認知症の母90歳の真の味方は娘か?50年来の同居人か?

(再びパーソナリティ)

今井通子:
お分かりいただけましたか?

相談者:
はい、わかりました、ありがとうございます。

今井通子:
ただ、そのお、今、お話伺ってると、

相談者:
ええ

今井通子:
えー、長い間そのお、

相談者:
ええ、ええ

今井通子:
従業員の方がお母さんの面倒看てきてくださってたわけじゃないですか。

相談者:
そうなんですよお
まあ・・もう、とにかく、お互い依存してたので(苦笑)
あのお、こっちが入る余地がなかったってのもあるんですけどお、

今井通子:
ただそのことを考えるとお、

相談者:
ええ

今井通子:
あんまり揉めないように、今仰ったような、

相談者:
ええ、ええ

今井通子:
ある程度の処置も、とった上でえ、

相談者:
ええ

今井通子:
全部、こちら側に戻してもらうのがいいんじゃないですかね。

相談者:
そうですねえ

今井通子:
はい

相談者:
はい、分かりましたあ

今井通子:
はい、どうもお

相談者:
はい、すいません、ありがとうございまあす。

今井通子:
はい、失礼しまあす。

相談者:
失礼しまあす

(内容ここまで)

女  50ぅ、5,6年一緒に一緒に住んでた

!?

何度も聞き直した。
大事なとこだし。
嘘つくところでもないし。

でも間違いない。
じゅう、でも、
にじゅう、でもない。

ごぉ、じゅう、だ。

相談者が生まれもしない頃から2人は一緒に暮らしてることになるんだけど、これはきっと相談者が年をごまかしている。

本当は51じゃなく、50代後半。
いずれにしてもこの女、母親と生活したことがない。
不幸な生い立ちは認めてあげる。

20歳違う女どうしが同居50余年・・
仲がいいとかってレベルじゃない。
しかも、カネ出し合って2人のために家まで建てちゃってる。

お前のかあちゃんはレズ


男はいつも最初の恋人になりたがり
女は誰も最後の愛人でいたいの
<魔法のクスリ 唄・詞・曲 松任谷由実>

これが遺伝子レベルの真理であることは、DNAや脳科学を持ち出すまでもなく、様々な調査が証明している。

男性がより多くの子孫を残そうとすれば、たくさんセックスをすればいいだけだから、その欲望には際限がない。

一方、女性は生涯に産める人数が限られている。
しかも懐妊から出産、子育てに至るまで、多大なコストを払わされるから、どうしたって慎重にならざるを得ない。

つまり、生殖においては、そもそも男と女の利害は一致しない。
これが古来、男女間に起こる問題の、解決しようのない原因だ。

じゃ、もし、セックスにおいて利害が一致するカップルがいたらどうなるか?
「もし」なんて付けなくても、世の中には、この夢のようなカップルが実在する。

同性愛者だ。

彼(彼女)らに利害の不一致はないから、まさに損得抜きの純愛が実現する。

しかし、同じ純愛でも性行動は真逆だ。
ゲイは乱交を好み、レズビアンはパートナーを大切にする。

アメリカで行われた調査によるとゲイの75%は100人以上と関係を持ち、そのうち40%(全体の3割)は千人以上と答えた。
<橘玲 (日本人) 幻冬舎>

いくらなんでもと思うかもしれないが、その手の場所で相手を探す行為を日常にしていれば、なんでもない数字だ。

一方、レズビアンは長期に渡り特定の相手との関係を続け、共に暮らし、さらに養子や人口受精によって子を持ち、家庭を築いている者も少なくない。

他人の女どうしの50余年の謎は、同性愛で氷解する。

 

誰得?成年後見人

相談の本筋に戻ろう。

女  話し合いにならない人なのでえ

同居人に対するアンタの人物評価がピント外しまくってるからだよ。
依存がスゴイだの、
全部自分のモノにしようとしているだの。

開示請求なんてことしなくても、想像つくでしょうに。

母親は国民年金でしょ?
入所した施設の料金と比べてみ?
足が出てるから。

結構苦しいと思うよ。
貯金を取り崩すたって限界がある。

生活保護を申請しようにもアンタが居座る土地の名義がネック。
たぶん、ここへ来てアンタと元従業員が急接近したきっかけはコレ。

カネで解決したかった同居人だったけど、アンタが疑いの目で見るわ、果ては、母親を引き取るなんてトンデモないこと言い出すもんだから没交渉になったわけだ。

この上、成年後見人に弁護士が就いてみ?
月々の報酬は一体誰が払う?
中川も、肝心なことを言わない。

しかも、成年後見人を一旦申し立てたら最後、申立人の都合で取り消すことは出来ない。

これは当然で、自分のカネの管理が出来なくて、成年後見人を必要とする人間がそこに居るということを、裁判所が知ってしまうからだ。
それを無いことにしようとする申立人なんて、裁判所にとって怪しさ満開だ。

母親の成年後見人に就いた弁護士は、母名義の土地が無償提供されていることを知り、アンタに地代家賃を請求してくるハズ。
母想いのアンタだ、気持ちよく払ってね。

 

中川  弁護士後見人選んでもらって

これ、アンタに対する皮肉なの。
理解できないだろうけど。

裁判所が、財産をガードする役目を果たせる肉親がいないって判断するってことだよ。
実の娘が成年後見人に選任されない現実を重く受け留めなさいよ。

 

女  縁を切りたい

それ、すなわち、母と同居人との縁も切るってこと。
アンタにそんな権利あるの?
第一、お母さんはどう思うかしら?

30年、40年前なら全員がアンタの肩を持ったのにね。

今さらアンタの出る幕はない。

 

認知症の母90歳の真の味方は娘か?50年来の同居人か?」への2件のフィードバック

  1. 娘からしたら赤の他人に実親の財産を勝手に処分されたくない。その気持ちは十分にわかる。
    ただ、その気持ちに一片も卑しい気持ちが無く、純粋に思っていたとしても、長年母を放ったらかして、死の間際でそんな事を言ってくる娘を母親と相思相愛のAさんはどう思うか?
    無関係の私でさえ娘は金目当てと思ってしまう。Aさんはもっと思っている。
    勿論Aさんに財産を取得する権利はないけど、主さんのタイトル通り、本当に母親の味方だったのはどちらか?そしてどうすれば母親が一番喜ぶか。そこをよく考えたほうが良いのではないだろうか。

  2. 母親がこの相談者にとってどんな母親であったかはわからないけど
    母親と長い間絶縁していたのであれば
    残された財産なんか欲しくもないという潔さがほしいものです

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