長期化する不登校。相談先30箇所超え。ワラにすがる思いで電話してきた母親
(回答者に交代)
三石由起子:
はい。こんにちは
相談者:
こんにちは
三石由起子:
はい
相談者:
お願いいたします。
三石由起子:
ええ、あのお、なんかも、初めてのお子さんだし、
相談者:
はい
三石由起子:
凄くあのご心配が、多いと思います。
相談者:
はい
三石由起子:
あのそれはホントによく分かります。
相談者:
はい
三石由起子:
ただねえ
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、学校に行く意味みたいなものを考えた時にね、
相談者:
はい
三石由起子:
まずあの、なんで、じゃ、学校って行かなきゃいけないのか?って考えるとお、基礎の学力っていうのありますよねえ。
相談者:
はい
三石由起子:
読み書きソロバンみたいなことですよね。
相談者:
はい、はい
三石由起子:
あの、でもねえ、
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、昔と違ってえ、
相談者:
はい
三石由起子:
今・・学校に行かなくてもお、
相談者:
はい
三石由起子:
学力って一人でも付けられるんですよね。
相談者:
はい、はい、はい
三石由起子:
うん、ま、まずそれがあるじゃないですか。
相談者:
はい
三石由起子:
それより大事なのは生きる力なんだよね。
相談者:
はい
三石由起子:
も、根本的にあのお・・ん、考え直した方がいいと思うのは、
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、「『じゃあ休みなさい』って言って、何ヵ月か休ませた」ってえ、
相談者:
はい
三石由起子:
言いましたけど。
相談者:
はい
三石由起子:
休むってね
相談者:
はい
三石由起子:
ただ休んでてもどうしようもないのよ、これ。
相談者:
はい
三石由起子:
学校に行かなくてもいいっていうね、
相談者:
はい
三石由起子:
その一つそのハードルを、ね、大変なハードルを下げたという風に、
相談者:
はい
三石由起子:
母親は思ってるかもしれないけど、
相談者:
はい
三石由起子:
子どもには何の力も付かないわけですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
うーん
相談者:
はい
三石由起子:
で、しかもね、
相談者:
はい
三石由起子:
学校休んで家にいたらね、時間が長いんですよお
相談者:
はい
三石由起子:
これやっぱ困っちゃうんだよね。
相談者:
はう
三石由起子:
親も困るだろうと思うけど、子どもも、尚更困るわけ、ですよ。
相談者:
はい、はい
三石由起子:
だからね、その「休んでもいい」って言ったからにはね、
相談者:
はい
三石由起子:
それ休んでる間にねえ、
相談者:
はい
三石由起子:
好きなことを探してやったら良かったね。
相談者:
あ
三石由起子:
一緒に。
相談者:
はい
三石由起子:
だからただ休んでるんじゃなくてもう遊んでやれば良かったね。
相談者:
・・はい
三石由起子:
うーん
相談者:
はい
三石由起子:
あのね、ま休んでる間にい、
相談者:
はい
三石由起子:
学校に行ってる小学生とか中学生とかっていうのは、
相談者:
はい
三石由起子:
全く時間がないんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
宿題はある、科目は多い。
相談者:
ええはい
三石由起子:
うち、部活はある。
相談者:
はい
三石由起子:
家(うち)に帰って来て宿題こなせばもう次の日来る。
相談者:
はい
三石由起子:
これってホントに全く時間がないんだけどお
相談者:
はい
三石由起子:
「休んでもいい」って言った限りはね、
相談者:
はい
三石由起子:
「それがぜーんぶあなたの時間で、あなたが好きに使っていい時間だ」みたいなあ、
相談者:
はい
三石由起子:
こう、親がさ、
相談者:
はい
三石由起子:
わくわくするみたい・・に、
相談者:
あー
三石由起子:
積極的な気持ちでいたらね、
相談者:
はい、はい
三石由起子:
あのお、子どもも探せたと思うんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
だからこれね、まだ遅くないからね、
相談者:
はい
三石由起子:
もう一回やったらいいと思うの。
相談者:
はい
三石由起子:
うん、あの、「もう休んでえ」
相談者:
はい
三石由起子:
あのお・・「好きなこと探してみようか」
相談者:
はい、あのお
三石由起子:
っていう感じで。
相談者:
はい、あのお、
三石由起子:
それでね、
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、あなたが住んでるところは、ちょっと分からないんだけども、
相談者:
はい
三石由起子:
えーと、そんな田舎でもない?
