夫「箱開けるなよ」私「見たわよ、何これ!」亡くなっても治まらない怒りと後悔

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
すいません、お世話になりますう

大原敬子:
いえ、いい?

相談者:
はい

大原敬子:
今日、あなた責めるけれども、これで立ち上がって欲しいんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
いいですか?、ご主人様が、

相談者:
はい

大原敬子:
もう、仏様になってるんですけども、

相談者:
ええ

大原敬子:
今の話の、聞いていると、まだご主人様がそこに、生きていて、

相談者:
はい

大原敬子:
こういうことしてるんだあ、っていうことでね?

相談者:
ええ

大原敬子:
生きてる人に対して、不満をぶちまける相談なら理解できるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
ね?

相談者:
ええ

大原敬子:
だけど、亡くなってるんです。
でも、亡くなってもまだこれだけの怒りは何だろう?っていう、その心の整理が出来ていないから、

相談者:
はい

大原敬子:
現実の中で、過去のご主人様の、怒りを出してるんですんね。

相談者:
うん、そうだと思います

大原敬子:
ところがですね、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの中に、

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人様が、女性と遊んだっていうこと。

相談者:
はい

大原敬子:
の、怒りと、

相談者:
ええ

大原敬子:
もう一つは、あなたの後悔ですよ。

相談者:
はい・・

大原敬子:
と申しますのはね、

相談者:
ええ

大原敬子:
今日一番あたしが聞きたかったのは、

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人様が、「これを見ないでね」って言ったときに、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたは、いつ?、どんな気持ちで、それを開けたのか?
それが、全部のあなたの心なんですよ。

相談者:
・・

大原敬子:
ご主人様が入院なさってから開いたの?それは。

相談者:
入院して退院してきましてね、

大原敬子:
退院して来ました。

相談者:
それで、あのお、

大原敬子:
その時は知らなかったのね?

相談者:
その時は見ておりませんし、あの、

大原敬子:
はい

相談者:
あと、二ヶ月くらいしかもたないというときにい・・ちょっとあの、見ましたね、その・・

大原敬子:
うん、その、ちょっとってことなんです。
「ちょっと」という言葉は・・言葉は「ちょっと」なんです。

相談者:
ええ

大原敬子:
でも、常に、ご主人様が、健康でいらしたときも、その、玉手箱ですね、いい悪いも。
それは、あなたは意識、してたわけでしょ?

相談者:
そおですね・・

大原敬子:
ずうっとそれを見ていて、

相談者:
ええ

大原敬子:
恐いもの。
パンドラじゃないんですけども、何が出てくるか?恐いから、

相談者:
ええ

大原敬子:
蓋をして、置いといた。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、ずうーっと、そこに寝かしたものがあった。

相談者:
はい

大原敬子:
それがあなたの心なんです。

相談者:
ふうん・・

大原敬子:
そして、このご主人様は、

相談者:
はい

大原敬子:
その、あなたがパンドラの箱開けなければ、

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人様が、これだけ、自分に対して、不義をしたって、あなたは知らなくて終わったわけでしょ?

相談者:
あれがなかったら、見なかったら、あたしは、

大原敬子:
そうでしょ?

相談者:
主人に、最後に「ありがとう」って言えたのに、と思いましたねえ・・

大原敬子:
なぜ

相談者:
ええ

大原敬子:
全く、ご主人様が、それだけ、あなたがね、ここまでね、憎しみを持ってる・・ものを、彼が、箱の中に、押さえて、封印したっていう、彼の愛は感じませんか?、あなた。

相談者:
・・

大原敬子:
これだけ嫉妬するっていうことは、ご主人様が間違いなく自分を愛していたと思っていた、裏切りの行為が許せないんでしょ?

相談者:
でも主人は亡くなる前に、「一度もお前とは」、あの、「離婚したいと思ったこともなかったしい」あのお、「そういうふうな」・・「気持ちでいたんだ」ってことは言ってはくれましたけど、

大原敬子:
と思いますよ、わたしはね、

相談者:
うん

大原敬子:
このご主人様が、あのお、目に見えるのってあるでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
目で見えるものが、すべてかって言うと、そうではないんです。
あなたは目に見えるものを、全部、いきり立ってるんですよ。

相談者:
ええー

大原敬子:
でもあたしは、よおく、あなたがね?

