スルーされた問題。アルツハイマーの母の通帳と印鑑と携帯を預かる得体の知れぬ男
(再びパーソナリティ)
今井通子:
はい。
相談者:
あ
今井通子:
お分かりいただけましたか?
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
すいません、ありがとうございます。
高橋龍太郎:
はい、お大事にどうぞ
今井通子:
じゃあ先生がおっしゃったように、あの、高橋先生がおっしゃったように、治療のことは、
相談者:
はい
今井通子:
病院ともちゃんと相談されて、
相談者:
ええ
今井通子:
うん、あのお、お母さまが大人しくなる方向で、ずっと続けられるような方法を、ちゃんとチョイスして、あなたの努力で、それをお母さまにしてあげられるように、してくださいね。
相談者:
はい、分かりました。
今井通子:
はい
高橋龍太郎:
はい
相談者:
はい
今井通子:
じゃ、そういうことで。
高橋龍太郎:
失礼しまーす
相談者:
すいません、本日はありがとうございました。
今井通子:
はーい、失礼しまーす。
相談者:
はい、失礼しますう。
(内容ここまで)
エラく気易く110番するじゃん。
なに?、ご近所にもバラすわけ?
「母が暴れて・・」
入所に向けた準備ってか。
たぶんアンタ、措置入院(*)を狙ったのね。
(*)措置入院:
自傷他傷の恐れのある患者を強制入院させる行政処置。
病院が留置所代わりになる。
でも残念ながら、そこまでの事案とは判断されなかった。
当たり前だ。
で、次に狙ったのが医療保護入院。
これは成功。
医療保護入院とは、自傷他傷の恐れはないものの、本人が同意しなくても、家族の同意があれば医者の判断で入院させることができる制度。
でも、この定義は、実際の運用とはいささかニュアンスが違っていて、実際は、
「家族からの要請によって、医者が患者本人の同意を得ずに入院を許可する」
Wikipediaには以下のような記述がある。
【家族による悪用】
家族が、本人の収容を企図して医療保護入院を依頼する事例がある。
診察に際し、客観的な資料が乏しいことから、本人の行動を脚色したり、家族の異常な言動に対する反応にも関わらず、家族の言動部分を省くなど、医者に病状が悪いような印象を与える。
医者の立場に立てば、入院させる方向に判断が傾くことは容易に想像できる。
何か起きれば責任を問われかねないからだ。
警察沙汰になったと聞かされちゃね。
今日、高橋先生から猫なで声が消えていたのは、こういう事情を嗅ぎ取った模様。
男 「こんな母でも看んといかんのか?」
そんな。
答えはきまってる。
そう質問する人が看れるわけがない。
ま、アンタを責めてもし方ないんだけどさ。
メンタルがキャパを超えてるみたいだから。
特に同居する肉親にありがちなんだけど、母親が病気だってこと、ちょいちょい忘れるでしょ。
まともなお母さんとして反応しちゃってる。
本当はアンタこそ、心療内科でお薬もらった方がいいの。
いずれにしても、お墨付きもらって何より。
とっとと、入所手続きをとれば?
一方、
カネのことに関しては一転、無頓着過ぎる。
いくら母親のカネだからって本人に任せ過ぎ。
だって、騙された前科があるんでしょ?
学べよ。
逆にここは母親の意に反してでもお小遣い制にしないと。
てか、すでに後手。
事態は深刻。
救えるのは息子しかいない。
取消権という武器を手に入れろ!
印鑑、通帳、携帯を預かる「お友達」なんていないっつうの。
息子から返してくださいって言われて、
「返す必要ない」
「本人をどこへやった?」
とか言う「お友達」もいないから。
男 「まともに会話が噛み合わない人たちなんで、これ以上話しても、し方がないなということで諦めました」
ぅおい!
そこは諦めんな。
あれでしょ?、ああ言えば、こう言うの堂々巡り。
それ、テクニックだから。
もうね、決定。
「お友達」はアッチの世界の人。
一度詐欺に引っかかった人の情報は、反社会的なネットワークで使いまわされる。
男 「接触をできるだけしないようにはしてるんですが、時々、家に見えるんで」
絶句・・
現場は自宅かよ。
これじゃ、警察も動けんわ。
救い出せるのはアンタしかいない。
すぐに成年後見人を申し立てしな。
少しは自分で調べてさ。
その医者もよっぽどだけど、介護3にならないとダメとか、ガセだから。
成年後見の認定はオールオアナッシングじゃないの。
裁判所からの説明書を読んだ医者は、後見はムリでも、保佐か補助のどちらかに該当することをすぐに理解するハズ。
母親には、買い物等に何ら制約がないことを丁寧に説明すればいい。
これでアンタには、母親の行為に対する取消権が国から与えられる。
これしか「お友達」から母親を取り返す方法はない。
ここまでで、やっと戦闘準備完了。
ふんどし締め直せ。
「お友達」は衣装を脱ぐ。