立派な親に育てられたコミュ症未婚男。自分をごまかしてきた50年を崩す問答
テレフォン人生相談 2017年8月10日 木曜日
50歳。子供の頃から感情の表現ができなくて対人関係が苦手で人と話すことができない。どう生きていけば?
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 男50歳独身 父83歳との二人暮らし 母は3年前に他界
今日の一言: 悩んでいる人の共通性、人間関係の距離感が分からない。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし
加藤諦三:
も、はいテレフォン人生相談です。
相談者:
あ、あのよろしくお願いします。
加藤諦三:
はい、最初に、年齢教えてください。
相談者:
年齢50歳です。
加藤諦三:
50歳
相談者:
はい
加藤諦三:
えー結婚してます?
相談者:
・・いや、結婚してないです、
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
離婚して一人、それともずーっと一人どっちですか?
相談者:
ずっと一人です。
加藤諦三:
ずーっと一人ですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今お一人で暮らしてんの?
相談者:
・・いや、父親と一緒です。
加藤諦三:
あーお父さんと一緒。
相談者:
はい
加藤諦三:
お父さん何歳ですか?
相談者:
83ぐらいですか・・
加藤諦三:
83ですか。
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
はい分かりました。で、どんな相談ですか。
相談者:
あのお、対人関係の悩みで、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの自分がどうやってこれから生きて行っていいか?っていうのなんかちょっと迷ってるんですけど。
加藤諦三:
はいはいはい・・その例えば対人関係の悩みっていうのは、今あの仕事お、はしてるわけですか?
相談者:
仕事はやってます。
加藤諦三:
そうすっと・・対人関係っていうのは主に、あの会社?それとも、と、隣近所とか、昔の・・
相談者:
あー・・全般なんですけど。
加藤諦三:
あ全般?、つまり・・
相談者:
子どもの頃からあ、あの・・非常に、あのお・・人と話すのが・・
加藤諦三:
うん
相談者:
とか、大勢の人が集まるところが苦手でして、
加藤諦三:
はい
相談者:
・・それであの、小学生の頃から・・
加藤諦三:
はい
相談者:
休み時間とかになると、あの・・自分がどこにいたらいいかっていう・・
加藤諦三:
はいはいはい
相談者:
あの、なんかそういう悩み、で、
加藤諦三:
はいはいはいはい
相談者:
それでそれがそのままあ、今まで来たっていう感じなんですよね。
加藤諦三:
うーん
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、今、お・・先程「お父さんと一緒に暮してる」とい、言いましたけど、
相談者:
はい
加藤諦三:
お母さんは?
相談者:
・・あ、えっと・・3年程前に亡くなりました。
加藤諦三:
あ、3年程前に亡くなった。
相談者:
はい
加藤諦三:
その、さ・・3年程前に亡くなるというようなこう・・最近の話ではなくてね、
相談者:
はい
加藤諦三:
あの、それこそ、あなたは、ま・・ま今から30年、40年、ぐらい前・・
相談者:
はい
加藤諦三:
昔むかしの話だけど、
相談者:
はい
加藤諦三:
その、とう・・当時の、お母さんとの・・関係はどうだった?、お母さんとの関係ってか、あなた、にとって、お母さんっていうのは・・怖かったとか、優しかったとか、どんなことでもいいんですけど。
相談者:
・・ちょっと、あの、今のような、多分きっかけ的なものが・・思いつくのがあるんですが、話してもいいですか?
加藤諦三:
はいはい
相談者:
・・まちょっと、子どもの頃に、自分のことを、あの、「なになにちゃん」って自分のことを言う・・時があるじゃないですか。
加藤諦三:
はい
相談者:
子どもの時だと。
加藤諦三:
はい
相談者:
それを小学生高学年の年の頃になって、
加藤諦三:
はい
相談者:
「僕って言った方がい、いいんじゃないの?」とかって言われて、
加藤諦三:
はい
相談者:
そいでそこでなんかあの・・考えてしまった自分は「僕」って言ったらいいのか?、それとも・・
加藤諦三:
ん
相談者:
「俺」って言った方がいいのか?っていう・・
加藤諦三:
はいはい
相談者:
そこで悩んでしまって、それからなんか自分のことを表現するのが苦手になって・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
来たのも・・覚えてますね。
加藤諦三:
・・ただその・・「○○ちゃん」って、例えば「けんちゃん」なら「けんちゃん」って言いますよね?
