いい夫婦の日に考える。積年の夫への不満を表現できる材料を見つけた女56歳
(回答者に交代)
大迫恵美子:
もしもし?
相談者:
はい
大迫恵美子:
はいこんにちは
相談者:
こんにちは
大迫恵美子:
あの、その、相手の、おー、女性、社員ですか?
相談者:
はい
大迫恵美子:
これはあのお、特定の人が一人っていう事なんですか?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あー、あの、も、詳しく聞いてますか?
相談者:
・・えと、始めのうちは、あのお・・その・・子の事も・・喋ってましたけど、
大迫恵美子:
はい
相談者:
よく今は、あのお、新入社員などを、お酒飲みに誘ったりすると、よく・・パワハラっていうかで、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
ま、訴えられでもしたらあ(苦笑)・・
大迫恵美子:
ふふ(笑)
相談者:
うちももう、定年間近いので・・
「しない方がいいよ」みたいな事は、言った事はあります。
大迫恵美子:
まあ、そうですね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、むしろそっちの方が心配ですよね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
どうですかね、ま、あのお・・それ、どういう風に・・諫(いさ)めるかっていうのは非常に難しいですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あのお、あんまり、その、プライドを傷つけるような事を言うと・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
夫婦の方が・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
不味くなっちゃいますし。
相談者:
はい
大迫恵美子:
かといって、やんわり言ってても・・あの、通じないっていう事もあるかもしれないですよね。
相談者:
あ、そのセクハラに対しては、
大迫恵美子:
うん
相談者:
あのお・・
「そういう風に誘ったら駄目だよ」っていうのは・・言ったんですけど、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
「いや、誘わないから大丈夫だ」的な事は言ってたん、ですけど、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
あの、ちょっと、す、スケジュール表っていうか見ると、
大迫恵美子:
はい
相談者:
空いてるとこ・・に、会うみたいな事が、書かれてたので、
大迫恵美子:
はい
相談者:
それは、あの・・い、行く前にこう、聞いてみた方がいいのか?
大迫恵美子:
うーん
相談者:
知らない振りをした、方がいいのか?・・ちょっと、困ってるんですよね。
大迫恵美子:
その「会う」っていうのは、プライベートな時間にって事なんですか?
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
あーは・・まあそのね、え、その事知ってるっていう事に、ついて、あなたが、スケジュール・・表かなんか見た・・
相談者:
そうです。
大迫恵美子:
っていう事ですかね。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
その、事が知られる、のも、問題ですかね?
相談者:
そうですね。
大迫恵美子:
あー、は(笑)どうしましょう。
相談者:
で、お財布を見たっていうのも、
大迫恵美子:
ええ
相談者:
駄目ですね。
大迫恵美子:
あー
相談者:
言えないんですよ。
大迫恵美子:
ああ、あ、そうなんですか。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
うーん
相談者:
多分・・こっちが、なんか、不信がられるっていうか、ま・・
大迫恵美子:
うん
相談者:
あの・・
「見たのか?」みたくな・・っちゃいますよね。
大迫恵美子:
うん。ま、あのお・・特にね、その・・不味い事を見つけられてる(含み笑い)時には怒る、の・・
相談者:
あ・・
大迫恵美子:
怒るという・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの手法に出るっていうのはね(苦笑)、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの・・内心はドキドキしてても・・
相談者:
はい
大迫恵美子:
ま、まず怒って・・
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの、失地を回復するっていう手は(含み笑い)
相談者:
はい
大迫恵美子:
よく使われますから。
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あのお・・表面的にはとにかく怒るでしょうね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
ふふ(笑)えっとお・・どうですかね、ただ・・あの、恐らくね、ま、ご主人の方は、恋愛感情が・・あの、相互にあると。
相談者:
はい
大迫恵美子:
思って、嬉しくなっていて、
相談者:
うーん
大迫恵美子:
それで・・相手の気持ちはちょっとよく分からないですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
ただ、ま、問題は、
相談者:
はい
大迫恵美子:
う、その・・ね、変に浮足立って・・フラフラしてるだけならいいですよ?
相談者:
はい
大迫恵美子:
で・・飲みに行って・・あのお、ま、手ぐらい握ってね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
それで相手、に・・ま、なんかやんわりと・・う、そ、あの、後ろ、に、す、さ、去られて行ってしまえば・・いいんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
問題はやっぱりその・・あの上司だったから、断れなかったっていう話になっちゃう事ですよね。
相談者:
ええ、はい
大迫恵美子:
そこを止める事を考える方がいいですよね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、止めるのはやっぱり、セクハラしてるとか、パワハラだと、いうような話は・・本人には響かないので、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
「あなた、あのわたしの夫でありながら、浮気はしてませんよね?」と・・
相談者:
あー
大迫恵美子:
いう、路線で行くしかないんじゃないですか?
