農家の長女80が終わった相続を蒸し返したら弟73からヒドい手紙が来た
テレフォン人生相談 2017年3月11日 土曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 女80歳 8人姉弟の農家の長女 兄弟で健在なのは73歳の弟一人と妹4人
ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
ドリアン助川:
あ、よろしくお願いしますう。
相談者:
はい、お願いしまーす。
ドリアン助川:
はい今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
あ、あのおー、遺産相続、うの、ことなんだけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あの、それはもう・・話、話ていうか話はしてないけど、文章で・・分かったのでね・・弟は、仏様持ってってるから・・今まで、何回か、家の方まで仏様参りに行ってたんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
そいであまりい、にも、酷いー、こと書いて、あ、「もう、墓参りに来るな」とか。
ドリアン助川:
ちょっと待ってくださいね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えーと、まず基礎的なこと、教えてくださいね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
遺産相続の話ということですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、主に今問題になっているのは、あなた様の、弟さん、との間ですか?
相談者:
そうです。はい
ドリアン助川:
え、あなたさん、おいくつでしょう?
相談者:
80歳です。
ドリアン助川:
80歳
相談者:
はい
ドリアン助川:
それでご兄弟が、弟さんと?
相談者:
あの・・全部で、
ドリアン助川:
はい
相談者:
8人いるとこ2人死んでます・・あ、今、6人いる、
ドリアン助川:
はい
相談者:
男1人と、
ドリアン助川:
はい
相談者:
女5人、わたし入れて女5人と、
ドリアン助川:
はい
相談者:
6人健在です。
ドリアン助川:
はい。妹さんばかり4人ですか?
相談者:
下の妹4人と、
ドリアン助川:
はい
相談者:
農家をしたのは、わたしと、もう1人、の、あ、3番目の、妹と2人は、う結婚するまで、親の手伝いをして来ました。
ドリアン助川:
はい
相談者:
それで・・あの親もちょうど、年、取るごろに・・水田がたくさんあったのが、それが全部・・売れたんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
それで今、その畑だけは残ってるんですよね。
ドリアン助川:
はいはいはい
相談者:
それで、残ってるので、母親が亡くなる時に、
ドリアン助川:
はい
相談者:
「あんたがた兄弟で、3人共同で、あの、端(はし)い、の、土地のところお、があるから」、それを、兄弟でやってたんですよ。
ドリアン助川:
はい
相談者:
だから・・1週間に一回は、みんなして・・手伝いに、行ってたんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
それで・・そのことで、今度は、もうなにせ、そ、弟は怒ってばかりいる(苦笑)いるから、なん、何でかしら、いや・・昔から短気なんだけど。
短気だから、誰え、も、女兄弟は・・弟の言うことに対して・・あの、質問もできないし・・聞くことも、何もできない。ただ・・
「住所と名前と書け」って言えば(苦笑)書くより他なかったんですよね。
ドリアン助川:
それは何につい、どの書類、なん、どういう書類についてですか?
相談者:
あの共同の、
ドリアン助川:
はい
相談者:
畑、
ドリアン助川:
はい
相談者:
農地、
ドリアン助川:
はい
相談者:
それと、もう一つ・・宅地なんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
弟が、高校1年生の時に、家を建てて、
ドリアン助川:
はい
相談者:
下4人は、農家しないんだから、そちらの方に住ませたんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
して・・農家をした者は、あの親と一緒に、やってえ、いたんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
それで、まあ、1週間に1回も行かれない、そういう段階だったんですよ。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そしたらその「来ないんだから・・放棄せ」と。
ドリアン助川:
ちょっとここまでの話が、少し複雑なので、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
えー、わたしの方で・・まとめてみますけども。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
もし違ったらおっしゃってくださいね。
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
えーと、あなた様80歳には、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
えー、今、生きてらっしゃるご兄弟、妹さん4人と、弟さん1人いらっしゃると。
相談者:
・・そうですそうですね。
ドリアン助川:
そういうことですね。そして・・お父さん、お母さん・・農家をされて来たわけですね。
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
で、その・・農地と、宅地を継ぐにあたって、
相談者:
ええ。
ドリアン助川:
じ、す・・
相談者:
え、つ、継ぐんでないの。
ドリアン助川:
はい
相談者:
もう、売れちゃったの。
ドリアン助川:
売れちゃった。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
えー、その・・土地が売れた収益に関しては、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
お金に関しては、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
えー「兄弟で分けなさい」という風にお母さんおっしゃったわけですよね。
相談者:
・・「兄弟で分けなさい」とは言わないけども、
ドリアン助川:
はい
相談者:
分けなきゃ、ならんつことは、弟、あのお、それを、理解してるから・・分けて、くれたけども、なんぼあったも教えてくれないし。
ドリアン助川:
あ弟さんが中心になって、その・・
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
それ受けたわけですね?