相談者:
はい

大原敬子:
その、箱を開けるまで、ご主人さまが、ほんの少しでも、あなたに、感じさせなかった、ていうことは、ほんとに必死で家庭を守ったんですよね。

相談者:
ええ

大原敬子:
ほんとに優しい人ですよ、この人。

相談者:
あー

大原敬子:
で、もう一つです、先ほど言いたかったのはね、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたもしかしたら、今言わないけれども、「あれ、あの箱おかしいな?」ってあなた思った、その性格が、今回災いしたんですよ。
なぜ、あなたはその、ご主人様を信じていたならば、見ちゃいけないっていう、この箱見たら、こんなのが出てきたと。

相談者:
ええ

大原敬子:
これはどうなの?、事実なの?って聞いていたら、あなたはこんなに苦しまなかった。

相談者:
あの、開けて見たってことは、主人に言いました。
そいで、「なんなの?、これ」って言ったら、「お前、卑怯だな、開けてみたのか」って、「見てしまったわよ」って言って、「何なの?これ」って、「ヒドイね」っていうふうには言いました。

大原敬子:
どうしてそんな言い方するのお?

相談者:
・・

大原敬子:
そしたらそのときに「悲しい」ってなぜ言わないの?

相談者:
・・

大原敬子:
わたしもそういうことがあるかもしれないけども、この歳になって初めて分かったのは、

相談者:
はい

大原敬子:
「嫌だな」って思ったことは、素直に「嫌だな」って言おうと思ったんです。

相談者:
そおですねえ・・

大原敬子:
これは悲しいよ、と思ったら、「悲しい」って言おうと思ったの。

相談者:
そうですね、その通りですねえ

大原敬子:
だって、そんな面子をね、

相談者:
うん・・

大原敬子:
賭けた、年代ではないんですよ。
20代、30代だったら意地もあります。

相談者:
うんー

大原敬子:
でも、これから自分が、安らかに生きたいと思うときにね、

相談者:
ええ、ええ

大原敬子:
嫌なものは嫌でしょ?

相談者:
そうで・・いや、今までそういった、何ていうんでしょ、全部吐き出すとか?

大原敬子:
うん

相談者:
あのお、自分の感情を、素直に吐き出すとかっていう、ことがなかった、ように思います。

大原敬子:
ご主人様が今日教えたんじゃないの?

相談者:
はい、ふうん・・

大原敬子:
で、わたしが言ったのはね、

相談者:
ええ

大原敬子:
ご主人様が、「君、これからね」

相談者:
ええ

大原敬子:
「目に見えるだけを動いちゃダメだよ」ってことです。

相談者:
うーん・・

大原敬子:
で、あなたここまでね、

相談者:
ええ

大原敬子:
亡くなってまでご主人様想ったのは、ご主人様が、早く気づかしたかったんですよ、あなたに。

相談者:
・・

大原敬子:
で・・今までやったことは、絶対に良かったんです、すべてが。

相談者:
・・

大原敬子:
今日からやればね。
今日から仏様に対してね、ご主人様に言いたいこと言うんです。
この、パンドラ開けましたね?、箱を。

相談者:
はい

大原敬子:
「あたしはあのとき、こう言いたかったの」って。
「こうだったの」って。

相談者:
ええ

大原敬子:
每日、毎日。
「でもね、お父さん」って。
「わたしはお父さん、大好きよ」ってことよ。

相談者:
◆#$%

大原敬子:
で、最後はね、「お父さん、よく看なかったけども」見ないことも悔しさの裏返しね、愛情の。

相談者:
ええ、ええ

大原敬子:
と言って、毎日お茶をあげればいんじゃないの?

相談者:
そおですね

大原敬子:
ご主人様が、全部、胸の中に収めて、

相談者:
ええ

大原敬子:
言わなかったってことも、愛です。

相談者:
・・

大原敬子:
夫が好きだってことは、感じますか?

相談者:
感じます。

大原敬子:
好きですか?

相談者:
好きなんです
大切な人だったって、亡くなってからしみじみ想ってます。

大原敬子:
今日の、電話は、自分が夫を好きだったってこと。
亡くなった、夫を、生きている今、現在いると思って、逆上するくらいに、あなたが好きだってことを、今日、教えられたってことですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
そしたら、今日から是非、お仏壇に手を合わせるときの、心が違うでしょ?

相談者:
そうですね、はい、分かりました

大原敬子:
じゃ、加藤先生に伺いますね

相談者:
はい

大原敬子:
はい

相談者:
はい、すいません、ありがとうございます。

大原敬子:
いいえ

(再びパーソナリティ)

「夫「箱開けるなよ」私「見たわよ、何これ!」亡くなっても治まらない怒りと後悔」への3件のフィードバック

  1. 見るなと言われたら見たくなるのが人間の心理。
    ご主人、自分の余命が分かった時点で何故処分しなかったのかなあ。

  2. 立つ鳥跡を濁さず
    去る者は、残される者が心安らかに過ごせるようにすべき。
    終活 て大事。

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