長年連れ添った夫を老人ホームに入れることへのためらい
(回答者に交代)
三石由起子:
はい、こんにちは
相談者:
お世話になります。
三石由起子:
あのねえ
相談者:
はい
三石由起子:
お酒っていうのは、
相談者:
はい
三石由起子:
やっぱりい、止められないわ。
相談者:
#$%◆
三石由起子:
あのお、強制的じゃなきゃ。
相談者:
はい
三石由起子:
うん、それでね?
相談者:
ええ
三石由起子:
あなたはね?、辛いと思うかもしれないけど、
相談者:
はい
三石由起子:
例えば「『俺は捨てられた』って・・」
相談者:
ええ
三石由起子:
「看護師さんに言った」って。
相談者:
ええ、ええ
三石由起子:
それをあなた、心にこう、留めてね?
相談者:
ええ
三石由起子:
こう、ズーンと来てるんだろうけれども、
相談者:
ええ
三石由起子:
向こうは忘れてますよ。
相談者:
・・う、多分ね。
三石由起子:
向こうは忘れてるんだって(苦笑)
相談者:
ええ・・ええ
三石由起子:
そんなことはね、色んなこと言うんですよ。
相談者:
ええ
三石由起子:
だけどそんな風に思ってね、
相談者:
ええ
三石由起子:
あのお、うわっ、「ずーっと、」ね?
相談者:
ええ
三石由起子:
「暮らして来た女房に捨てられたんだ」って・・
相談者:
ええ
三石由起子:
ずーっと思って言った一言ではないのですよ。
相談者:
ええ
三石由起子:
で、パッとそういう事言われちゃうと、
相談者:
ええ
三石由起子:
あなたはさ、自分の事だから、凄く、こう・・感じい、ちゃうけれども、
相談者:
ええ
三石由起子:
向こうはそんな気持ちで言ってなくて、
相談者:
ええ
三石由起子:
すうごい軽い気持ちで言っちゃってて、
相談者:
分かります、それは。
三石由起子:
今は、忘れてるわけね。うん。
相談者:
それは分かります。
三石由起子:
そうでしょ?
相談者:
ええ
三石由起子:
だから・・いえ・・
相談者:
あの「出て行け」なんて言っても・・
三石由起子:
そうでしょ。
相談者:
その次の日はケロっとしてますもんね。
三石由起子:
うん、でね、あなたはね、
相談者:
ええ
三石由起子:
自分が、一緒に、居てあげる事があ・・
相談者:
はい
三石由起子:
夫にとって・・幸せに違いないって勝手に錯覚してるけど、
相談者:
あはい
三石由起子:
それ勘違いですよ。
相談者:
あそうですか。
三石由起子:
まったく勘違いですよ。
相談者:
あー・・
三石由起子:
あのね?・・彼にとってみたらね、
相談者:
ええ
三石由起子:
病院や、老人ホームにいる方が絶対にいいの。
相談者:
あ、そうですか。
三石由起子:
うん。そんなね・・あのお、栄養お、も・・
相談者:
ええ、ええ、ええ
三石由起子:
バランスも考えたね?
相談者:
ええ
三石由起子:
えー、物を、もらってさ、
相談者:
ええ
三石由起子:
んでえ、適度な、こう・・監視も付いて、
相談者:
はい
三石由起子:
ね?、うん負担にならないような運動も、するわけですよ。
相談者:
ええ
三石由起子:
そんな事あなたができるか?って、できないのね。
相談者:
はい
三石由起子:
わたしね、あのあなたの心を軽くするためにね・・
相談者:
ええ
三石由起子:
断言して差し上げるけれども、
相談者:
はい
三石由起子:
・・あのご主人は、あなたと暮らしたら、すぐ死ぬよ。
相談者:
あ、そうですかね?
三石由起子:
うん
相談者:
・・
三石由起子:
あなたが決断するう、っていう・・は時代はもう過ぎたと思うんだよね。
相談者:
ええ、だ・・
三石由起子:
うん
相談者:
だから・・
三石由起子:
うん
相談者:
今、子ども達が進めてるから、
三石由起子:
うん
相談者:
これでわたしが、
三石由起子:
うん
相談者:
一人であの逆らっても?