相談者:
ええ、はい
加藤諦三:
まあ、あなたの名前、「けん」とするとね。
相談者:
はい
加藤諦三:
自分のこと、「けんちゃん」「けんちゃん」って言っていたと。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどお母さんがあ「もう、『僕』と言ったら?」って言って、自分が、「俺」と言ったらいいか「僕」と言ったらいいか分からないわけですよね?
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
その・・ちゃんから・・あの、他に移る時に、
相談者:
はい
加藤諦三:
お母さんの一言が凄い大きな意味を持ってますよね?
相談者:
あーそうだと思います、はい
加藤諦三:
ということはあ、
相談者:
はい
加藤諦三:
それまでお母さんっていうのが、物凄い大きな・・
相談者:
はい
加藤諦三:
存在だったん、でしょう?あなたにとって。
相談者:
あ、多分、そうだと思います。
加藤諦三:
そうですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、お母さんに認めてもらえるか?、受け入れてもらえるか?、
相談者:
はい
加藤諦三:
お母さんに受け入れられないことしてしまうか?っていう・・
相談者:
はい
加藤諦三:
そこら辺も物凄い重大だったんだよね?、あなたにとって。
相談者:
あ、多分そうです・・はい
加藤諦三:
お父さんはどうだったの?
相談者:
父親が教師で、
加藤諦三:
うん
相談者:
それで、あの、結構・・その影響を受けて、自分で感情を抑制するようになったと思うんですよね。
加藤諦三:
お父さんが先生で、
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっとお父さんはあれですか?・・家に帰って来ても先生のようなところがあったということ?
相談者:
そうですね、あの、声を出して笑ったあ、のを・・ほとんど聞いた事ないんですよ。
加藤諦三:
うーん
相談者:
それで自分もなんか家で・・
加藤諦三:
うん
相談者:
声をだ、出して笑ったり、あと・・物心つく、頃になると、なんか人前で声を出して笑う事もなんか・・怖いっていうか、なんか、できないような・・
加藤諦三:
うん
相談者:
意識してしまったんですよね。
加藤諦三:
あなたの場合やっぱり・・そういうことをすると、お父さんに受け入れてもらえない。
相談者:
はい
加藤諦三:
お母さんに受け入れてもらえない。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・ま、そういう意味でえ・・あなたあ、やっぱり、小学校の頃からずーっとこう・・怖かったよね、生きるのが。
相談者:
・・怖いっていう意識はあんまりなかったんですけどただ・・あのさっきの・・
「『なになにちゃん』って言いなさい」って、そこお、だけえ、がちょっと・・ひっかかったっていう・・ことですかね。
加藤諦三:
・・うん
相談者:
それ以外は結構あのお・・優しくう・・あの、育ててくれたと思うんですけど・・
加藤諦三:
あー・・今、あなたの意識ではね、
相談者:
はい
加藤諦三:
お母さんは優しいお母さんね?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・お父さんは・・あなたま、「教師をしていて・・ま、き、厳しかった」っていうけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの目から見ると、そうすっとお父さんも立派なお父さん?
相談者:
・・ですね。
加藤諦三:
「ですね」?、はいはい
相談者:
はい
加藤諦三:
・・いや・・ここら辺で、あのお・・ま、よく分かって来たっていうのは大変失礼な言い方なんだけどね、
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
あなたがね・・お父さんとお母さんが、理想の・・お、お父さんとお母さんであると。
相談者:
はい
加藤諦三:
意識の上では思ってる。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど現実には、あなたが今・・対人関係で非常に悩んでいて、
相談者:
はい
加藤諦三:
今のその対人関係の一番あなたにとって重要なところが・・悩みが・・
相談者:
はい
加藤諦三:
言えないと。
相談者:
・・そうですね。
加藤諦三:
ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
それであなたの今日の相談っていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
じゃあ、どうしたらいいか?っていうことですよね。
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
今日はあのスタジオに、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
あ、お願いします。
(回答者に交代)
加藤先生は、自分を認めれた!まだ50歳だから恋は出来る!って
仰ってた。
相談者の話口調や声のトーンから想像すると
いくら、自分を認めても恋愛は難しいように感じた。
人は良さそうだけど話してても楽しく無さげ、頼り甲斐もなさげ。
釣り合う年齢の女性から見れば物足りない幼稚さ。
加藤先生や愛先生は中年恋愛歴無しの男性に時たま、励ましたり元気づけたりヘンに持ち上げて期待させようとするけど止めた方が良いと思う。