スルーされた問題。アルツハイマーの母の通帳と印鑑と携帯を預かる得体の知れぬ男
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
あ、初めまして高橋です。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
えーっと、今は金銭問題はそんなに表面化はしてないんですね?
相談者:
えーとお、表面化はしてないですね。はい
高橋龍太郎:
借金まみれっていうようなことはないんですね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そうすると問題は・・えーお母さんの病気と、同居の問題が一番、今回のメインの、相談事ですね?
相談者:
そういうことになりますか、はい
高橋龍太郎:
はい。そしたらば、まず、その2回のしん、えー入院の診断はなんだったんです?
相談者:
弱性アルツハイマーっていう病名だったと思います。
高橋龍太郎:
アルツハイマー
相談者:
はい
高橋龍太郎:
はい。で、えー入院中
相談者:
はい
高橋龍太郎:
もちろんお薬は飲んでると思うけど、入院中はある程度・・大人しいんですか?
相談者:
大人しいですね。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
はい、っていう風に、病院からは聞いております。
高橋龍太郎:
はい。・・ただし、お薬が嫌いで、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あれなんですね?、退院するとお薬飲まなくなって、興奮性が増しちゃうんですね?
相談者:
薬は、飲んでないですね。退院して来てからは。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そしたらあ、まず、その・・えー・・本人が飲まなくても、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
アルツハイマーの、興奮性やなんかを沈めるお薬はありますから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
パッチを貼るとか。
相談者:
・・はい
高橋龍太郎:
それからあ、しゅ、え-少量のデポ剤(*)で、1ヵ月に・・或いは2週間に1回注射を打てば、済むようなお薬があるので、
(*)デポ剤: 持効性抗精神病薬注射剤
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういうお薬でコントロールをするように、今のうちから、退院後、本人が飲まなくても、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
大人しい状態でいられるような・・えー、医療方法を、ご相談ください。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから、今よりも、えー、要するに入院中のようにおとなしくなったお母さんで、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
え、同居が可能かどうか?っていうだけの問題で、
相談者:
まあ、そうですね、はい
高橋龍太郎:
もっと割り切って考えないとしょうがないと思いますよ。
相談者:
ええ、ええ
高橋龍太郎:
ええ、ですから・・治療方法を・・退院後も、ちゃんと確立した上で、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お母さんと、どう折り合って行くか?、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
もしくはもう、感情的なしこりが残って、
相談者:
ええ
高橋龍太郎:
折り合って行けないっていうんだったらば、お母さんが・・一人で、例えばグループホームやなんかに、住むっていうようなことを、きっちりアレンジして、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
費用を、えー、どこまでどういう風に、お互いがシェアするかっていうようなことをお話し合わなきゃしょうがないけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
まあ・・そこまで話し合っても、合理的な、判断は多分お母さんはつきかねるだろうから、あなたが、決めるしかないですね。
相談者:
え・・そ、そこは、分かりました、はい
高橋龍太郎:
あとは何が問題になりますか?
相談者:
あとはあ・・あのお、交友関係のところでえ、ま、これは病気と関係してるんかというのはちょっとお、わたしもよく分からないんですけど。
・・お友だちい、とのまあ縁を、切らしたいっていうことで・・ま、お友だちとの交流が、ま、今回まあそういったところの・・あのお、きっかけになってるんじゃないかな?っていう風に、僕思ってるんで。
高橋龍太郎:
・・あーいやいや、友だちのことは関係ないと思いますよ。
認知症に、えー、進行したことが最大の原因だと思いますよ。
相談者:
通帳とか印鑑を預けちゃうこともですか?
高橋龍太郎:
はい。
要するに感情的なしこりがあ、あなた方との間に、潜在的に・・あって、後押したかどうかはともかくとして、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
通常は他人に、ん、どんな、親しい交友関係だって預けやしないので、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
どう見ても病気が、し、進行してそういう状態になってるんでしょ?・・でえ、もし、えー、それがそうだとすれば、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そしたらば・・お医者さんの協力を得て、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
成年後見人にあなた方がなって、通帳や、貯金やなんかを取り戻して、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あなた方が管理すればいいだけの話で。
相談者:
うん、だか、まあ、ちょっと成年後見人の方も今あ、少しずつ進めてるんですけど、今・・要介護お、1の状態ですので・・多分要介護お、3ぐらいにならないとお、ま、すべての管理が、自分ではちょっとできない状態い・・になるっていう風には、ちょっと先生からも、ちょっと聞いとるんで・・や、ちょっとその辺も難しい話なのかなと・・通帳とか印鑑と、そういうのも管理するっていうところは。
高橋龍太郎:
まあとりあえず、ゆ、そのお・・病院での、治療お・・に、どこまで・・えー、どんな状態で戻って来るかも含めて、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
とにかく、その入院の先生と、退院後のお・・その外来を管理する先生と、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その先生を、早くみつけて今の状態を・・えー相談しながら、退院後のこと考えて行った方が清算的だと思いますよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
はい
相談者:
あ、分かりました。
(再びパーソナリティ)