばかり。逆だった考えた末の操縦法
テレフォン人生相談 2017年1月5日 木曜日
夫の父の相続で兄妹で揉めて、夫の愚痴が多くなり夫婦喧嘩が絶えない。どうすれば愚痴を言わなくなるか?
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)
相談者: 女57歳一人暮らし 夫61歳単身赴任中 長女24歳 次女21歳 二人とも独立している 昨年義父が他界 義母は8年前に他界 夫に妹が一人
今日の一言: 愚痴と後悔は、意志を持たない人の専売特許です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
は、もしもしい?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願い致します。
加藤諦三:
はい。最初に、年齢教えてください。
相談者:
わたしは、57歳です。
加藤諦三:
57歳、えっと結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
え、ご主人何歳ですか?
相談者:
61歳です。
加藤諦三:
61歳、お子さんは?
相談者:
娘が二人おりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
長女が24歳、
加藤諦三:
はい
相談者:
次女が21歳。。
加藤諦三:
はい
相談者:
独立して、別に暮らしております。
加藤諦三:
そうすっと、今、お二人で暮らしてんですか、ご主人と。
相談者:
えっと・・主人は単身赴任で仕事をしておりますので、
加藤諦三:
あ、はい分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
では、お一人で暮らしてるんですね。
相談者:
はいそうです、はい
加藤諦三:
はい、分かりました。で、どんな相談ですか?
相談者:
昨年、父が亡くなったんですけれどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
で母は、その8年程前に、亡くなっております。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで・・ま、遺産相続があ、
加藤諦三:
はい
相談者:
あったんですけれどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
遺産ん、の内容言いますと、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、長男に・・あ、主人はあ・・妹と二人兄弟です。
加藤諦三:
はい
相談者:
で長男に、500万円定期、
加藤諦三:
はい
相談者:
その他、すべてを・・長女に継がせる。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、会社をやっていたんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
会社は、えー、自分が亡くなったあとには、解散とする。
加藤諦三:
はい
相談者:
ということが書かれておりました。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・実を申し・・
加藤諦三:
この、すべてを長女に任せるというのは、妹さんの話ですね。
相談者:
そうです。はい
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、あのお、実を言いますと・・6年程前までは、
加藤諦三:
はい
相談者:
その20年、ぐらい前から・・夫が、父の会社を、手伝って、一緒にやっておりました。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、そのお、6年程前に・・親子の間で、
加藤諦三:
ん
相談者:
諍いがあったので、
加藤諦三:
はい
相談者:
突然あの、クビになりました。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで・・あの、その当時、一応、母が亡くなってから、専務という肩書だけを貰っていましたので・・あの役員のため失業保険も、何もなしで、
加藤諦三:
え、あの、母の、あの、亡くなってから、専務という、立場っていうのは・・誰が・・、ち・・あなたのご主人・・
相談者:
あ主人です、主人です、ごめんなさい。
加藤諦三:
ご主人が、
相談者:
はい
加藤諦三:
しゅ、あの、専務ということですね、はい
相談者:
はい。に・・なったんです、のでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
失業保険も一切なしで、
加藤諦三:
ええ
相談者:
わたしたちはあ、ま・・路頭に迷うことに、なったわけですよ。
加藤諦三:
・・はい
相談者:
それで・・わたし、としましては、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、いつか・・お義父さんの、あの気持ちが変わって、和解する日が来る、だろうということでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、様子、を見ていたんですけれどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、まあ・・義父と、妹でえ、会社を、続けて、いたんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
それでま、5年程経ちまして、昨年・・義父が、亡くなりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、その遺言が出て来・・来たんですけれどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・やはり主人にしますとお、
加藤諦三:
はい
相談者:
自分が、20年間、手伝って来た・・会社で、を、
加藤諦三:
20年間っていう・・あの、正確に言うと、14年っていうことですね?