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
はい、えーと待ってくださいね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
弟さんが、その、土地が売れたお金を、まず手に入れたと。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
そしてそれを・・皆さんに分配する、はずだったわけですよね?
相談者:
うんす・・
ドリアン助川:
で、分配されたんですか?
相談者:
いや・・たくさんあったお金の、一部をしてくれました。
ドリアン助川:
一部をしてくれた。そして、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
今日の問題に移って行きますけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、ま、そういう、う、形で始まって、そして今、一番問題になってるのは、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
その弟さんが、なんか「『権利を放棄せよ』という風に言って来た」って、さっきおっしゃって・・
相談者:
えーそうです。
ドリアン助川:
え、それをもう一度教えて下さい。どういうことですか?
相談者:
あの・・弟が、高校1年の時に父親が・・家を建てたんです。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
家って、その、田舎だから・・駅まで、にー、行くのには、遠い、から・・4人は、し、農家しないんだから、そこに4人を入れて、
ドリアン助川:
はい
相談者:
そで、4人入ったのはいいんだけど・・今度は、あの、お金を分けるのに、なんぼなんぼある・・
ドリアン助川:
あ
相談者:
あるっていうことを教えてくれるはずだって、
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
うん、弁護士さんにも聞きました。
ドリアン助川:
ええ
相談者:
でもね、聞いたけど、何も言ってくれないから、
ドリアン助川:
はい
相談者:
この、お金のことを、言うちゅうことは、去年の秋に、黙って、お金を、も、配っちゃったから、「どうして先に、教えてくれなかったの?」って言っても、返事しないんです。
ドリアン助川:
あー
相談者:
わたしは・・黙ーって来たんだ。それがえ・・悪かったんだなとは、思って、おりますけどね。
それだから、お、弟は、疑ったちゅうことで腹立ってるみたいなのね。
ドリアン助川:
はいはい。
であの・・
相談者:
それで、
ドリアン助川:
はい
相談者:
「お前らと、縁を切る」ちゅうの。
ドリアン助川:
あ、縁を、切るというとこに、来てるわけですね。
相談者:
そう・・そんなのお、はね・・
「切りたい」つったって、こ、「切れるものならこっちから切ってやりたいわ」と思うぐらい、腹立ったんだけど。
ドリアン助川:
はい
相談者:
もう、こんなのね、もう、忘れるって。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
忘れ・・られる、なんか説明が・・い、教えて・・くれたら・・いいなと思って。
ドリアン助川:
それで電話をくださったんです?
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
あ、分かりました。
相談者:
はい
ドリアン助川:
え、あのおー、ちょっとまだ全貌見えにくいとこもあるんですけども、
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
極々、簡単に言いますと、
相談者:
はい
ドリアン助川:
兄弟同士の争い事になってしまったわけですね。
相談者:
そ、そうですう。
ドリアン助川:
はい。それで、そのお、まあ、弟さん、ひと、男、男兄弟一人?
