同じ女との3度目の入籍を迷う男。全く別の世界に生きる二人

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい、もしもし

加藤諦三:
あのお今ね、マドモアゼル愛先生のおっしゃった、あの、
籍は今、考えてみなく・・ていいんじゃない?ってこれは、このアドバイス凄い大切なアドバイスですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、あなたに聞くう・・べきことじゃないのかもしれないけど、奥さんの小さい頃って、奥さんは、どういう環境の中で、成長したわけ?

相談者:
あー、何にもやって来なかった感じい、でえ、結構、あの、一緒に、家族う、一つ屋根の下で暮らしてはいたけどみんなバラバラで?

加藤諦三:
はい

相談者:
ええ、なんか・・話聞いてると、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、父親、ちゃーんと18から、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、定年まで、勤め上げた人なんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
うん、その、父親を馬鹿にしたりとか、家族で。

加藤諦三:
あー

相談者:
ええ、だからそう、で、誰に食わしてもらってんのかな?って本当、こう怒鳴りたくなるようなシーンとかも、結婚した後にもあって。

加藤諦三:
うん、だから・・

相談者:
で、そんな・・

加藤諦三:
心の繋がりっていうのを全く持たないで成長したんだね。

相談者:
あーなるほど。
ですねえ・・

加藤諦三:
だからそれぞれあ、自分のしょ、本能衝動に、従って生きて来ちゃったんですよ。

相談者:
はいはいはい

加藤諦三:
従って現実適用の能力が全くないんだよね。

相談者:
ああ、そうですか。なるほど。

加藤諦三:
で、あなたの方はあ、

相談者:
はい

加藤諦三:
現実適用はしっかりしてるんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
だから二人の生きる世界がちょっと・・別々の・・人間のシステムの生き方なんですよね。

相談者:
あーそれはちょっと感じる時がありますね。

加藤諦三:
無理なんですよ、籍を入れるとか入れないとかって考え方が。

相談者:
あー

加藤諦三:
つまり籍を入れるとか籍を入れないとかってのはこれ現実適用の問題ですから。

相談者:
はい

加藤諦三:
本能衝動の問題じゃないんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
だからあなたが一緒に暮したいんだったら、もう籍は考えないで、

相談者:
はい

加藤諦三:
僕と・・この妻とはあ、全然、違った世界で生きてんだけども、

相談者:
ええ

加藤諦三:
ま、こうして・・それを承知で、一緒に・・今いるんだと。

相談者:
はい・・

加藤諦三:
そう思った方がいいんじゃないの?

相談者:
・・
(笑)なるほど。確かにうーん、そうですね。参考になりましたほんとに。

加藤諦三:
はいどうも、よろしいでしょうか?

相談者:
ええ、ありがとうございます。

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
はい

加藤諦三:
愛と意思とは相関しています。この相互性が壊れた時に、人間は破滅します。

 

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