相談者:
田舎じゃないです。
三石由起子:
うん。あのフリースクールがあるでしょう。
相談者:
はい
三石由起子:
うんで、フリースクールっていうのは、毎日行かなくていいのね。
相談者:
はい
三石由起子:
好きな時に行けばいいっていうのもあるし。
相談者:
はい
三石由起子:
いろんーなもの充実させてるじゃないですか。
相談者:
はい
三石由起子:
だから・・あのやっぱりねえ、手を引いてね、
相談者:
はい
三石由起子:
あのもう、わくわくしながらね
相談者:
はい
三石由起子:
「今日あすこ見に行ってみようか」「こっち見に行ってみようか」っていうことを
相談者:
はい
三石由起子:
しなきゃいけないんだけど。
相談者:
はい
三石由起子:
それやる時の注意はね、
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱりあなたがね、わくわくしてなきゃ駄目なのよ。
相談者:
はい
三石由起子:
じゃ「あなたがあ、もう、目の色変わるくらいのお」
相談者:
ええ
三石由起子:
あの、「いいところがあるから」
相談者:
はい
三石由起子:
ね、「そこ見つけようよ」と。
相談者:
はい
三石由起子:
うん。
普通の学校じゃ面白くないんだろう、と、きっと。
相談者:
はい
三石由起子:
うん。「今はそういう学校がいっぱいあるんだから」
相談者:
はい
三石由起子:
「お母さんと一緒に探そう、よ」ってことを言えばいいと思うの。
相談者:
はい
三石由起子:
それで、お家にいる時はね、
相談者:
はい
三石由起子:
せっかく休ませ、るんだったらね
相談者:
はい
三石由起子:
まず、ね、大事なことはね、読書力
相談者:
あーはい
三石由起子:
だと思うんですよ。それともう一つはね、
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱりね・・パソコンですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
・・パソコンあるう?
相談者:
はい、あります。
三石由起子:
ほ、あの本人の物がありますか?
相談者:
本人の物という・・
三石由起子:
うん
相談者:
こ、形ではないです。家族の物という形です。
三石由起子:
あのねえ
相談者:
はい
三石由起子:
本人の物買ってあげなさい。
相談者:
はい
三石由起子:
うーん。それでね、
相談者:
はい
三石由起子:
そ、これ孤独にならないしね。だってね、
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、悪いこと覚えるんじゃないかと思うかもしれないけど、
相談者:
はい
三石由起子:
悪いことより、いいことの方が多いんだ。
相談者:
はい
三石由起子:
うーん、悪いこと50あったらねえ、
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱりい・・良いことはね、51くらいあるんですよ(笑)
相談者:
はい
三石由起子:
うん。どのみち悪いこと覚えるんです。
相談者:
はい
三石由起子:
ね
相談者:
はい
三石由起子:
ママが一緒にわくわくしないと駄目なんだよね。
相談者:
はい
三石由起子:
そうしないとお、この子どもがね、自分の未来にわくわくできないんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
なんかこう・・足りない
相談者:
はい
三石由起子:
付いて行けないー、10年、みたいなことをねえ
相談者:
はい
三石由起子:
あの、どんどん感じて来ちゃうから。
相談者:
はい
三石由起子:
ここ放っといちゃ駄目ですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
でね、あのお・・カウンセラーとかあ、
相談者:
はい
三石由起子:
学校の先生とかあ、
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、お医者さんとか、
相談者:
はい
三石由起子:
相談すると、
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱり、正常でないっていうところからの判断じゃないですか。
相談者:
はい、そうなんです。
三石由起子:
うん、
相談者:
はい
三石由起子:
そうでしょ、
相談者:
はい
三石由起子:
そうじゃないの。
相談者:
はい
三石由起子:
世界が違うんで、
相談者:
はい
三石由起子:
あのそういう世界でなければ生きて行かれない人もいっぱいいるし。
相談者:
はい
三石由起子:
そういう世界でホントに凡人じゃないような力を発揮する子もいっぱいいるの。
相談者:
はい
三石由起子:
で、今の、世の中で、
相談者:
はい
三石由起子:
楽しいこと見つけた人が、勝ちなんですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
それが結局生きる力になるわけで。
相談者:
はい
三石由起子:
うん
相談者:
はい
三石由起子:
だから、あなたがわくわくしてえ
相談者:
はい
三石由起子:
ね、手を繋いでえ、
相談者:
はい
三石由起子:
・・毎日行こうよ。
相談者:
はい
三石由起子:
それでね、パソコン与えてさあ
相談者:
はい
三石由起子:
「ちょっとフリースクールあんたちょっとお、検索してちょうだい」と。
相談者:
はい
三石由起子:
面白そうなところを、あの、毎週一回くらい行こうと、一個くらい。
相談者:
はい
三石由起子:
それで「あなたがちょっとリストアップしなさい」と。
相談者:
はい
三石由起子:
「遠いとか近いとか言ってなくていい」と。
相談者:
はい
三石由起子:
ね、「まあ行ってみましょうよ」っていう、ふうにね、む、あ、あのお、息子さんにも・・やる仕事を与えてですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
だって自分の未来を、か、開拓するんだからあ、
相談者:
あ、はい
三石由起子:
真剣になった方がいい。
相談者:
はい
三石由起子:
ね
相談者:
はい
三石由起子:
うん。ちょっと視点を変えてさ
相談者:
はい
三石由起子:
あの、よく、よくぞ・・お電話くださいました。
相談者:
ありがとうございます。
三石由起子:
うん、あのお、楽しいと思うよ。
相談者:
はい
三石由起子:
うん、楽しむう・・気持ちでやって下さい。
相談者:
はい
三石由起子:
うん・・できます。
今井通子:
うふふ
相談者:
はい、ありがとうございます。
三石由起子:
はい、はい
相談者:
やってみます。
(再びパーソナリティ)