人への憎しみは同情への渇望。嘘をつかずに済む毎日を送りたい生活保護の女43歳

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
ええ、あのお・・その通りですよね、お母さまとの関係と、前のご主人との・・感情を、整理する。

相談者:
はい

加藤諦三:
それで、あのお・・先程、大原先生がちょっと、あのお、ご指摘になった憎しみですけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
・・これは別にあなたはその、自分はこんなに憎しみがあるっていうことを・・あの、責める必要ないですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
憎しみはあるのは当然、だし、

相談者:
はい

加藤諦三:
もう一つ・・「憎しみがある」って言ってることは・・同情を求めてるんです。

相談者:
(大きく息を吸う)

加藤諦三:
人の同情が欲しいんですよ、今。

相談者:
・・昔からそうです。

加藤諦三:
だって・・同情されなかったもん・・辛いことがあるのに。

相談者:
・・

加藤諦三:
同情を求めてるのに、同情が得られなくて、憎しみって言ってるんです。

相談者:
・・ああー、そっか。うん(涙声)

加藤諦三:
・・で、同情を求めるのは当たり前です。

相談者:
・・ええ(泣き)

加藤諦三:
・・だから、むしろあなた今までよくほんっとに生きて来ましたよ。

相談者:
(鼻をすする)

加藤諦三:
この環境の中で・・43歳まで・・生きて来て。

相談者:
(鼻をすする)ありがとうございます。(泣き)

加藤諦三:
・・で、これからは、もう、方向性は、ハッキリしています。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
まず就職をすぐしようという風に、

相談者:
はい(泣き)

加藤諦三:
お、あの給料もらえるようなね?

相談者:
はい(鼻をすする)

加藤諦三:
そうではなくて、

相談者:
はい(泣き)

加藤諦三:
まず最初に自分のエネルギーを使う。

相談者:
(鼻をすする)はい

加藤諦三:
日常生活の中で・・些細な対立が出て来る、それは恐れない。

相談者:
あ・・はい(涙声)

加藤諦三:
そうすると・・さっき大原先生が言ったように・・

相談者:
はい(涙声)

加藤諦三:
今までの人生は全く違った方向に向かって進み始めます。

相談者:
・・はい(涙声)

加藤諦三:
・・
よろしいですか?

相談者:
はい・・ありがとうございました(涙声)

大原敬子:
頑張ってください・・ね。

加藤諦三:
大丈夫ですよ。

大原敬子:
うん

相談者:
はい

加藤諦三:
ここまで、ここまで、きちんとやって来た・・

大原敬子:
凄い。

加藤諦三
今までの自分に自信を持ってください。

大原敬子:
うん

相談者:
はい(泣き)ありがとうございます。

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
はい、どうも(泣き)

加藤諦三:
ありのままの自分を受け入れてくれる場所を、まず探すことです。

(内容ここまで)

加藤 「ありのままの自分を受け入れてくれる場所を、まず探すことです」

保証人を立てなくてもいい所ってことね。

 

失礼。
茶化すつもりはなく。
そういうのはハロワにでも相談すればいいことだし。

 

その昔、人並みにお歳暮というのを続けていた時期がある。
相手は上司でも恩師でもなく、入社の際に保証人になってくれた叔父だ。
退社した後も亡くなるまで続いた。

逆にアタシも3、4人から頼まれたことがある。
いずれも親戚でもなんでもない、タダの知り合いに。
引き受けたり、断ったりだけど。

会社に出す保証人ってのは、連帯保証人ほど責任が問われない身元保証だから、なってやってもいいとは思う。

思うんだけど、なんでアタシ?っていうのは毎回思うわけよ。
この人たち、顔が広いようでいて、大事なことを頼める人は居ないんだなって。

ただ、頼み方が雑で嫌なんだけど。
「ちょっと書いてよ」みたいな。
断った人ってのは、雑さがアタシの限度を超えてたから。

もっとも、保証人になってあげた人からだって、入社後の報告もなければ、お礼なんか貰った試しはない。

今どき、こういう礼節を伝えるのはいったい誰の役目だろう?

 

身元保証人なんて、一部の会社と一部の公務を除いて大半のとこは無用の長物だと思うけどね。
慣習が止められないだけで。

だって、社員がこさえた損害を保証人に請求して補填された例なんてどんだけあるよ?
まともな費用対効果の検証すらできない会社ばっか。

 

かと思えば、選考の一環とうそぶく会社もある。
曰く、まともな大人が保証人ぐらい用意出来ないのはオカシイ。

屁理屈にしか聞こえんけど、今日の相談なんか聞くと、
「ほら、ちゃんとこうやってスクリーニングできてるじゃないか」
と言われそうだ。

もちろん、スクリーニングしたのは生い立ちじゃなくて、その人のパーソナリティ。

 

42歳、女一人、ただ働くのに一体どんな障害があると言うんでしょう?

女:
保証人がいない仕事を探すとなっても、地方に住んでた母を呼び寄せて、施設に入ってもらったっていうのもあるので・・

働かない理由を見つけ出す天才かな。

 

別に、不幸な生い立ち合戦をしようってんじゃないんだけど。
辛い過去を清算できない女。全ては通るべき道だった

 

人への憎しみは同情への渇望。嘘をつかずに済む毎日を送りたい生活保護の女43歳」への1件のフィードバック

  1. 以前「バツイチで無職の30代後半女。人を避けて生きているがそろそろ働きたい」という相談あったけどその後日談かと思った。どちらも「仕事や人(再婚相手)は欲しているけど本当はやりたくない」という内容。
    本人は葛藤しているようだけど、それこそ「働かない理由」を探しているだけだし他人からしてみれば中途半端な生き方している人間が自然に堕ちているようにしか見えない。

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