国際結婚夫婦の20年。堪えられない異文化が夫の人前での裸踊りの今さら
テレフォン人生相談 2017年12月6日 水曜日
20歳の時に来日結婚したが、夫が宴会で裸になったり、自分を蔑(さげす)んだりする発言に困惑している。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女43歳 夫47歳 長女13歳 次女9歳
今日の一言: どのような状況で言われたかによって、言葉の意味は違って来ます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし・・
加藤諦三:
は、はい
相談者:
こんにちは
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。最初に・・
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
年齢教えてください。
相談者:
えー、43歳です。
加藤諦三:
43歳、結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
えーと47歳です。
加藤諦三:
47歳、お子さんは?
相談者:
13歳、女の子と・・
加藤諦三:
はい
相談者:
9歳の女の子です。
加藤諦三:
はい、分かりました。それで、どんな相談ですか?
相談者:
えっとお・・夫の、言葉の暴力を・・受けてるんだけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
本人が・・
「そんなつもりないですよ」って、そのお・・ことに対してえ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
今、悩んでます。
加藤諦三:
はい。その言葉の暴力っていうのは、あの、具体的に言うと例えば、どんな?
相談者:
例えば・・
加藤諦三:
はい
相談者:
お仕事中で、お客さんと・・打ち合わせする時あるんですけどお、
加藤諦三:
はい
相談者:
でえ、わたしはあ、仕事お・・完全に分かってるんだけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
なんかお客さんの前で、
「分かる?・・こうこうこうだよ」って言われてえ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、実際はあ・・お客さんいない時はあ・・えっとお、そういう事一切言わないんです。
加藤諦三:
ああ、はあ、はあ、そうすると、営業してる時、まあ、なたとご主人と一緒にいるわけですね?
相談者:
・・そうです。
加藤諦三:
で、お客さんがいる。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、そのご主人からあなたに「分かる?」・・って聞かれると、それが物凄くあなたには堪えるわけですね?
相談者:
そうですね。
実際は、
加藤諦三:
ええ
相談者:
いない時は、同じ状況でも、
加藤諦三:
ええ
相談者:
「こうこうこうって分かる?」って、聞かないんですよ。
加藤諦三:
あー、ん
相談者:
でえ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
お客さんいるとお・・
加藤諦三:
ええ
相談者:
営業マンいる時は、
加藤諦三:
ええ
相談者:
言われちゃうんですよ。
加藤諦三:
はい・・はい
相談者:
はい。
でえ、実は・・わたし、二十歳に日本に来たんですよ。
それで、やっぱ、言葉のお・・壁が結構あったんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
まあ、ここまで、もう23年間で、頑張ったけど、
加藤諦三:
うんー
相談者:
分かってるのに、
加藤諦三:
うん
相談者:
わざわざまた聞くのは、
加藤諦三:
うん
相談者:
ちょっと馬鹿にされてんの、気分なんですよ。
加藤諦三:
うーん。分かりました、そしてその、まず「言葉の暴力」って言った時、一番前に出て来たの、その「分かる?」っていうあれだけど、その他に、ん、どういう事があります?
相談者:
その他は、
加藤諦三:
うん
相談者:
この前、旦那が飲み会があって、
加藤諦三:
うん
相談者:
でえ・・すごく調子乗っちゃって、裸になっちゃったみたいんですよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
それで・・帰って来て、喜んで、たんですよ。
加藤諦三:
うん
相談者:
でも、聞く方が、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分の旦那、そんなに・・大勢の前で裸になって・・
加藤諦三:
うん
相談者:
なんか・・怒りたい気持ちが治まんなくて、
加藤諦三:
うん
相談者:
だからそれは、その言葉の暴力と、これとお、結局全部重ねちゃって、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分が前が向けれなくて。
毎日は、元気じゃなくて。
加藤諦三:
うーん、ん・・
相談者:
で、どうやったら・・
加藤諦三:
うーん
相談者:
自分が前に向けれるかな?と思ってて。
加藤諦三:
うーん・・ああ・・そのお、あなたの・・こ日本に来る前ね?、なんか、人前で裸になることが、で、非常に屈辱が・・を感じるというような、そういう・・ぶん、文化というか、あ、あなた自身・・
相談者:
あまり・・
加藤諦三:
あ・・
相談者:
あり得ない事なんですけど。
加藤諦三:
あ・・あり得ない事だったわけね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
はいはいはいはい・・あなたにとっては耐え難い屈辱感なわけね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、これはあ、よく、そのあなたの中では分かるわけですね?、その分かるって例えば、言った時ね?
相談者:
はい
加藤諦三:
「分かる?」っいう言葉あ、は、同じだけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
馬鹿にする時に言う事もあれば・・
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
相手に対する親切、愛情から言うっていう事もあるって、そこら辺は分かる?
相談者:
そこら辺は分かります。
加藤諦三:
そいで・・あなたが、日本に来る前に・・人間関係の中で、
相談者:
はい
加藤諦三:
凄い屈辱感っていうものを味わったって事はあります?
相談者:
・・ありました。
加藤諦三:
例えばどんな事?
相談者:
えっと、自分は・・向こうにいた時の・・
加藤諦三:
うん
相談者:
彼氏がいるんですよ。
その彼氏が、
加藤諦三:
うん
相談者:
自分の、親友が、
加藤諦三:
うん
相談者:
奪われた。
加藤諦三:
あー・・という事は、屈辱と言うより、こう人が信じられなくなってるわけね?
相談者:
・・まあ、それえ・・から、ずっとあまり、人に信用するのは・・あんまり、できない・・ま、でも、やっぱ家族としては・・ちょっと信頼関係が、必要かなと思ってて、ちゃんと言ってるけど。
旦那が、
「俺、そんな気持ちない」って言ってるんですよ。
加藤諦三:
うーん、なるほどね。
つまり・・家族が信じられれば、生きて行かれると。
相談者:
・・
加藤諦三:
だけどその家族・・の中で、今・・あなたが言ってるような・・
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお・・あなたの言葉で言うと言葉の暴力ね?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・それが・・一つが原因じゃなくて恐らく色んーな事が原因になってるんだと思いますよ。
相談者:
そうですね・・(涙声)
加藤諦三:
んええ、その言葉の暴力以外に夫との関係。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
もう、色ーんな事がたくさんあって・・
「言葉の暴力で、苦しんでます」て言うよりも・・
「もうわたしどうしていいか分からない、助けてえ」っていうような・・ことなのかな?
相談者:
(鼻をすする)そうですね、はい(泣き)
加藤諦三:
はい。分かりました。今日はあのお・・スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)