「家を競売に掛ける」弁護士を名乗る怪しい電話に右往左往する73歳
(再びパーソナリティ)
今井通子:
お分かりいただけましたか?
相談者:
え、分かりました。
今井通子:
うん。
あのお、わたしはお話を伺った時にい・・まず最初にしなきゃならないのは・・あなたがA社に電話して・・
「こういう弁護士さんいますか」って、聞くことだと思います。
相談者:
あー・・なるほど。
今井通子:
いきなり「詐欺だ」なんて言うような弁護士さん、
相談者:
ええ
今井通子:
ホントの弁護士さんだと思えないんですけどね。
相談者:
あーなるほどね。
今井通子:
うん。
「詐欺だ、詐欺だ」と言っている、相手が詐欺師かもよ。
相談者:
あー・・なるほど
今井通子:
そこもよく考えて。
坂井眞:
うん
相談者:
ええ、分かりました。
今井通子:
だから・・あの、何しろ情報っていうのは、あなたが契約した・・保険会社、
相談者:
ええ
今井通子:
はい。
大元・・のところから取って。
相談者:
あーそうですか。
坂井眞:
うん
今井通子:
うん、周りのいろんな人が言う、いろんな事を、または、その弁護士と・・言っている・・その人の言う事は聞かないで。
相談者:
あーなるほどね。
坂井眞:
うん
今井通子:
いいですか?
相談者:
いや大変、えー参考になりました。
坂井眞:
それはわたしも賛成ですから、
今井通子:
はい
相談者:
ええ
坂井眞:
あのお、ホントに、返さなきゃいけないもんかどうかということを、
相談者:
ええ
坂井眞:
ちゃんと保険会社に確認してみて下さい。
相談者:
あーそうですか。
坂井眞:
最初ご説明したように、
相談者:
ええ
坂井眞:
内容によったら別にダブルでもらえる、うー、ものかもしれないわけで、
相談者:
ええ
坂井眞:
だからもらってるだけかもしれないですよ。
相談者:
はい、分かりました。
坂井眞:
はい
今井通子:
はい
相談者:
大変参考になりました。
今井通子:
はい
相談者:
はい、ありがとうございます。
今井通子:
はーい
相談者:
はいどうもー
(内容ここまで)
今井 例えば、A保険会社、B保険会社とします。
:
今井 その弁護士はA社ですか?、B社ですか?
爺さん えーとね、A社です。
???
なぜ聞く?
なぜ答えられる?
70代二人の世界。
さて、
素朴で善良な爺さん?
ノーノー。
スネに傷があるからビビってるわけよ。
電話やメールなどの通信手段を使って金品をだまし取る詐欺を、まとめて「特殊詐欺」と言う。
その代表格がオレオレ詐欺。
警察とかの注意喚起の甲斐あって減少傾向だとか。
逆に増加しているのが架空請求詐欺。
ありもしない請求を送りつけて、支払わせるわけだ。
アタシんとこにもたまに来る。
「あなたがご覧になったアダルト動画の会員料金〇〇〇〇〇円をお振込みください。○月○日までにお支払いがない場合は、法的手続きに移らせて頂きます」
削除すれば済む話なのに、引っ掛かる人が大勢いる。
どうして払ってしまうのかって?
そら、身に覚えがあるから。
今日の爺さんも。
今井 で?、今日の相談は?
爺さん 裁判もせんで競売できるのか?
おかしいだろ、ソレ。
保険会社に正直に告知して貰ってたんなら、詐欺と言われた瞬間に、おととい来やがれ、だろ?
今井 事故はいつ?
爺さん 5年前くらい
今井 はい
爺さん しょっちゅうバイク乗ってるもんだから
今井 はい
爺さん 4年前とか・・2年前とか
今井 はい
爺さん 保険金もらったんですけども
ふーーーん
5年間で3度の自損で保険金請求か。
グレーリストくらいには入ってるかもね。
今井 「詐欺だ」と言っている相手が詐欺師かもよ。
そうかもしれんけど、いわゆる架空請求詐欺と違うのは、2つの保険会社から保険金を受けとっていたというのは紛れもない事実だということ。
こんなこと知り得るのは疑惑の目で調査した保険会社くらいしかない。
それか、この爺さんが誰かにペラペラしゃべったか。
いずれにしても、爺さんがビビるワケは、
・請求時の告知義務違反か?
・自演事故か?
このどちらか、あるいは両方ってことだ。