家族の矛盾は優しい者へ向く。息子をオーバードーズで失った母親の自責に追い打ち
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
今、あの、マドモアゼル先生、愛・・
相談者:
はい
加藤諦三:
先生が、あの、麻痺という言葉使いましたけどね、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・ほんーとに麻痺してるん、ですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、ま、ちょ・・
相談者:
今、
加藤諦三:
まあ
相談者:
はい
加藤諦三:
でね・・恐らくね・・これでずっとあなた・・自分のせいで亡くなったっていう感情で・・今のまま行くとね?
相談者:
はい(鼻をすする)
加藤諦三:
・・5年経っても、10年経ってもそう思ってんだと思いますよ。
相談者:
・・あ、はい
加藤諦三:
本当のことから目を背けていると。
相談者:
あ、はい・・(鼻をすする)でも、よく分かりました。うちがおかしいって。
加藤諦三:
はい・・ですから、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・そこまで言ってくれたんならね、ホントに嬉しいです。
相談者:
・・
加藤諦三:
おかしい家を、
相談者:
うちはおかしかったんですね?
加藤諦三:
うん
相談者:
分かりました。
ホントにおかしいです(泣き)
加藤諦三:
おかしいです、うん、そこまで分かってくれればね、ほんっとに嬉しいです。
相談者:
(すすり泣き)わたしが馬鹿みたいです。
加藤諦三:
うん・・
相談者:
(すすり泣き)無理して繕って来ることなかったんです、こんな・・
加藤諦三:
うん
相談者:
こんな・・(すすり泣き)
こんな生活・・無理して(すすり泣き)繕って来なくて・・良かったんです。
加藤諦三:
そうなんです、良かったの、そうしなくて良かったんです。
相談者:
そうだったんですね(慟哭)
加藤諦三:
そうだったんです。
相談者:
ああ!(すすり泣き)そうなんだ・・分かりました(号泣)
加藤諦三:
必ずあなた幸せになります、そこまで分かってくれれば。
相談者:
分かりました、ありがとうございました(慟哭)
加藤諦三:
ね、マドモアゼル愛先生が言ったように、苦しみで分かることってのあるんですよ。
相談者:
はい、はい・・(慟哭)
加藤諦三:
苦しみは人が成長する、チャンスなんです。
相談者:
はい(すすり泣き)・・分か・・よく分かりました、はい(慟哭)
加藤諦三:
幸せになって下さい。
相談者:
ありがとうございました(すすり泣き)
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、失礼します(泣き)
加藤諦三:
最後に、人を救うのは、真実です。
母の苦しみをあの世でどう思うのだろう?
「その苦しみ方じゃない」
って思うのでは?
何のために家庭のために犠牲になったのか分からない。
親達が家が異常な、心の通わない家だったという真実に気づいて(ごまかしていた自分を認める苦しみ)それを改善して、という方向へ転換する苦しみ(努力)を味わってくれなくては。自殺した意味もなくなる。