母子家庭の連鎖。娘36からの暴言を嘆く女へ「あなたは勘違いしている」
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
ええ。要するにね、あなたね、完全な、勘違いしてんの。
相談者:
そうなんですか。
加藤諦三:
あなたは意識では自分を愛の人と思ってます。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
無意識では憎しみの人です。
相談者:
そおうですかねー。
加藤諦三:
そうです。間違いありません。
相談者:
じゃ、わたしは今まで、これえ、35年間やって来たことは、無駄だったんですかね?
加藤諦三:
無駄じゃない・・無駄じゃない・・ここで気付けばあなたは今度は・・本当に、人間の苦しみを理解した、人間に変われます。
相談者:
・・んもう、ただ吐き出してしまった、今日。
加藤諦三:
うん
相談者:
今日これだけ吐き出してしまったのは逆に一番嬉しい・・
大原敬子:
ああ
相談者:
ことですね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
これが一番嬉しいことです。
加藤諦三:
ええ
相談者:
はい
加藤諦三:
絶望っていうのは・・新しい世界への出口なんです。
相談者:
・・・はい
加藤諦三:
だから今日から・・あなたは新しい世界に出て行って・・
「あー、自分の人生は意味が深かったなあ」という風に思う時が来ます。
相談者:
・・そうですかね。
大原敬子:
はい
加藤諦三:
うん、あのね、憎しみの期間っていうのは・・そういうことだったのかと。
大原敬子:
うん
相談者:
わ、かるような気もします。
加藤諦三:
うん
相談者:
・・うん・・
加藤諦三:
はい、そいじゃ失礼します。
大原敬子:
お幸せに。
相談者:
ありがとうございます。先生、大原先生、ありがとうございます。
大原敬子:
お幸せに。
相談者:
はい、ありがとうございます。
加藤諦三:
人生が、行き詰った時は、逆が真実です。
年齢も性別も立場も違うけど、不思議とこの相談者の気持ちが良くわかる。
とても真面目で一本気。自分が大好きなで他人に余り興味のない人だと思う。
わたしもそうだ。
回答者や相談員のアドバイスに耳を傾けてはいるけど、多分あまり参考にはならないよ。
この人はきっと自分を肯定してくれるアドバイスされたほうが救われたような気がしますね。
自分が肯定されて、「よしよし、可哀想に」とされて初めて人の意見に耳を傾けられるタイプの人だと思う。
現に私がそうだ。
確かにこういう人は、よしよし可哀想に、の間は話を聞くんですけど、その後に気に入らない事を言うと裏切られたような気持ちを持つような気がします。最初に相手を肯定しちゃった分余計に逆恨み感が強まるというか…あなた私の味方じゃなかったの!?みたいな。子供のように全面的に受け入れられないと気が済まないというか。なかなか他人の力の及ぶところではないので、結局は自分が変わろうともがく以外に救われる道はないんじゃやいかな。