三石由起子:
そうです「逆らっても」じゃなくてさ。逆らっても・・
相談者:
ええ
三石由起子:
さ、あのお・・お互いにとっていい事だったらどんどん逆らえばいいと思うんだけど、
相談者:
ええ、そいで万が一ね?・・
三石由起子:
わたし・・うん、うん
相談者:
あのお、連れて来て、
三石由起子:
うん
相談者:
また、も、元の木阿弥だったら・・
三石由起子:
うん
相談者:
「ほれ、み、見てみろ」っていう事になって・・
三石由起子:
いや、元の木阿弥ですよ。それ、100%ですよ。
相談者:
うーん
三石由起子:
うん、それ分かってないのあなただけで。
相談者:
あ、そうですか(苦笑)
三石由起子:
そうですよ、分かってないのあなただけで、
相談者:
ええ
三石由起子:
誰が見ても分かるんですよ。
相談者:
ああ
三石由起子:
だからあなたはなんか、目が曇ってるから・・
相談者:
ええ
三石由起子:
そら楽しい事もいっぱいあったしね、
相談者:
ええ
三石由起子:
今までの、暮しもあったしね・・いい事だって、だから凄くいい旦那だったんだと思うけど。
相談者:
ええ
三石由起子:
やっぱりあなたは、
相談者:
ええ
三石由起子:
引きとっちゃ駄目なのよ。
相談者:
あーそうですか。
三石由起子:
これは、あなたのため、んん、だけじゃなくてね、
相談者:
はあー
三石由起子:
あなたのためなんかどうでもいいけど、
相談者:
あはい
三石由起子:
夫のためですよ。
相談者:
あ、あ(苦笑)
三石由起子:
それでねえ・・
相談者:
ええ
三石由起子:
わたしのアドバイスね?
相談者:
ええ
三石由起子:
もしなんかしてあげたいと思ったらね、
相談者:
はい
三石由起子:
毎日お手紙書いたらどうですかね?
相談者:
ああ
三石由起子:
高ーい便箋買って来て、
相談者:
ええ
三石由起子:
で今ね、ほら・・あの便箋自体にさ、
相談者:
ええ
三石由起子:
季節のお、柄とか、
相談者:
ええ
三石由起子:
透かしとか。
相談者:
ええ
三石由起子:
凄いのいっぱいあるんですよ。
相談者:
ええ
三石由起子:
そういう物を山ほど買って・・楽しかった時の事とか・・ね?
相談者:
ええ
三石由起子:
そんなの思い出して・・毎日毎日書いてやったらあ・・う、すうごく楽しみに、し、すると思うよ。
相談者:
あそうですかね。
三石由起子:
うーん、それはあなたと一緒にね、住んでね・・怒鳴ったりね・・杖で叩いてるひとりを、する、生活よりもね?
相談者:
はい
三石由起子:
何倍も幸せだと思いますよ。
相談者:
あそうですか。
三石由起子:
うん。これはあなた心を鬼にしてえ・・
相談者:
ええ
三石由起子:
あなたが、考えてる事は全く間違ってるし、
相談者:
うん、でもね・・
三石由起子:
勘違いだから。
相談者:
やっとね・・
三石由起子:
うん
相談者:
あの先生にね、
三石由起子:
うん
相談者:
そのように後押しされたっていうか、
三石由起子:
うん、うん
相談者:
今そういう風に言われて、
三石由起子:
ええ
相談者:
やっと、あの、あ・・誰しもそういうふうに、言うんだと、思うんだと思って、
三石由起子:
うん
相談者:
やっとお、なんか、気持ちがちょっとすっきりしたっていうか・・
三石由起子:
あー良かった良かった。それは良かった。
相談者:
#$%◆、だから、
三石由起子:
うん、うん
相談者:
あのお、明日、明後日・・
三石由起子:
うん
相談者:
始めて面会に行くんですけどね。
三石由起子:
ええ、ええ
相談者:
その時の状態がどうかなあ?とは・・
三石由起子:
うん
相談者:
わたしの顔見て・・
三石由起子:
あその時にね・・
相談者:
恨めしそうな顔するんじゃないかと(苦笑)おも・・
三石由起子:
いやそのね恨めしそうな顔しますよ。するけど・・
相談者:
ええ
三石由起子:
一瞬で忘れるから、
相談者:
はい
三石由起子:
その時にやっぱりね、
「毎日い・・お手紙書くねえ」って言って来たら?
相談者:
あーそうですか。
三石由起子:
た、うん、だ「たまには、お返事ちょうだいね」って。
相談者:
ああ
三石由起子:
うん、わ、「わたしもね、身体がね・・もう、年だから」
相談者:
はい
三石由起子:
「そんなにね、あの完璧に、お世話できないから」
相談者:
ええ
三石由起子:
「あの申し訳ないけど、こっちの方が・・いいと思うから」っていう事を言って。
相談者:
はい
三石由起子:
うーん
相談者:
はい分かりました。
三石由起子:
はい
(再びパーソナリティ)
役割を奪われて独りぼっちになってしまったおばあちゃん。酒飲みじーちゃんと同じ有料ホームに入って、ホームでふたり仲良く暮らさせてあげた方がいいよ〜。二人でひとつの老夫婦は、引き離しちゃうと片腕もがれるも同じ。双方が一気に弱っちゃいますよ。
手は汚したくない
野党支持派