相談者:
・・はい
大迫恵美子:
うーん。でま、少なくとも、あの・・そういう事を言われてね、すぐ止むかどうか分かりませんよ。
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、目を盗んでっていう風に、絶対考えると思いますけど、
相談者:
ええ、はい
大迫恵美子:
そうは言っても、スピードが少し、鈍るだけでもね、
相談者:
ええ
大迫恵美子:
あの大事になる・・のを、あのお・・防ぐ事ができるかもしれませんよね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
ええ・・まあちょっと、あのお・・加藤先生にも聞いてみましょうね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
どうですか(笑)
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
はい。うん・・もうそれは解決法としてはあのお・・お、大迫先生がおっしゃったようなね、
相談者:
はい
加藤諦三:
ことだろうと思うんですけど、なんか・・ちょっと心配し過ぎのような・・
相談者:
わたしのですか?
加藤諦三:
うん
相談者:
うーん
加藤諦三:
・・感じはするんですよね。だって、居酒屋のお、が・・必ずしも・・
相談者:
はい
加藤諦三:
その領収書が、
相談者:
はい
加藤諦三:
この子との・・物とは限んないわけでしょ?
相談者:
・・
加藤諦三:
それはハッキリしてんですか?
相談者:
それはちょっと、手帳とか見ると、分かる・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
その・・
加藤諦三:
物凄いあなた詮索してるんだよね。財布見た、手帳を見た、そして、しかも「それは絶対に言えない」っていう・・
相談者:
・・
加藤諦三:
なんかこう、話を聞いていて・・隠された怒りが凄いような感じがすんだけど。
相談者:
あー
加藤諦三:
夫への。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・だから今・・あの、居酒屋の領収書が問題よりも、
相談者:
はい
加藤諦三:
30年間の結婚生活の、
相談者:
はい
加藤諦三:
不満みたいなのが、
相談者:
はい
加藤諦三:
あって、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・その、30年間の不満を表現しようがなくて、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・居酒屋の領収書、これはあの子と飲んだ・・怪しい!って・・だけど・・言えない・・という・・そういう事、ではないの?
相談者:
・・え、それもあるとは思います。
加藤諦三:
・・で今、ご、ご主人との関係は、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・僕は・・言いたい事が言えない、不信の関係だと思ってんですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人との関係はどうなんですか?
相談者:
・・ま・・同居人みたい感じですね。
加藤諦三:
同居人
相談者:
はい
加藤諦三:
・・長い、間・・連れ添った二人という関係ではないよね?
相談者:
そう・・そうですね。
加藤諦三:
うん・・
むしろ・・そこを反省する方が・・
相談者:
はい
加藤諦三:
先なんじゃないの?
相談者:
わたしが反省するんですか?
加藤諦三:
あたしが反省するたって、今・・ご主人に反省、しろって・・い、言い様がないでしょう。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
・・だからなんかね、さ・・ま、30年か・・32年か分かりませんけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
この長年の結婚生活の不満が・・
相談者:
はい
加藤諦三:
・・こういう、この子と、おかしな事をしてんじゃないか?という・・その疑いに変装して出て来てるような気がしてしょうがないんだけど。
相談者:
あー
加藤諦三:
本当は、このままで、
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたの今の本当の不安はね、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・このまま・・わたしの人生、終わって、こんな形で人生終わってくんじゃないかしら?っていう・・
相談者:
・・
加藤諦三:
そういう不安とか不満・・それ、その不安を、
相談者:
はい
加藤諦三:
から目を逸らしてくれるのが・・この、居酒屋の領収書じゃないの?
相談者:
・・んん
加藤諦三:
本当にあなたが、不安なのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
居酒屋の領収書じゃなくて、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・わたしの人生、こんなつまんない人生だったのかっていう・・
相談者:
そうなんですかね・・
加藤諦三:
・・今の生活が物凄い不満。
相談者:
・・うーん
加藤諦三:
虚無感、無意味感。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・それに耐えられない、もう。
相談者:
・・
加藤諦三:
だから夫を詮索してる。
相談者:
・・
加藤諦三:
そこが一番のポイントでしょう?
相談者:
・・
加藤諦三:
わたしの人生虚しい。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・大迫先生どうします?、どうしたらいいですか?っていう・・
相談者:
・・はい
加藤諦三:
・・そうですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
したらもう・・経験豊かな、弁護士の先生ですから、
相談者:
はい
加藤諦三:
大迫先生に、そうやってもう一度、伺ってみます?
相談者:
はい
(もう一度回答者に交代)