憎い母でも世話をするのは娘の自分しかいない袋小路。依存してるのはどっち?
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
今あのお、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの、は、マドモアゼル愛先生とのあなたの話聞いていてねえ
相談者:
はい
加藤諦三:
・・あなたあー、凄いわ。
凄いっていうのはね、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・凄いってのは、本当のことを受け入れる力があるんだよね。
相談者:
・・そうでしょうか、あ(苦笑)
加藤諦三:
つまりマドモアゼル愛先生の言われたこと、本当のことなんです。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
だけど人間は・・真実は受け入れられないほど弱いんですよ、普通は。
相談者:
・・
加藤諦三:
マドモアゼル愛先生が、言われた通り、あなたは弱かったの。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
これが真実です。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど普通これ受け入れられないよ。
その「あなたは弱いんです」っていう・・言われた時に、僕はどう反応するのかなと思ったら・・黙ってたからね。
相談者:
・・
加藤諦三:
これは何でもないようだけど、物凄いことですよ。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
人間は、真実から目を背けたいんです。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
だけど真実は、あなたは弱かった。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・で、それをあなたは正面から受け入れたからあ・・そうするとやるべきことはすーっと見えて来るんです。
本当のことを受け入れたら、わ・・やるべきことっていうのパッと見えてくんです、本人に。
相談者:
・・
加藤諦三:
本当のことを・・受け入れないからやることが見えて来ないんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・だけど、このじゅん、自分の人生、この不幸を受け入れれば・・自分の人生の中に、意味を感じる。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・乗り切れますか?
相談者:
・・やってみます。
加藤諦三:
はい
相談者:
このままではまだ、終われないので。
加藤諦三:
うん
相談者:
はあ・・(鼻をすする)
加藤諦三:
周りのこと考え・・るのはあ、あれですよ・・あなたの美徳ではなくてあなたの、弱さですよ。
相談者:
・・そうでしょうか。
加藤諦三:
うん
相談者:
うーん
加藤諦三:
ほんーとに自分が強くなった時に初めて周りの事を考えるの。
相談者:
・・
加藤諦三:
そうすると初めて周りの人のために・・なることができるんです。
相談者:
・・ただあの・・
加藤諦三:
今・・あ、あ、
相談者:
あ・・
加藤諦三:
あなた、どんどんどんどん人の荷物を・・重荷をそ、背負い込んで、
相談者:
はい
加藤諦三:
どうしようもなくなってんです。
相談者:
・・
加藤諦三:
自分の能力オーバーです。
相談者:
・・少し軽くして行きます。
加藤諦三:
うん。
軽くしていくっていうか、ん、荷物う・・んもう、投げ出しちゃいなさい。
相談者:
はい
加藤諦三:
そして元気にな・・
相談者:
やってみます。
加藤諦三:
うん。元気になったら、荷物を、背負いましょう。
相談者:
はい。分かりましたあ。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい。ありがとうございましたあ。
加藤諦三:
苦しみの中に、意味を感じる。これが最高の価値です。
相談者に信田さよ子さんの著書を勧めたい。自己顕示欲と支配欲に憑りつかれて、どこまでも「女」を突き通す母親がゴマンと出てくるから。