友達がいない絵が好きな男子学生。失うのが怖くてレシートも捨てられない
(回答者に交代)
三石由起子:
はい、こんにちは
相談者:
よろしくお願いします。こんにちは
三石由起子:
あのねえ
相談者:
はい
三石由起子:
えー、「大学生・・になって帰省した時に、捨てられてた」っていうのはあ
相談者:
はい
三石由起子:
あの結構みんな、経験あると思いますよ。
相談者:
・・あそうですかね、やっぱり。
三石由起子:
うん、あなただけじゃないと、思いますね。
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、わたしもそういう経験ん・・あります。
相談者:
あー
三石由起子:
はい。あるんだけどもお、
相談者:
はい
三石由起子:
わたしは自分・・ん、確かに大切な物を、
相談者:
はい
三石由起子:
置いておいたあ・・場所に何もなかった時にい、
相談者:
はい
三石由起子:
確かに大切な物だったはずなんだけどもお、
相談者:
はい
三石由起子:
何だったかよく覚えてないのよね。
相談者:
・・あー
三石由起子:
うん。わたしの中でね。
相談者:
はい
三石由起子:
うん。でその時に、わたし諦めました。
相談者:
・・あー
三石由起子:
あのお、ホントの執着っていうのはあ、
相談者:
はい
三石由起子:
もう、忘れようとしてもお・・忘れられないものじゃないですか。
相談者:
はい
三石由起子:
うん、そういう物っていうのは、多分物じゃないんだよね。
相談者:
・・・はい
三石由起子:
例えばわたし、全然違う話い、になっちゃうかもしれないけども、
相談者:
はい
三石由起子:
あの朝からねえ、
相談者:
はい
三石由起子:
わたし原稿書きしててえ、
相談者:
はい
三石由起子:
4時間か5時間ん・・書いてえ、
相談者:
はい
三石由起子:
お、相当なことができたと思った瞬間に、
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、上書き保存をする前に、
相談者:
はい
三石由起子:
猫に踏まれてパーになったことがあんの。
相談者:
あー
三石由起子:
うん。したらもうガックリ来るんですよ。
相談者:
そう、ですよね。
三石由起子:
うん、あの、もうトイレにも行かないぐらい夢中になってしていた仕事だったんだけど。
相談者:
はい、はい
三石由起子:
ガックリ来るんだけども、
相談者:
はい
三石由起子:
あなたはさ、それが母親だからあ、
相談者:
はい
三石由起子:
怒れるじゃないですか。
相談者:
はい
三石由起子:
で猫って怒れないんだよね、怒ってもしょうがないじゃない?
相談者:
あ、災害みたいな、ものですよね。
三石由起子:
そう嬉しくて寄って来てるわけだからね。
相談者:
はい
三石由起子:
あ、何も悪意がないしね。
相談者:
はい
三石由起子:
や、人間だって、悪意があってやったとは、あなたのお母さんが悪意・・
相談者:
あー
三石由起子:
あなたのお母さんが悪意があってやったとは思わないけどお。
相談者:
はい
三石由起子:
怒れないじゃない?
相談者:
怒れないです。
三石由起子:
その時にわたしね
相談者:
はい
三石由起子:
あのもう一回やり直したんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
も、おしょうがないからね。
相談者:
あーはい、なるほど。
三石由起子:
うん。しょうがない、じゃない?