相談者:
いえ、ごめんなさい、そのお、クビになるまで、20年間です。
加藤諦三:
あ、クビになるまで20年間、
相談者:
はい
加藤諦三:
それがあ、6年前に話ということですね、
相談者:
そうです、はい
加藤諦三:
はいはい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
を、やって来たのにい、
加藤諦三:
はい
相談者:
とても悔しい思いが・・あります。
加藤諦三:
はい
相談者:
そして、そのお・・自分にはあ、500万円の、定期・・一つということで、
加藤諦三:
はい
相談者:
その他すべて、っていうのは・・ま、おおよそ・・2億弱の、財産があります。
加藤諦三:
はい
相談者:
それを、すべて、娘の方にやる・・と書かれたこと、
加藤諦三:
はい
相談者:
それは、「俺は500万の価値しかなかったのか」という、主人の気持ちですよね。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
あのお・・遺留分を請求しまして、実際には4分の1をいただいたんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま、そう書かれたっていうことの・・
加藤諦三:
あー、はあは・・
相談者:
うーん、悔しさで、
加藤諦三:
はい
相談者:
でその他すべてを、っていう、書かれてあったので、
加藤諦三:
ええ
相談者:
妹は・・「家もお・・墓も」
加藤諦三:
ええ
相談者:
「全部、自分が継ぐ」と、言い出したわけです。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで・・その、主人は・・悔しいわけですよね。
加藤諦三:
・・はいはい
相談者:
長男で・・あるのにい、
加藤諦三:
はい
相談者:
何も悪いこともしていないのにい、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・会社を追い出され、
加藤諦三:
はい
相談者:
家を追い出され、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお・・墓までも・・妹に取られて、っていうことで、
加藤諦三:
はい
相談者:
この、何年か、ずーっと、ま、愚痴り続けるわけですよね。わたしに対して。
加藤諦三:
はい
相談者:
それでえ・・そのま、ホントに、本人の気持ちになったら・・大変だっていうことはよく分かるので、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、聞いて来たんですけども、やはりわたしも人間なので、
加藤諦三:
はい
相談者:
いつもいつも、そういう話を聞かされると、もう、「しょうがないじゃん」
加藤諦三:
まあ、そう
相談者:
「言ったって、しょうがないじゃん」っていう風なことで、
加藤諦三:
ええ
相談者:
うん、夫婦喧嘩に・・なって行く・・
加藤諦三:
うん
相談者:
っていう日常なわけですよ。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
それでえ、まあ、終わってしまったことは、仕方がないんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
これからあ・・夫を、どうやって慰めて・・行ったら良いか、
加藤諦三:
うん
相談者:
ていうことを・・お聞きしたいんですよね。
加藤諦三:
あ・・それであなたから見て、その、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたのご主人の性格ってのはどうですか?
相談者:
えー、ま一言で言うと(苦笑)女みたいだなという感じ(笑)
加藤諦三:
あー
相談者:
やっぱり愚痴が・・多い。
加藤諦三:
うーん
相談者:
そして、そうですね、決断・・が、なかなかできなくて、
加藤諦三:
できない・・
相談者:
人お・・に言われ・・ると、そうかなっていう感じで、動くので、自分の、意志で、
加藤諦三:
ええ
相談者:
動かない・・例えば・・進学や就職そういうこと決める、時にあたって、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「あ、父がこう言ったから」「母がこう言ったから」
加藤諦三:
うん
相談者:
「おばあちゃんが、こう言ったから」
加藤諦三:
うん
相談者:
っていう感じで・・やっぱり自分ん、のお、
加藤諦三:
い・・
相談者:
意志を貫かないので、
加藤諦三:
ええ
相談者:
生きて来た中にもお、満足感がなくて、
加藤諦三:
な、あ、凄い正確にあなたご主人理解してんだねえ。やっぱり、自分の意志で動いて来ない人は・・もう、60っていうか、50過ぎた頃から、もう、凄い・・生きている意味を見失うというか、生き甲斐がない・・なくなりますよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、結構心配い、するでしょ、色んなこと。
相談者:
そうですねえ。
加藤諦三:
ええ、だから心配はするし、過去のことを、こ、色々・・まあ、あーだこーだ・・よく、たらればって言いますけどねえ、
相談者:
うん
加藤諦三:
愚痴を言う・・そうすっと、この人をこうあなたが、どう慰めるかっていうことですね。
相談者:
はい
加藤諦三:
これは大変難しい・・あの・・ご相談だと思いますけれどもですね、
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はそのお・・相続のこと、遺産相続のことを含めて、色んな、問題が絡んで、おり、いると思いますので・・あのスタジオに弁護士のですね、坂井眞先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)