立派な親に育てられたコミュ症未婚男。自分をごまかしてきた50年を崩す問答
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
ええ・・今のその大原先生の・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あ、お話は・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたにとっては、この上ないアドバイスだった・・と思うんですが。
相談者:
はい
加藤諦三:
それであなた50歳までで、恋愛は?
相談者:
・・いや、そのお・・人間関係え、をとり、とにかく避けて来て、
加藤諦三:
うん
相談者:
友だちができなかったんで、それ恋愛とかはあ・・一切ないです。
加藤諦三:
恋愛は一切ない?
相談者:
はい
加藤諦三:
あの女性え・・が・・怖いとか、女性恐怖という・・そういう言葉・・
相談者:
いやそういうことではないです。
加藤諦三:
ないん・・です?
相談者:
できれば結婚とかも・・周りはしてるんで、した方がいいかなあとか思ってるんですけど。
加藤諦三:
うん
相談者:
それほど強い願望はないんですけども・・
加藤諦三:
・・強い願望がない?
相談者:
・・はい
加藤諦三:
あのお、やっぱり・・怖いんじゃないの?
相談者:
ああ
加藤諦三:
同性も異性もね。
相談者:
はい
加藤諦三:
もうちょっとキツい言葉でいうと、自分を侮辱する存在だったんじゃないのかな。
相談者:
あー
加藤諦三:
・・そしたら・・ホントは、女性に対する憧れがある。
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚もしたいと思っている。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・でも、女性から侮辱されることが怖いとする。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・そうするとあなた・・どういう風に考えたら、自分を守れると思います?
相談者:
・・んー、関わらないって事ですかね。
加藤諦三:
わたしはそれほど、女性は、必要としないと。
相談者:
あっ
加藤諦三:
さっきあなた・・女性に対する願望はそれほどないって言いましたよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・そう思えば・・女性は自分を侮辱する存在じゃなくなりますもん。
相談者:
あー、そうですね。
加藤諦三:
あなた本当は、女性に対する憧れあったでしょ?
相談者:
あーありましたね。
加藤諦三:
ああ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
これであなた救われたわ。
相談者:
・・あ、そうですか。
加藤諦三:
うん。あのね、
相談者:
はい
加藤諦三:
これが一番大切なとこなんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
この、ここでね、
相談者:
はい
加藤諦三:
「いや、わたしは元々女なんか、もう関心ない」
相談者:
はい
加藤諦三:
って言っちゃうと、
相談者:
はい
加藤諦三:
これで、も・・ここでもう、お手上げになるんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
本当は、自分は女性に対する願望あったんだっ
相談者:
はい
加藤諦三:
と認めると、
相談者:
はい
加藤諦三:
本当のあなたに戻って来るんですよ。
相談者:
ああ
加藤諦三:
で今日、崩れたから。
相談者:
はい
加藤諦三:
これは凄いことですよ、あなた。
相談者:
あ、あーそうですか。
加藤諦三:
うん・・ほ・・
相談者:
なんか崩れたような・・なんか・・崩れたんですかね?
加藤諦三:
いや、崩れて、本当の自分が分かったわけです。
相談者:
あーはい
加藤諦三:
で今度は、まだ50ですから。
相談者:
はい
加藤諦三:
恋もできますよ。
相談者:
あーそうですか。はあ
加藤諦三:
やっぱりあなた女性に対する欲求あるんです。
相談者:
・・ああーあると思います。
加藤諦三:
うん
相談者:
はい
加藤諦三:
いやだからすごいわ。今日はもうホントにズバズバズバズバ・・ホントこれ僕の言ってること全部拒否してもおかしくないんです。
だけどみんな認めてるから・・女性が欲しいっていうことも。
相談者:
ああ
加藤諦三:
だって女性が欲しいって、これホントのことだけど、これ辛いもん、これ認めるのは。
50になってずーっと一人でいて、今まで、一度も恋愛してないっていうんだから。
相談者:
はい
加藤諦三:
これはもう・・解決したみたいなものですよ、あなた。今日電話、掛けてくれたの。
相談者:
・・あ・・はい、ありがとうございます。
加藤諦三:
今までの、
相談者:
はい
加藤諦三:
今までいろんな辛かったことをね、
相談者:
はい
加藤諦三:
すっかりここで・・プラスに持って行きましょう。50年間、
相談者:
はい
加藤諦三:
失われた50年間じゃないんですよ。
相談者:
あーそうなんですか
加藤諦三:
うん
相談者:
ああ
加藤諦三:
この50年間があったからこそ、これから、先の50年間は、実り多い50年間になります。
相談者:
・・ああ、はい
加藤諦三:
大丈夫ですか?
相談者:
分かりました。
加藤諦三:
いいですか?
相談者:
あ、はいどうも。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
あ、どうもありがとうございますう。
加藤諦三:
悩んでいる人の共通性、人間関係の距離感が分からない。
加藤先生は、自分を認めれた!まだ50歳だから恋は出来る!って
仰ってた。
相談者の話口調や声のトーンから想像すると
いくら、自分を認めても恋愛は難しいように感じた。
人は良さそうだけど話してても楽しく無さげ、頼り甲斐もなさげ。
釣り合う年齢の女性から見れば物足りない幼稚さ。
加藤先生や愛先生は中年恋愛歴無しの男性に時たま、励ましたり元気づけたりヘンに持ち上げて期待させようとするけど止めた方が良いと思う。