相談者:
そうですよね。
三石由起子:
そうするとねえ・・やあの、最初にやった・・
相談者:
はい
三石由起子:
半分の時間でね、
相談者:
はい
三石由起子:
最初にやったものよりいいものができるのよ。
相談者:
あーなるほど。
三石由起子:
うーん。だからね、
相談者:
はい
三石由起子:
それってえ・・あの猫がやってくれたからあ、
相談者:
はい
三石由起子:
そんなことなんだなあってえ、ねえ、分かったあ、わけで。
相談者:
はい
三石由起子:
もし猫がやってくれなければあ、
相談者:
はい
三石由起子:
そのままのものをわたしはあ、自分の原稿として、どっかに出してたとか、
相談者:
あー
三石由起子:
ストックしてたとかってことじゃないですか。
相談者:
そうですね
三石由起子:
うん。だからね、
相談者:
はい
三石由起子:
例えば自分では絶対に捨てられない物をさ
相談者:
はい
三石由起子:
あ、捨ててくれたって考えだって、できるわけですよ。
相談者:
あー、なるほど。
三石由起子:
うん
相談者:
そっか・・
三石由起子:
あのお・・まあホントにわたしい、もう、あ大事にしてた箱があってえ、
相談者:
はい
三石由起子:
ホントに大事にしてて・・びっしり入ってた物だったんだけど、
相談者:
はい
三石由起子:
2つくらいしか思い出せませんでしたね。
相談者:
・・ああ(笑)
三石由起子:
それは開けてみれば、あー、こうだった、ああだったって。
相談者:
はい
三石由起子:
懐かしいとは思うんだけど。
相談者:
はい
三石由起子:
うん、で、思い出せない物って、2度と再び・・使わないのよ。
相談者:
・・ああ、無くて良かったですか
三石由起子:
で記憶の中に・・あの蘇ったとしてもお、
相談者:
はい
三石由起子:
それはもっと本体よりもよくなってると思うんだよね。
相談者:
はるほど。
三石由起子:
うーんで、記憶の中っていうのは、もう、ホントにあのお・・
相談者:
・・はい
三石由起子:
ん、な、ん、見事な・・あのお・・なんか引き出しっていうかさ。
相談者:
はい
三石由起子:
整理道具みたいになってるからさ
相談者:
はい
三石由起子:
うーん
相談者:
なるほど。
三石由起子:
うーん、そう、だから、大事なものがなくなるって思わない方がいいよ。
相談者:
・・あそういう、
三石由起子:
あ、うん
相談者:
それが一番怖かった。
三石由起子:
うんだから、新しい大事なものを増やすためにい
相談者:
す、あーなるほど
三石由起子:
そう、ちょっとこれ邪魔だからあ・・っていうことを、なんだろうと思うね。
相談者:
そう・・です
三石由起子:
だから一番簡単なのはさあ
相談者:
はい
三石由起子:
ちょっとあのお、お母さんが捨ててくれたことがあ、
相談者:
はい
三石由起子:
ありがたかったなあっていう頭になってみるのよ。
相談者:
はい
三石由起子:
無理にね。強引にね。
相談者:
はい
三石由起子:
でねえ、そういう発想でえ、3日か4日暮らしてみるとお、
相談者:
はい
三石由起子:
ホントにそういう頭になるからあ
相談者:
なるほど(笑)
三石由起子:
うん、あのね、人間って結構そういうことできるのよ。
相談者:
・・あー
三石由起子:
うーん、やってみ、あの勿体無い。わたしはその、過去のゴミにい、
相談者:
はい
三石由起子:
埋もれているあなたはあ・・
相談者:
はい
三石由起子:
勿体無いと思います。
相談者:
・・頑張りたいです。
三石由起子:
うん、が、頑張、うん頑張りなさいよ。
相談者:
はい(笑)
(再びパーソナリティ)
あ、なんかいいな、この番組あってよかったな、と思える、気楽な親しさと大人のドライなアドバイスがさわやかな、いい回だと久々に思いました。まあ、簡単にはなおらなそうだけどw
個人的に、この三石さん。話してる内容は良くても、話し方がキツく感じて、弱ってる相談者だったら、余計へこみそうだなと思うことがあり、あまり好きではありません。
でも、この回は回答の内容が良かったと思います。
大事だと思って、とっておくけど、
いざそれを処分したり、紛失したりしても、実際には本当に困らない。
相談者の大切なものを勝手に処分されて、
それは、ショックだと思うけど、
物はいつかは、なくなったり、こわれたりする。
本当に大切なのは、物じゃない。
いくら高価なコレクションをもっていたとして、
それがなくなったとしても
生きていくのに、
なんの支障もない。
相談者が変われるといいな。