相談者:
はい
ドリアン助川:
弟さんがあ、そのお金のこと、仕切って来たわけだけどもお、
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
あまりに不透明だし、
相談者:
ええそう
ドリアン助川:
そして、みんなの、ことも、聞いてくれないし。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
強引にやられてしまって、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
それで、みなさん、頭に来たと。
相談者:
え、う、みんなが頭に来てるわけじゃないんです。
ドリアン助川:
はい、あみ・・
相談者:
農家のしないものがした、妹で言えば、女3人・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
何も、分からない者が、もう、手一杯、ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃと、
ドリアン助川:
うん
相談者:
弟の、ふ・・肩持ちしてるからと、
ドリアン助川:
あ・・
相談者:
弟の前で、偉そうにね。ドタバタしてね。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
あん、暴言吐かれたんですよ。
ドリアン助川:
ということはその・・農家の跡を継いだ、農作業をした、ご姉弟と、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
農作業をしなかったご姉弟の間にも・・溝があるということですね。
相談者:
そうです。
ドリアン助川:
はい。そ、だけどもお、まあ、80歳というご年齢で、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
このことで、ずーっと心を乱してるのも、もうちょっとお・・嫌になっちゃったと。
相談者:
うーん、もうたくさん。もう嫌なんです。
ドリアン助川:
ねえ
相談者:
はい
ドリアン助川:
そりゃあそうですよね。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
なんかこう、心がスッキリする方法はないかという・・
相談者:
え、す、そうなんですよ。
ドリアン助川:
そういうことですね?
相談者:
ええ
ドリアン助川:
うーん・・えー、で、今その・・遺産のお金がね、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
えー、入って来ないと辛い状況にあると、これは
相談者:
いやいやそんなこと、かん、
ドリアン助川:
それはないんですね?
相談者:
アパート持っておりますからね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
そんなゴタゴタしたくないんですよ。
ドリアン助川:
そうですね。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
そのお、大変失礼なんですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
その遺産ん、の、分配金ってのは、大体どれぐらいの額だったんですか?
相談者:
あ、貰ったのですか?
ドリアン助川:
ええ
相談者:
貰ったのは1千万です。
ドリアン助川:
あ1千万ですか。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
あ、おっきな額ですね。
相談者:
もう、ぜん・・この・・母が91歳の時にい、死ぬ・・4年前の時は、1億5千万あったの。
ドリアン助川:
1億5千万あった。
相談者:
はい
ドリアン助川:
うーん
相談者:
農地が売れたから、そのお金は・・あったんですけど。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
弟は、ちゃんと、説明して、ちゃんとしてくれる、もんだと思ったら、説明なしで、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
もう、終わっちゃって、最後には、こういうね、
ドリアン助川:
あー・・
相談者:
別れるようなね、
ドリアン助川:
はいはいはいはい
相談者:
こうなったけども。もう会いたくもないです。
ドリアン助川:
うーん、弟さんいくつですか?
相談者:
73です。
ドリアン助川:
73歳
相談者:
それで73なんだけどね、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
あの、癌なんですよね。
ドリアン助川:
あらららら・・なんか、誰もお、笑ってないという誰も勝者がいない感じの何か・・ね、弟さんは弟さんで、
相談者:
うん
ドリアン助川:
苦虫噛み潰したような顔してらっしゃるんでしょうしい。
相談者:
ええ
ドリアン助川:
んな・・
相談者:
だから、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
プライド高いから。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
うん
ドリアン助川:
そうですか
相談者:
プライドが高すぎるからね。
ドリアン助川:
はい
相談者:
兄弟が会ったらね、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
「いや、俺、間違ってやってしまったあ」・・で、終わってもらいたかったの。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
ところがもう、手紙にはもう、そういう、この、「姉のくせに、取りまとめできんかった」とやら、なんてやらって書いて、「墓参りするな」とかって書いて来られたらね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
もう・・忘れようと思っても、忘れえ、られないんですよ。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
だから、それを忘れようと、
ドリアン助川:
はい
相談者:
自分で言い聞かせております。
ドリアン助川:
はい。あのお、その心掛け、大変いいと思うんですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えーと、まあ、これ一つずつの問題洗っていくと、大変時間が掛かりますので、
相談者:
はい
ドリアン助川:
まあ、こうした問題というのはあ・・まあ、あるっちゃあると思います。でこういう時に、どういう風に、乗り越えて行くべきなのか、
相談者:
ええ
ドリアン助川:
今日の回答者の先生に相談してみたいと思います。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー弁護士の、大迫恵美子先生です。よろしくお願いします。
相談者:
はい、#$%◆ってお願いします。
(回答者に交代)